授業コード | 20055100 | 単位数 | 2 |
科目名 | 国際社会学B | クラス | |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 高田 峰夫 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | グローバル化した世界での人の動きを考える |
学修の概要 | この授業ではグローバル化した世界の中での「人の動き」を中心に考えます。 一般に「グローバル化」とは、「ヒト、モノ、情報(金を含む)が世界中を動くようになること」と捉えられています。人類の歴史は、結局、地球規模の人の移動の歴史でもあります。しかし、従来の人の動きと、現在のグローバル化の中での人の動きには、共通する側面がある一方で、明らかに異なる側面があるのです。 この授業では、現代における「ヒトの動き」を中心に、どのような背景があり、どのような現象が登場し、どのような問題が発生しているのか、様々な観点から検討を行います。 |
学修の到達目標 | グローバル化した現代の世界で、どのような人の動きが生じているか、キチンと理解できる。 その上で、そうした人の動きに対して、自分自身がどうすべきか、考えを及ぼすことができるようになれば、なお良い。 |
授業計画 | 第1回 | 常に流動的な現状を考える授業ですから、確定的なことは言えません。状況に応じ、適宜授業の内容を変更を加えます。ただし、大枠としては、以下のような構成を考えています。 導入、概要説明 |
第2回 | 国際社会学の考え方 | |
第3回 | 英語の世界共通語化、その含意 | |
第4回 | 企業経営とグローバル化 | |
第5回 | 日本の遅れ:世界デジタルランキング、他 | |
第6回 | 国民国家とグローバル化 | |
第7回 | 国民国家体制、国際組織 | |
第8回 | 国籍、国民の選別 | |
第9回 | 植民地統治、東西冷戦体制 | |
第10回 | 冷戦の終結、移動の活発化 | |
第11回 | 国民国家モデルとグローバル化のズレ | |
第12回 | 人口と人の移動 | |
第13回 | グローバル都市 | |
第14回 | 知識社会化、産業構造の変化 | |
第15回 | まとめ |
授業外学習の課題 | ほぼ毎回資料を配布するので、授業後に資料を読み込むことが授業の復習と、次回授業の予習になります。事前学習・事後学習に各2時間程度を目指してください。 また、各自で新聞やインターネットの情報に目を通し、授業内で語られる事柄に関連する具体的な知識を得ることが求められます。毎日こまめにチェックすることが望ましいですが、週に1・2回、図書館ないし情報センターを利用して集中的に調べることもできるでしょう。 おおよそ2時間程度は予習復習に時間を費やすことが期待されます。 レポートに関連して、文庫または新書サイズの本、1冊を必読課題とする予定です。 |
履修上の注意事項 | 特別な予備知識は求めませんが、複雑な現象を考察対象とするために、真剣に取り組むことを求めます。なお、「国際社会学I」も共に履修することが望ましいですが、「同II」単独でも理解できるように話をまとめる予定です。 公認欠席(他の欠席)の場合、後日配布資料を渡します。 |
成績評価の方法・基準 | 授業中に4回程度実施予定の小レポート(約20%)、授業時に映像資料を見た際に記述・提出するミニッツペーパー(約30%)、期末に実施する試験ないしレポート(約50%)を総合して評価します。 したがって、欠席すれば、当然、点数が低下します。 なお、積極的な参加者には若干の加点をします。 |
テキスト | 特に使用しません。 ただし、授業中にはほぼ毎回、資料を配布し、授業内容の理解を助けるようにする予定です。 |
参考文献 | 特に読んでもらいたいのは、以下の本です。 室橋祐和『ルポ新大久保』角川文庫 その他の参考文献は多数になりますので、講義中、その時々に話すトピックに合わせて、提示します。ただ、以下に提示する文献に1冊でも目を通しておくことは、講義の理解を助けるでしょう。 OECD編著『日本の移住労働者』明石書店 陳天璽『無国籍と複数国籍』光文社新書 安田浩一『団地と移民』角川新書 ロビン・コーエン&ポール・ケネディ『グローバル・ソシオロジー』(1・2)平凡社。 ジグムント・バウマン『グローバリゼーション』法政大学出版局。 ウルリッヒ・ベック『グローバル化の社会学』国文社。 D・ヘルド、他『グローバル・トランスフォーメーションズ‐政治・経済・文化‐』中央大学出版部。 他 |
主な関連科目 | 国際社会学I |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
特別のオフィスアワーは設定しません。 また、質問等は、公平性のためにも、授業中にしてください。 質問は歓迎します。 この点は、授業時にも繰り返し強調します。 なお、プライバシーの問題等があり、授業中にできない質問や相談は、授業終了後に個別にしてください。また、教室での質問・相談に支障がある内容については、個別に電話等で双方の都合を調整の上、研究室等で対応します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) | FHHS23215 | 2017~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) | FHHS23215 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |
人文学部教育学科(関連学科科目) | FHED25115 | 2017~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部教育学科(関連学科科目) | FHED25115 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |