授業コード 20095000 単位数 2
科目名 通訳演習Ⅲ(同時通訳) クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 石塚 浩之 配当年次 *下表参考

授業の題目 通訳演習III(同時通訳)
学修の概要  この授業は通訳プログラムのStep 3に位置付けられる。Step 2で培った知識とスキルを活用し、実務を想定した通訳演習を行う。授業では、実務に必要な最低限の表現を習得すると同時に、日本語・英語での音声コミュニケーション能力の向上を目指す。通訳の方式としては、逐次通訳を基本とするが、並行して同時通訳の演習も行う。
 授業は同時通訳システムを備えたCALL教室を使用するが、近年のAI技術の発達を踏まえ、AIを活用した通訳訓練法についても考え、自律的な学習習慣を養う。
学修の到達目標 1. 通訳訓練を取り入れた自律的な学習を継続する。
2. 実務で必要とされる基本的な知識を英語・日本語の双方で習得し、TOEIC600以上を達成する。
3. 実務を想定した簡単な逐次通訳を実践する。
4. 同時通訳の訓練を継続する。
授業計画 第1回 TOEIC と通訳訓練:仕事で英語を使うとは
第2回 逐次通訳 (EJ) 話し手の判断・態度
クイックレスポンス
シャドーイング
同時通訳
第3回 逐次通訳 (EJ) 商品企画の3要素:QCD
シャドーイング
リプロダクション
同時通訳
第4回 通訳演習II:商品企画1
模擬通訳
同時通訳(英日)
第5回 通訳演習II:商品企画2
模擬通訳
同時通訳(英日)
第6回 逐次通訳 (EJ) 情報源と資料の説明
クイックレスポンス
シャドーイング
同時通訳
第7回 逐次通訳 (EJ) 社内情報の活用:KPI
シャドーイング
リプロダクション
同時通訳
第8回 通訳演習III:KPIと営業戦略1
模擬演習
同時通訳(英日)
第9回 通訳演習III:KPIと営業戦略2
模擬演習
同時通訳(英日)
第10回 式典通訳:概要とインプット、基本表現(英日)
逐次通訳(日英・英日)
第11回 式典通訳:クイックレスポンスと役割演習
逐次通訳(日英・英日)
第12回 式典通訳:役割演習
第13回 式典通訳:サイトラと原稿付き同時通訳(導入)
第14回 式典通訳:サイトラと原稿付き同時通訳(実践)
第15回 原稿付き同時通訳(国連演説):総合演習と振り返り
授業外学習の課題 この授業では、教室は各自の学習・訓練の発表の場として位置づける。したがって、予習・復習は極めて重要である。具体的には以下のような活動を求める。授業外の学習は最低2時間は必要。

1. 授業で扱うテーマの背景情報について下調べを行い、日本語・英語の両方で口頭での説明が可能な状態を準備する。
2. 用語集を作成し、クイックレスポンスの練習を行う。
3. 授業で扱った教材を復習し、シャドーイング、リプロダクション、パラフレージング、サマライジングなどの訓練を行う。
4. 授業で扱った教材を繰り返し通訳し、より良いパフォーマンスを目指す。
5. 模擬通訳ではテーマに合わせてプレゼンテーションの準備と同じテーマでの通訳の準備を行う。

提出課題としてAudacityなどを使用する録音課題を課す。学内のPCにはすべてAudacityをインストール済みであるが、自宅等で課題を行う場合、各自で環境を準備すること。詳細は授業内で指示する。

また、本年度はオンライン国際支援を予定しているため、このための準備や活動も求める。
履修上の注意事項 *この科目の履修可能人数は12名です。原則として「通訳演習II(基礎)」(Step2) の単位取得を要件としますが、「通訳演習I(入門)」(Step1) との並行履修も認めます。ただし、授業内容はTOEIC650以上の学力を前提とします。履修希望者は事前アンケートでTOEICスコアを申告してください。履修希望者が定員を超えた場合、「通訳演習II(基礎)」(Step2) の単位取得者を優先し、残席はTOEICスコアに基づき調整します。

*英語英文学科で提供している科目については、公認欠席を含め、欠席はいかなる事情があっても4回までとします。
*公認・非公認を問わず、配布物はすべてMoodleでも配布します。
成績評価の方法・基準 授業への取り組み(60%)、最終実技(40%)。
テキスト 石塚浩之『ビジネスパーソンのための英語発信力強化演習-通訳訓練法でプレゼンテーションを成功させる』(理論社)
参考文献 『トレンド日米表現辞典 第4版』小学館


その他、必要に応じて紹介する。
主な関連科目 通訳演習I(入門)、通訳演習II(基礎)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問・相談は、基本的に授業内に応じる。授業は演習を中心に構成するので、ぜひ積極的に質問してほしい。時間を要する個人的な質問・相談については、その都度調整する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文学部英語英文学科(通訳・翻訳プログラム) FHEN40401 2017~2022 3・4 - - - - -
人文学部英語英文学科(通訳・翻訳プログラム) FHEN40401 2023~2023 3・4 -
人文学部英語英文学科(通訳・翻訳プログラム) 22300 2024~2025 3・4 -