授業コード | 20068901 | 単位数 | 2 |
科目名 | 中等社会科教育法(地理歴史分野) | クラス | 01 |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 永田 成文 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 中学校社会科地理的分野と公民的分野を中心とした社会科教育の目的と内容と方法 |
学修の概要 | 中学校社会科地理的分野と歴史的分野は,空間軸と時間軸でつながっており,社会科の公民としての資質・能力の育成という究極目標に向けて授業を構想していく必要があることを捉える。 地理的分野と歴史的分野の目的・内容・方法と問題点について考え,授業をつくりあげていくための教材研究のあり方について考察する。 【実務経験内容:担当教員の中学校での授業づくりの経験を生かして,教材づくりや授業構成について考えていく実践的な授業である。】 |
学修の到達目標 | ①中学校社会科地理的分野の概要を捉える。 ②中学校社会科歴史的分野の概要を捉える。 ③社会認識と公民としての資質・能力の視点から授業を分析・評価できる。 ④社会認識を通して公民としての資質・能力を育成する単元を構想できる。 ⑤評価の観点を意識した単元構想に基づき,本時の授業案を作成できる。 |
授業計画 | 第1回 | 中学校社会科地理的分野・歴史的分野の目標を踏まえ,内容が目標に基づいて設定されていることを捉え,公民的分野との違いを考察する。 |
第2回 | 中学校社会科地理的分野と歴史的分野の内容の特色を捉え,小学校社会科と高等学校地理歴史科との接続の在り方を考察する。 | |
第3回 | 地理的分野の世界と日本の地域構成の内容や方法と関連して,地誌的な学習について教科書や学習指導要領の記述を参考に捉え,授業実践をもとに,大小様々な地域があることや地域構成について捉えられているかなどの視点から分析する。 | |
第4回 | 地理的分野の世界の様々な地域の内容や方法と関連して,地誌的な学習について教科書や学習指導要領の記述を参考に捉え,授業実践をもとに,対象地域の特色は捉えられているか,地域に見られる地球的課題を考察しているかなどの視点から分析する。 | |
第5回 | 地理的分野の日本の様々な地域の内容や方法と関連して,地誌的な学習について教科書や学習指導要領の記述を参考に捉え,授業実践をもとに,対象地域の特色は捉えられているか,地域に見られる課題を考察・構想しているかなどの視点から分析する。 | |
第6回 | 歴史的分野の歴史との対話の内容や方法と関連して,自分と関係が深い歴史学習について教科書や学習指導要領の記述を参考に捉え,授業実践をもとに,設定した課題を追究し考察できているのかなどの視点から分析する。 | |
第7回 | 歴史的分野の近世までの日本とアジアの内容や方法と関連して,古代・中世・近世の歴史学習について教科書や学習指導要領の記述を参考に捉え,授業実践をもとに,課題を追究したり解決したりする活動から時代の特色とその移り変わりを考察できているのかなどの視点から分析する。 | |
第8回 | 歴史的分野の近現代の日本と世界の内容や方法と関連して,近代や現代の歴史学習について教科書や学習指導要領の記述を参考に捉え,授業実践をもとに,課題を追究したり解決したりする活動から時代の特色とその移り変わりを考察できているのかなどの視点から分析する。 | |
第9回 | 地理的分野と歴史的分野について各グループで設定した本時の教材研究を構成員がそれぞれ発表し,グループからのアドバイスを基に本時の指導案の骨組み(簡易指導案)を個々に構想する。 | |
第10回 | 中学校社会科地理的分野と歴史的分野を中心とする評価の在り方を検討する。 | |
第11回 | 各グループで設定した本時の教材研究を構成員がそれぞれ発表し,グループからのアドバイスを基に本時の指導案の骨組み(簡易指導案)を個々に構想する。 | |
第12回 | ICT活用の一環である遠隔会議を活用した中学校社会科プログラムの特色とその意義を考える。 【オンデマンド】 |
|
第13回 | 各自が共通する本時の簡易指導案を発表し,社会認識を通して,公民としての資質・能力の基礎を育成できているかなどグループのアドバイスを基に完成指導案・資料を作成する。 | |
第14回 | 地理的分野のグループについて,代表者がダイジェスト版の模擬授業(その他のグループの学生が生徒役)を行い,全体で質疑応答を行う。確認テスト① | |
第15回 | 歴史的分野のグループについて,代表者がダイジェスト版の模擬授業(その他のグループの学生が生徒役)を行い,全体で質疑応答を行う。確認テスト② |
授業外学習の課題 | 布する参考資料について,指示に従い熟読しておくこと(2時間程度)。 教材研究ならびに学習指導案の作成に関しては,各自で題材を選び,教育実習を意識して取り組むこと(2時間程度)。 |
履修上の注意事項 | 原則として人文学部教育学科の2023年度とそれ以前に入学した3年生以上の学生が受講する。 ブレンド型授業(対面とオンデマンド)を実施します。資料はmoodleにあげる。 教育実習にむけて,直接連動する科目であるので自覚をもって授業に望むこと。 中等社会科教育法(地理歴史分野),社会科・地理歴史科教育法,社会科・公民科教育法とテキストが重なる場合は1つ準備できればよい。席は指定とする。 休講の場合は指定された補講日に実施する。 授業外学習に主体的に取り組み,必要に応じて担当教員に相談すること。 必要に応じてmoodleを活用する。 各回,相談・意見交換を行う。 公認欠席は単位認定要件に影響しないように配慮します。公認欠席の場合も欠席届を提出すること。資料は後日配布。 |
成績評価の方法・基準 | 提出物や授業への参加態度(50%)指導案作成(25%)確認テスト(25%)により総合的に評価する。欠席・遅刻等は減点とする。 |
テキスト | ○社会認識教育学会編(2020)『中学校社会科教育・高等学校地理歴史科教育』学術図書 ○文部科学省(2018)『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編』東洋館出版社 |
参考文献 | 適宜紹介する。 |
主な関連科目 | 中等社会科教育法(公民分野),社会科・地理歴史科教育法,社会科・公民科教育法 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
水1限 授業後やメール等で受けつける。 レポート等のフィードバックは授業時に行う。moodle等でもフィードバックを行う。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人文学部教育学科(教職専門科目群) | 23300 | 2024~2025 | 2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |