授業コード | 24002900 | 単位数 | 2 |
科目名 | 社会調査論Ⅱ(統計学) | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 伊藤 泰郎 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 社会調査の分析に必要な統計学を学ぶ。 |
学修の概要 | サンプリング調査で得られた知見を母集団に一般化するために必要な推測統計に関する科目である。具体的には、確率論の基礎、確率分布、母集団と標本、点推定と区間推定、統計的検定の理論、平均や比率の差の検定、クロス集計とカイ二乗検定、回帰分析や分散分析の基礎などについて、電卓で計算をしながら学ぶ。 |
学修の到達目標 | 量的調査の分析に必要な推測統計の基礎を習得する。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス:記述統計と推測統計 量的調査のサンプリングと推測統計について理解する。 |
第2回 | 基本統計量 基本統計量や度数分布、階級値などについて理解する。 |
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第3回 | データの散らばりと相関係数 分散・標準偏差・標準得点や相関係数などについて理解する。 |
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第4回 | 確率変数と確率分布 順列や組み合わせにも触れつつ、確率分布について理解する。 |
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第5回 | 正規分布 正規分布とその活用方法について理解する。 |
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第6回 | 不偏推定量 推測統計の基本である不偏推定量について理解する。 |
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第7回 | 統計的推定 点推定や区間推定、必要な標本数の計算方法について理解する。 |
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第8回 | 統計的検定 仮説検定の論理や片側検定・両側検定の方法について理解する。 |
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第9回 | 中間まとめと試験 | |
第10回 | t分布 t分布を用いた検定や推定について理解する。 |
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第11回 | 平均値・比率の差の検定 グループ間の平均値や比率の差の検定の方法について理解する。 |
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第12回 | クロス表の検定 カイ二乗検定やそれに必要な条件について理解する。 |
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第13回 | クロス集計表の様々な分析 厳密検定・クラメールの連関係数・ガンマ係数などについて理解する。 |
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第14回 | 分散分析 分散分析やF検定、イータ二乗係数などについて理解する。 |
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第15回 | 回帰分析 回帰分析や決定係数、標準化回帰係数などについて理解する。 |
授業外学習の課題 | 授業で毎回行う課題は必ずやった上で次の授業に臨むこと。また、授業外の課題として指示したものは期限までに必ず提出すること。 |
履修上の注意事項 | ・社会調査士カリキュラムのD科目である。 ・電卓を毎回持参すること。 ・公認欠席は出席にはならない。 ・一定の出席を満たさなければ単位修得はできない。 ・公認欠席時の資料は後日配布する。 |
成績評価の方法・基準 | 中間試験:50%、定期試験:50% |
テキスト | 使用しない。授業において参考文献やその中での該当箇所を適宜指示する。 |
参考文献 | 林拓也編『社会統計学入門 (三訂版)』放送大学出版協会(2024) 神林博史・三輪哲『社会調査のための統計学(改訂新版)』技術評論社(2024) 片瀬一男・阿部晃士・高橋 征仁『社会統計学ベイシック』(2015) 白砂堤津耶『例題で学ぶ初歩からの統計学 (第2版)』日本評論社(2015) 津島昌寛・山口洋・田邊浩編『数学嫌いのための社会統計学 (第3版)』法律文化社(2023) |
主な関連科目 | 社会調査方法論、社会調査論Ⅰ(資料・データ分析)、量的社会調査法(多変量解析) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業中や授業後に受け付けます。メールでも対応します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人文学部社会学科(社会調査関連科目) | 24300 | 2024~2025 | 2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |