授業コード 20083700 単位数 2
科目名 感情労働論演習(対人労働のスキル) クラス
履修期 後期授業 カリキュラム ＊下表参考
担当者 田中　慶子 配当年次 ＊下表参考
授業の題目 感情労働＝対人労働におけるスキル
学修の概要 現代の労働の多くは対人サービス業となっており、労働の場面においては状況にふさわしい感情表出することがスキルとしてみなされ、労働者はそのスキルを身につけ発揮するように要請されている。対人労働のスキルは公的場面にとどまらず私的場面にも拡大し、人間関係に影響を及ぼす。
本演習では、対人労働のスキルについて、主として接客販売の場面を通じて考察するとともに、公的／私的場面の曖昧さと人間関係における感情について社会学的視角から分析する。

※コロナウィルス感染症の状況次第では、本講義はZoomなどオンラインで実施せざるを得ない可能性があります。その際は教学センターへ問い合わせて下さい。
学修の到達目標 現代社会における感情労働＝対人労働におけるスキルを、公的／私的場面も含め、社会学的視角から分析できるようになる
授業計画 第１回 イントロダクション「演習の進め方について」
演習の進め方について理解できる
第２回 対人労働とは何か
対人労働とは何か理解できる
第３回 対人労働におけるスキル
対人労働におけるスキルを理解できる
第４回 対人労働をめぐる社会問題
対人労働をめぐる社会問題を理解できる
第５回 個別発表：文献、テーマ設定
文献、テーマ設定について発表できる
第６回 個別発表：対人労働におけるクレーム問題
対人労働におけるクレーム問題について発表できる
第７回 個別発表：対人労働における人間関係問題
対人労働における人間関係問題について発表できる
第８回 個別発表：対人労働における公的／私的場面の曖昧さをめぐる問題
対人労働における公的／私的場面の曖昧さをめぐる問題について発表できる
第９回 公的／私的場面における感情と感情コントロール
公的／私的場面における感情と感情コントロールについてディスカッションできる
第１０回 感情コントロールのスキル
感情コントロールのスキルについてディスカッションできる
第１１回 感情労働と感情管理をめぐる問題
感情労働と感情管理をめぐる問題についてディスカッションできる
第１２回 売買される感情
売買される感情について理解できる
第１３回 対人サービス業における問題性──感情管理を中心に
感情管理を中心とした対人サービス業が抱える問題性について理解できるようになる
第１４回 ディスカッション：対人サービス業における人間関係の構築問題
対人サービス業における人間関係の構築問題についてディスカッションできる
第１５回 総括
感情労働＝対人労働におけるスキルについてディスカッションできる
授業外学習の課題 事前学修（2時間程度）事前に指示された文献を読み、毎回レジュメを作成し印刷すること
事後学修（2時間程度）講義内で分からなかった事柄や単語について調べること
履修上の注意事項 本演習は参加者の報告が中心となるため、他の履修生の迷惑にならないよう、遅刻や欠席に十分注意すること。
毎回指示されたレジュメを作成・印刷し持参すること。
授業内で司会者を決めて議論を進行するため欠席しないように心がけること。欠席する場合は必ず事前に欠席の連絡をすること。公認欠席は出席として扱わない。
提出物は締切厳守。〆切後は受け付けない。
成績評価の方法・基準 授業への取り組み（報告、レジュメ、議論への参加など）５０％と期末レポート５０％を総合的に評価する。遅刻、欠席は減点する。
テキスト 講義内で適宜指示する。
参考文献 田中慶子『どんなムチャぶりにも、いつも笑顔で？！』松籟社
田中慶子・中根光敏『社会学する原動力』松籟社
主な関連科目 感情社会学演習
オフィスアワー及び
質問・相談への対応		 講義時間内で質問・相談を受け付ける。
添付ファイル 2025講義ルーブリック.pdf 説明 レジュメ、期末レポートの評価
■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文学部人間関係学科社会学専攻（専門演習科目） FHHS34269 2017～2022 2･3･4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻（専門演習科目） FHHS34269 2023～2023 2･3･4 - ○ - ○ ○
人文学部社会学科（専門演習科目） 24400 2024～2025 2･3･4 - ○ - ○ ○