授業コード 24000402 単位数 2
科目名 社会学方法論 クラス 02
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 佐藤 量 配当年次 *下表参考

授業の題目 質的研究の理論と方法
学修の概要 この授業では、社会学における質的研究の理論と方法について学びます。フィールドワークやインタビューなどの質的調査の方法論を学び、データを収集・分析するスキルを習得します。また、質的研究をめぐる倫理的問題(被調査者の人権保護やインフォームド・コンセントの重要性など)についても理解し、調査過程における適切な倫理的配慮の重要性を学びます。
学修の到達目標 質的研究の基本的な理論と方法を理解することができる。
質的研究における倫理的問題の理解を深め、研究過程で倫理的な配慮ができるようになる。
授業計画 第1回 イントロダクション:質的研究とは何か?
授業の進め方を理解する。質的研究という方法論を知る。
第2回 質的研究の役割と意義
人を対象とする研究の役割と意義を理解する。
第3回 なぜフィールドワークをするのか?
フィールドワークの理論的な枠組みを理解する。
第4回 フィールドワークの準備
フィールドワークを実施するために必要なアポイントメントや事前準備の重要性を理解する。
第5回 フィールドワークの方法
フィールドワークを実施するために必要な調査計画の立て方を学ぶ。
第6回 インタビューの理論
社会学におけるインタビューの理論を理解する。
第7回 インタビューの方法
社会学におけるインタビューの方法論を理解する。
第8回 質的データ整理と分析
フィールドワークで得た文字資料の分析に必要なことを理解する。
第9回 質的データ整理と分析
フィールドワークで得たインタビューデータの分析に必要なことを理解する。
第10回 調査地被害とは何か?
質的調査を実施する上で、研究倫理とは何かを理解する。
第11回 医学研究と生命倫理
質的調査をめぐって研究倫理がどのように議論されてきたかについて理解する。
第12回 インフォームド・コンセントとは何か?
人を対象にした調査をする上で重要な研究倫理について理解する。
第13回 調査成果のまとめと発表
調査で集めたデータをまとめる方法について理解する。
第14回 プレゼンテーションの技法
分析したデータを発表するために技法を学ぶ。
第15回 本授業のまとめ
質的研究の魅力と可能性を理解する。
授業外学習の課題 2時間程度の事前学習。授業前にテキストや参考資料を予習して授業に臨んでください。
2時間程度の事後学習。授業ノートをまとめ、講義内でわからなかった事例や用語を調べてください。
履修上の注意事項 本講義は連続で受講することによって理解を深めていくため、毎回出席をとります。
授業計画は状況によって前後、もしくは若干の変更が伴う可能性があります。
欠席が6回以上の場合は失格とし、評価の対象に含めません。
公認欠席は、資料配付等の配慮は行いますが、欠席扱いとなります。
成績評価の方法・基準 毎回の授業の最後に提出する小レポート(40%)及び期末レポート(60%)を総合し100%で評価します。
テキスト 授業内で適宜指示します。必要に応じて資料およびレジュメを配布します。
参考文献 岸政彦・石岡丈昇・丸山里美編『質的社会調査の方法:他者の合理性の理解社会学』有斐閣ストゥディア、2016年
宮本常一・安渓遊地『調査されるという迷惑:フィールドに出る前に読んでおく本』みずのわ出版、2008年
桜井厚『インタビューの社会学:ライフストーリーの聞き方』せりか書房、2002年
その他、適宜授業中に掲示します。
主な関連科目 マイグレーション・スタディーズ、マイグレーション・スタディーズ演習、比較社会学演習
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義内容に関する質問は、授業時間内および講義終了後に対応します。メールでも受けつけています。
添付ファイル ☆シラバス用ルーブリック.pdf 説明

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文学部社会学科(理論・方法に関する科目) 24200 2024~2025 1・2・3・4 - - -