授業コード 30037806 単位数 2
科目名 ゼミナールⅠ クラス 06
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 十河 隼人 配当年次 *下表参考

授業の題目 ゼミナールⅠ
学修の概要  皆さんはおそらく、刑事法についてある程度の学修を積んできたと思います。しかし、刑事法の世界は、教科書から垣間見えるよりもさらに深く広がっています。

 教科書レベルから研究書・論文レベルへと視野を広げて、自分自身で問題を設定して刑事法の研究にチャレンジすることは、刑法に関する皆さんの常識を「相対化」し、ひいては、異なる(法)文化・価値観に対してオープンな、幅広い視野を備えた人物に成長するための、とてもよい機会になります。

 そこで本ゼミでは、本ゼミでは、3年次春から同級生どうしで研究班(3人1班)を組み、刑法または刑事政策の範囲内で任意の研究テーマを設定して共同研究を行い、少なくとも半期に1回、研究発表を行ってもらいます。研究発表の後には、発表者のみならずゼミ生全員で、研究の内容や方向性について議論します。また、研究計画の立て方や文献探索の方法についても適宜レクチャーや実践を行う予定です。
学修の到達目標 1. 刑法または刑事政策の特定テーマを深く掘り下げて調べ、基本的な研究調査能力を身につける。
2. 研究発表を行い、多様な情報を論理的に整理して他者にわかりやすく伝えるプレゼン能力を身につける。
3. 異なる価値観をもつ人々と意見交換をすることで、議論と人的交流の基本的素養を身につける。
授業計画 第1回 ガイダンス:授業の進め方、担当者の割り当て
  授業全体の流れを把握し、翻訳の担当範囲を割り振る
第2回 4年生中間発表①
 3年生:中間発表を聞き、質問・議論を通じて、発表の方法を学ぶ
 4年生:中間発表を行い、教員・ゼミ生からのフィードバックを得て研究の方向性を定める
第3回 テーマの決め方
 3年生:研究テーマの決め方やアイデアの出し方を知る
 4年生:3年生へのアドバイスを通じて、テーマ決めの方法論をより深く理解する
第4回 4年生中間発表②
 3年生:中間発表を聞き、質問・議論を通じて、発表の方法を学ぶ
 4年生:中間発表を行い、教員・ゼミ生からのフィードバックを得て研究の方向性を定める
第5回 文献の探し方
 3年生:図書館やインターネットを用いた文献探索の方法を確認し、実際に探してみる
 4年生:3年生へのアドバイスを通じて、文献探索の手法をより深く理解する
第6回 4年生中間発表③
 3年生:中間発表を聞き、質問・議論を通じて、発表の方法を学ぶ
 4年生:中間発表を行い、教員・ゼミ生からのフィードバックを得て研究の方向性を定める
第7回 研究計画の作り方
 3年生:研究計画の作り方を知り、これまでのアイデアを計画の形にまとめてみる
 4年生:3年生へのアドバイスを通じて、研究計画の作り方をより深く理解する
第8回 4年生中間発表④
 3年生:中間発表を聞き、質問・議論を通じて、発表の方法を学ぶ
 4年生:中間発表を行い、教員・ゼミ生からのフィードバックを得て研究の方向性を定める
第9回 研究ツールの使い方
 3年生:様々な研究ツールの存在を知り、実際に使ってみる
 4年生:3年生へのアドバイスを通じて、研究ツールの使い方をより深く理解する
第10回 3年生テーマ発表①
 3年生:研究テーマと研究計画について発表し、次年度における研究の方向性を定める
 4年生:3年生へのアドバイス・議論を通じて、批判的かつ教育的な聞き手としての能力を身につける
第11回 3年生テーマ発表②
 3年生:研究テーマと研究計画について発表し、次年度における研究の方向性を定める
 4年生:3年生へのアドバイス・議論を通じて、批判的かつ教育的な聞き手としての能力を身につける
第12回 3年生テーマ発表③
 3年生:研究テーマと研究計画について発表し、次年度における研究の方向性を定める
 4年生:3年生へのアドバイス・議論を通じて、批判的かつ教育的な聞き手としての能力を身につける
第13回 3年生テーマ発表④
 3年生:研究テーマと研究計画について発表し、次年度における研究の方向性を定める
 4年生:3年生へのアドバイス・議論を通じて、批判的かつ教育的な聞き手としての能力を身につける
第14回 3年生テーマ発表⑤
 3年生:研究テーマと研究計画について発表し、次年度における研究の方向性を定める
 4年生:3年生へのアドバイス・議論を通じて、批判的かつ教育的な聞き手としての能力を身につける
第15回 まとめ(オンデマンド)
  授業の中で得た様々な知識をワークシートにまとめて、全体の立体的な理解を獲得する
授業外学習の課題 事前学修(1時間程度。発表担当の回は4時間程度):報告担当者は、発表の準備をお願いします。また、発表担当でない受講生も、発表後の議論の中で行いたい質問や話したい話題を考えておいてください。

事後学修(2時間程度):発表と授業での議論を思い出しながら、関連するニュースや文献を調べて知識を収集し、扱ったテーマについての理解を深めてください。
履修上の注意事項 *報告の担当箇所は第一回の授業で決定します。
*この授業ではMoodleを利用します。授業資料等はMoodleにアップロードします。
*ブレンド型授業を実施します。(Moodle)
*公認欠席制度の配慮内容は以下の通りです。
・公認欠席は、成績評価において出席と同等に扱います。
・公認欠席時の資料等については、Moodleコース上にデータを提示します。
成績評価の方法・基準 発表の完成度(80点)、議論への取り組み(20点)を総合的に評価します。
テキスト 特に指定しません。
参考文献 授業中に指示します。
主な関連科目 各種の刑事法科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
アポイントを取って頂ければ、フィードバック、質問、相談等には随時対応します。その他、メールやMoodle等による相談にも対応します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
法学部法律学科(演習) FLLA30801 2023~2023 3・4
法学部法律学科(演習) 31400 2024~2025 3・4