| 授業コード | 24010500 | 単位数 | 2 |
| 科目名 | 社会問題の社会学演習(社会的排除/包摂) | クラス | |
| 履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
| 担当者 | 仁井田 典子 | 配当年次 | *下表参考 |
| 授業の題目 | 社会的排除/包摂から現代社会を考察する |
| 学修の概要 | 社会問題の社会学とは「これが問題である」とクレイムや異議を申し立てる社会成員やグループ、メディアなどによる主観的な活動がせめぎ合って構築されていく「社会問題の構成過程」を明らかにしていく学問です。 実際にどのような社会的排除/包摂がおこなわれているのかについてみていくことにより、現代社会の特徴について履修者のみなさんと一緒に考えていきたいと思います。 |
| 学修の到達目標 | 社会問題を社会学的に理解し、説明できるようになる 現代社会における社会的排除/包摂について理解し、その特徴について説明できるようになる |
| 授業計画 | 第1回 | イントロダクション:社会問題とはなにか 社会問題を社会学的に理解できる |
| 第2回 | 社会問題の社会学的定義をみいだす 社会問題の社会学的定義をみいだすことができる |
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| 第3回 | 「自己責任か社会問題か」構成をめぐるせめぎ合い 「自己責任か社会問題か」構成をめぐるせめぎ合いについて理解できる |
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| 第4回 | 社会問題の不可視化を考察する―ドキュメント分析を用いて 社会問題の不可視化について理解できる |
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| 第5回 | 社会問題の可視化を考察する 社会問題の可視化について理解できる |
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| 第6回 | 個人化社会における社会的排除のメカニズム どのようにして個人化社会において社会的排除が行なわれているのかについての知識を得る |
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| 第7回 | 個人化社会における生きにくさ 個人化社会における生きにくさとはどのようなものなのかについて理解できる |
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| 第8回 | 個人化社会における貧困と生きにくさ―インタビュ―データを用いて 個人化社会において貧困と生きにくさがどのように結びついているのかについて理解できる |
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| 第9回 | 家族・雇用・地域コミュニティにおける社会的排除―生活史のデータを用いて 家族や雇用、地域コミュニティにおいてどのようにして社会的排除が生じているのかについて理解できる |
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| 第10回 | 個人の生きにくさを社会問題として構成する―参与観察調査のデータを用いて 個人の生きにくさを社会問題として構成するための知識を得る |
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| 第11回 | ジェンダーによる社会問題の構成の違い―参与観察調査のデータを用いて 社会問題の構成のされ方がジェンダーによって異なることを理解できる |
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| 第12回 | 世代による社会問題の構成の違い―参与観察調査のデータを用いて 世代により社会問題の構成のされ方に違いがあることを理解できる |
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| 第13回 | 「クレイムにならないクレイム」としての「個人化社会における生きにくさ」 「クレイムにならないクレイム」とは何か、「個人化社会における生きにくさ」とどのように関連しているのかについて理解できる |
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| 第14回 | 「個人化社会における生きにくさ」をめぐる新しい社会活動(社会運動) 「個人化社会における生きにくさ」が新しい社会運動とどのように関連しているのかについて理解できる |
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| 第15回 | 「個人化社会における生きにくさ」を社会問題として構成するための課題 これまでの授業を振り返り、「個人化社会における生きにくさ」を社会問題として構成するための課題について述べることができる |
| 授業外学習の課題 | 毎回課題に取り組んでレポートを作成し、講義へ参加すること。 |
| 履修上の注意事項 | 公認欠席は欠席としてカウントしませんが、出席にはなりません。 毎回課題に取り組んでレポートを作成し、講義で報告してもらいます。 |
| 成績評価の方法・基準 | 講義での報告(30%)とレポート(70%)で総合的に評価します。 |
| テキスト | 授業開始までに指示します。 |
| 参考文献 | |
| 主な関連科目 | |
| オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問や相談については、授業後またはメールにて対応します。 |
| 添付ファイル | 2025講義ルーブリック(学部).pdf | 説明 | ルーブリック |
| 所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
| 知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
| 人文学部社会学科(専門演習科目) | 24400 | 2024~2025 | 2・3・4 | - | ○ | - | ○ | ○ |