授業コード 24014400 単位数 2
科目名 国際社会学演習B(西欧とアジア) クラス
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 高田 峰夫 配当年次 *下表参考

授業の題目 ホワイトカラーの変化とこれからの時代
学修の概要  世界ではグローバル化が進んでいます。また、生成AIの登場と共に急激に社会も変化しています。その中で、これまで大卒の人々が主につく仕事とされてきたホワイトカラーが危機にさらされている、という説があります。しかも、これは洋の東西を問わず、先進国では(また中進国でも)共通の問題だ、との主張もあります。本当だとしたら大きな問題ですね。
 ということで、この授業ではグローバル化とAIの進展がホワイトカラーに与える影響を考えてみたいと思います。まずは、その現状と予測について識者の議論を聞いてみましょう。次いでそれに関する雇用と労働の変化、新しい傾向、等についても見てみましょう。その上で、では、どのような対処法があるのか、についても検討してみたいと思います。
学修の到達目標 ホワイトカラーをめぐる近年の変化について、一定の理解をすることができる。
その上で、自分の人生について反省的に捉えることができれば、なお良い。
授業計画 第1回  とりあえずは以下のような進め方をする予定です。ただ、後期の授業ですので、まだ細部は決まっていません。また、今後の社会状況の変化で、取り上げるトピックは変わる可能性があることを承知しておいてください。

はじめに:教員からの簡単な導入
第2回 ホワイトカラーとは
第3回 ホワイトカラーのこれまで
第4回 ホワイトカラー消滅?
第5回 労働と社会
第6回 労働と法
第7回 「日本型」雇用
第8回 ジョブ型雇用
第9回 ジョブ型は浸透するのか?
第10回 スタートアップ
第11回 オルタナティヴ
第12回 リスキリング
第13回 今できること
第14回 これからすべきこと
第15回 まとめ
授業外学習の課題  全員出席して毎回議論するのが授業なので、その前に、毎回テキストの当該部分を熟読してくることが求められます。さらに、可能であれば、その部分に関連した情報を本や新聞、インターネット等で探して理解を深めることも期待されます。事前・事後学習に最低4・5時間程度は確保するようにしましょう。
 また、交代して報告するので、担当回の前には、報告に向けてレジュメの作成を始めとする報告のための準備が必要になります。
履修上の注意事項 授業はゼミ形式です。毎回の出席が前提で、その上で報告と議論を基に授業を進めます。したがって積極的に参加する姿勢が求められます。特別な予備知識を必要とはしませんが、「考える」ことが何よりも重要です

参加が前提ですから、ただ来て、座っているだけ、という人に対しては厳しい評価を下す、と予告しておきます。

なお、公認欠席等の場合には、資料は次の回に配布します。
成績評価の方法・基準 毎回交代で準備する報告資料(20%)、報告の内容(20%)、議論への参加の程度(30%)、議論のテーマに関連した思考・調査(30%)等を総合的に判断して評価します。
テキスト とりあえず、以下のもので始めたいと思います。

富山和彦『ホワイトカラー消滅』NHK出版新書
他は授業を進める中で指示します。
参考文献 多数ありますが、とりあえず以下のものを参考にしてみてください。残りは、必要に応じて授業内に指示します。

大内伸哉『君の働き方に未来はあるか?』光文社新書
濱口桂一郎『ジョブ型雇用社会とは何か』岩波新書
加藤雅俊『スタートアップとは何か』同
後藤宗明『自分のスキルをアップデートし続けるリスキリング』JMAM
梅田望夫・飯吉徹『ウェブで学ぶ』ちくま新書
坂田幸樹『機能拡張』クロスメディア、他
主な関連科目 国際社会学演習A
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
 少人数の授業ですので、授業内に質問をしてください。答えるのに時間が必要な場合は、翌週の授業時間内に答えるようにします。積極的に質問する姿勢を期待し、なおかつ質問は歓迎します。
 授業に関連した相談事項は、可能な場合には授業前後に相談に応じます。ただし、プライバシー等の観点から必要と思われる場合には、それ以外の時間に、事前に時間調整の上で、相談に来てください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文学部人間関係学科社会学専攻(専門演習科目) FHHS34300 2017~2022 2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(専門演習科目) FHHS34300 2023~2023 2・3・4 - -