授業コード | 24000901 | 単位数 | 2 |
科目名 | 社会学研究法 | クラス | 01 |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 狩谷 あゆみ | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 卒業研究の準備とキャリア形成 Preparation for graduation research and career development |
学修の概要 | この授業では、社会学科で必須となっている卒業研究の準備のために、社会学的な知をどのように創造していくかに関する方法を修得します。また、卒業研究のテーマが卒業後の進路や生活に活用できることをめざして、「生活」「仕事」「働き方」などを自ら構想するときに、社会学的な視角や方法論をいかに活用できるかを考えることがこの授業のもう一つの目的です。すなわち、社会学科の教育目標の一つであります「社会学を学ぶことを通じて、自分自身が身につけた社会の見方を、これから生きていく将来の社会に活かし、さらに、未来を切り開いていくことに役立つような知識と方法を見つけ出していくこと」を深めていくということになります。 |
学修の到達目標 | 1.卒業研究の準備のため、テーマ設定の方法、文献、資料の収集方法、レポートの書き方などを習得すること。 2.社会学科で学んだ知識と方法を、卒業後のキャリア形成を含めた人生設計にどのように活用し応用するのかを自ら考案する力を身につけること。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション 授業の進め方を理解する。 |
第2回 | 「研究」とは何か―卒業研究の準備のために 卒業研究の流れを知り、社会学の研究の方法について理解する。 |
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第3回 | 研究倫理【オンデマンド授業】 調査・研究・卒業研究作成の遂行にあたり、研究倫理とは何かを理解する。 |
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第4回 | 「問い」「主張」とは何か 論文の要素として必須の「問い」の立て方、「主張」の展開のしかたを理解する。 |
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第5回 | 文献/資料の探し方ー文献検索ガイダンス 研究のために必要な文献・資料の検索方法を習得する。 |
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第6回 | 参考文献リストの作成法 引用文献の表示方法や参考文献リストの作成法を習得する。 |
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第7回 | 「資料」とは何か 社会学の研究において使用する多様な資料の種類について理解する。 |
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第8回 | 「調査」とは何か データ収取のための調査実施に必要なことを理解する。 |
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第9回 | 大学での研究と職業選択―家庭裁判所調査官 社会学の専門科目に関連する職業選択の事例として家庭裁判所調査官の仕事について理解する。 |
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第10回 | 個人研究テーマの設定【オンデマンド授業】 個別の研究テーマの設定の方法について理解する。 |
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第11回 | 研究計画書の作成Ⅰ―問題の所在 研究計画書作成に向けて肝となる問題設定を各自実践してみる。 |
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第12回 | 研究計画書の作成Ⅱ―方法論 研究における方法論とは何かを理解する。 |
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第13回 | 研究計画書の作成Ⅲ―データ収集法 研究計画書作成にあたり、各自の研究に必要なデータ収集法について検討する。 |
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第14回 | 研究計画書の作成Ⅳ―参考文献リスト作成 研究計画書作成にあたり、実際に文献・資料を収集して参考文献リストを作成してみる。 |
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第15回 | これまでの授業のまとめ 各自が作成した研究計画書を授業における成果として提出する。 |
授業外学習の課題 | 事前学修(2時間程度):毎講義の最後に次回の講義テーマを発表するので、各自でできる限り調べて予備知識を集めておき、関係する事柄について調べておくこと 事後学修(2時間程度):講義中にわからなかった用語については、次回までに各自で調べること 講義のなかで読むことを求められた文献は必ず事前に読んで理解するようにしてください。また、授業に関連した小レポートなどを課すことがありますので、準備を怠らないようにしてください。 指示された参考文献や資料などは必ず事前に読んでおいてください。読んであるものとみなして授業をします。 |
履修上の注意事項 | ※本講義で使用する資料等は、Moodleにてダウンロードできるようにします。 提出物やレポートなどは必ず指定された期限内に提出してください。 授業用の配布資料や課題などは、Moodleに掲載することがありますので、確認してください。 小テストやプレゼンテーション時に公認欠席となる場合、追試や代替措置で対応します。 第3回、第10回に予定しているオンデマンド授業はMoodleを使用します。 |
成績評価の方法・基準 | 授業への取り組み(60%)、授業内で課す数回の小レポートおよび最終レポート(40%)を総合的に評価します。受講態度、欠席などにより減点する場合があります。 |
テキスト | 授業内で適宜指示します。 |
参考文献 | ケイン樹里安,上原健太郎編著,2019,『ふれる社会学』北樹出版 上野千鶴子 2018 『情報生産者になる』 筑摩書房 佐藤郁哉 2024 『リサーチ・クエスチョンとは何か?』 筑摩書房 渡辺潤+宮入恭平編著,2013,『「文科系」学生のレポート・卒論術』青弓社 |
主な関連科目 | 社会学理論 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問は、授業時間内でも受け付けますし、授業後は、メールでの対応をします。ミニッツペーパーや課題のフィードバックは、授業内あるいは授業後に随時対応します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人文学部社会学科(理論・方法に関する科目) | 24300 | 2024~2025 | 2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |