授業コード 24000401 単位数 2
科目名 社会学方法論 クラス 01
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 田中 慶子 配当年次 *下表参考

授業の題目 社会学の分析方法──構築主義的アプローチ
学修の概要 本講義では、社会学という学問において社会問題を捉える際の基礎的な知識・方法論となる“構築主義的アプローチ”を理解することを目的とする。具体的には、現代日本社会における様々な社会問題(イジメ、ブラック企業、精神疾患者数の増加、ハラスメントなど)が、社会のメンバーによって構成され、変えられ、再構成されていくとともに、社会政策もまた作られ、変化し、再構成されていくことを理解する。
学修の到達目標 社会学の方法論である“構築主義的アプローチ”を習得し、現代日本における様々な社会問題について考察・分析できるようになる。
授業計画 第1回 イントロダクション:講義の概要、履修上の注意事項について
講義の概要、履修上の注意事項について理解できる
第2回 社会問題と社会政策
社会問題と社会政策について理解できるようになる
第3回 社会問題の「機能的定義」
社会問題の「機能的定義」を理解できるようになる
第4回 社会問題の「規範的定義」
社会問題の「規範的定義」を理解できるようになる
第5回 社会問題と逸脱:ラベリング理論
ラベリング理論について理解できるようになる
第6回 社会問題と社会構成員
社会問題と社会構成員について理解できるようになる
第7回 構築主義的アプローチについて①クレイム申し立て活動
クレイム申し立て活動について理解できるようになる
第8回 構築主義的アプローチについて②社会問題の定義
社会問題の定義について理解できるようになる
第9回 構築主義的アプローチについて③政策・ルールとの関連性
社会問題と社会政策・ルールの関連性について理解できるようになる
第10回 構築主義的アプローチについて④社会問題および政策の構成と再構成
社会問題および政策の構成と再構成について理解できるようになる
第11回 構築主義的アプローチを用いて社会問題を分析する①──ニュースを事例に
ニュースを事例に構築主義的アプローチを用いて社会問題を分析できるようになる
第12回 構築主義的アプローチを用いて社会問題を分析する②──問題構築過程の分析解説
問題構築過程の分析解説を理解できるようになる
第13回 構築主義的アプローチを用いて社会問題を分析する③──映像を事例に
映像を事例に構築主義的アプローチを用いて社会問題を分析できるようになる
第14回 構築主義的アプローチにおける言説の捉え方──主観性と客観性
言説を扱う際の主観性と客観性について理解できるようになる
第15回 まとめ
「社会学の分析方法──構築主義的アプローチ」を理解・説明できるようになる
授業外学習の課題 (事前学修2時間程度)社会問題として何が取り上げられているのか、新聞やテレビなどで情報収集しておくこと。講義内で示された事例や内容について説明できるようにしておくこと。
(事後学修2時間程度)講義内でわからなかった事例や用語を調べること
履修上の注意事項 本講義は連続で受講することによって理解を深めていくため、毎回出席をとる。欠席は減点する。公認欠席は出席として扱わない。
他の受講生に迷惑になるような私語、スマートフォンの使用は禁止。(受講態度によって減点、単位を落とすことになるので注意すること)。
複数回のレポート、小テスト課題を講義時間内外において作成する。提出期限を厳守すること。提出期限外は受け付けません。
授業計画は状況によって前後、もしくは若干の変更が伴う可能性がある。
成績評価の方法・基準 課題レポートおよび小テスト(80%)、受講態度(20%)を総合し、100点で評価する。欠席は減点する。
テキスト 特に使用しない。必要に応じて、適宜資料およびレジュメを配布する。
参考文献 キツセ&スペクター『社会問題の構築──ラベリング理論をこえて』マルジュ社
田中慶子・中根光敏『社会学する原動力』松籟社など
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義終了後、対応する
添付ファイル 2025講義ルーブリック.pdf 説明 レポート、課題、小テストの評価

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文学部社会学科(理論・方法に関する科目) 24200 2024~2025 1・2・3・4 - - -