| 授業コード | 24015200 | 単位数 | 2 |
| 科目名 | カルチュラル・スタディーズ演習B(イデオロギーと人種) | クラス | |
| 履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
| 担当者 | 野村 浩也 | 配当年次 | *下表参考 |
| 授業の題目 | カルチュラル・スタディーズの理論的基礎と社会学的感受性 |
| 学修の概要 | カルチュラル・スタディーズは、人種差別に抵抗する文化的闘争のなかで誕生した。音楽・映像・文学・思想等を通した文化的運動が、差別に対抗する手段として、きわめて重要な役割をはたしてきたことは、「文化を武器にする」ということばで表すことができる。特に、黒人文化においてその傾向は顕著であり、ステュアート・ホールという黒人研究者によって創始されたカルチュラル・スタディーズは、「運動する学問」「学問する運動」として発展してきたといえよう。 後期の本演習では、前期のカルチュラル・スタディーズ演習Aにおける学習をふまえて、社会学的感受性を向上させる方法について探求する。 |
| 学修の到達目標 | 社会学的感受性についての理解を深め、学生生活の分析や日常的な学びに活用できるようになる。 |
| 授業計画 | 第1回 | 9/23㊗︎ イントロダクション |
| 第2回 | 9/30 論文の書き方 | |
| 第3回 | 10/7 研究論文とは何か | |
| 第4回 | 10/14 人種とは何か | |
| 第5回 | 10/21 人種は存在するのか | |
| 第6回 | 10/28 イデオロギーとは何か | |
| 第7回 | 11/11 イデオロギーとしての人種 | |
| 第8回 | 11/18 人種主義とは何か | |
| 第9回 | 11/25 社会学的感受性 | |
| 第10回 | 12/2 社会学的感受性と脱イデオロギー | |
| 第11回 | 12/9 存在と当為 | |
| 第12回 | 12/16 事実と信念 | |
| 第13回 | 1/6 自分を知るということ | |
| 第14回 | 1/13 自分の無知を知るということ | |
| 第15回 | 1/20 研究とは何か |
| 授業外学習の課題 | ・事前学習(2時間程度もしくはそれ以上):必読文献(「教科書」)を精読すること。その上で、発表を担当する場合は原稿もしくはレジュメ作成のために時間をかけて準備すること。 ・事後学習(2時間程度):授業ノートや発表レジュメを再読し、考えたことを可能なかぎり文章として書き残しておくこと。 |
| 履修上の注意事項 | ・対面授業を実施する。 ・無断欠席しないこと。 ・公認欠席時の資料は後日配付する。 |
| 成績評価の方法・基準 | 発表(40%)、授業への取り組み(20%)、期末レポート(40%)で評価する。 |
| テキスト | 授業開始日に提示する。 |
| 参考文献 | エドワード・サイード『オリエンタリズム』平凡社 フランツ・ファノン『地に呪われたる者』みすず書房 マルコムX『マルコムX自伝(上・下)』中央公論新社 ポール・ギルロイ『ブラック・アトランティック』月曜社 屋良朝博『誤解だらけの沖縄・米軍基地』旬報社 野村浩也『増補改訂版 無意識の植民地主義』松籟社 |
| 主な関連科目 | 文化社会学、カルチュラル・スタディーズ |
| オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
(1)授業時間中に質問の時間を設ける。 (2)授業時間終了後は教室および研究室にて随時質問を受け付ける。 (3)発表やレポートに対しては授業時間中にフィードバックする。 |
| 所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
| 知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
| 人文学部人間関係学科社会学専攻(専門演習科目) | FHHS34310 | 2017~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
| 人文学部人間関係学科社会学専攻(専門演習科目) | FHHS34310 | 2023~2023 | 2・3・4 | - | ○ | - | ○ | ○ |