授業コード 20032800 単位数 2
科目名 公共政策論 クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 高崎 義幸 他 配当年次 *下表参考

授業の題目 社会構想と公共政策 -公共性の現代的位相-
学修の概要  現代社会における複雑な諸相の中で、公共性はさまざまな形態や意味を帯びて現れている。
 国家の見地から主張される(国家的)「公共性」と、市民の普通の利益として要求される(市民的)「公共性」とが対立する場面、さらに前者、後者のそれぞれの中で異なった「公共性」が成り立つ場面などもある。
この講義では公共性の一般的な内容の提示と問題状況の認識に立って、環境問題と公共性、情報関係と公共性及び文化と公共性など公共性が論議される諸局面を取り上げ、実践の場に立って具体的に講義を行う。
【実務経験内容】
安井正和:広島テレビ放送株式会社 コンプライアンス推進室長を経て、現在は関連会社である株式会社 Attract One代表取締役
八木秀章:広島電鉄駅前プロジェクト推進部課長。数多くの都市計画(広島駅再開発、宮島口再開発ほか)に携わっている。
横山英治:JA広島中央会広報部長として、地産地消運動等県民・消費者への啓発活動等に従事。広島県JA営農支援センターにて農家の営農指導。常務理事・専務理事として食料・農業振興に携わった。
学修の到達目標 現代社会における公共性の意味や価値を理解し説明できるようになる。公共政策の理論的枠組を理解した上で、公共性が議論される現場の実態と課題を把握し、課題解決に向けた提言ができるようになる。
授業計画 第1回 ・オリエンテーション:授業概要、注意事項、成績評価/高崎 義幸(星城大学)
・公共政策とは何か:公共政策の主体、施策、範囲について概観する。
公共政策の担い手と役割について説明できるようになる。
第2回 市民生活と公共政策/高崎 義幸(星城大学)
政府の失敗、市場の失敗、新しい公共
公共政策の歴史的な展開について説明できるようになる。
第3回 公共政策の主体/高崎 義幸(星城大学)
公共政策の担い手、各府省庁の役割
公共政策の主体や各府省庁の役割について説明できるようになる。
第4回 公共政策の主体/高崎 義幸(星城大学)
各府省庁の役割について調査・発表・相互評価(アクティブラーニング)
日本の各府省庁の各種取り組みについて説明できるようになる。
第5回 公共と放送(1)~高度情報化社会と地上デジタル放送
安井 正和(広島テレビ放送株式会社)
高度情報化社会の到来と地上デジタル放送について説明できるようになる。
第6回 公共と放送(2)~ビジネスとしての放送 現状と課題
安井 正和(広島テレビ放送株式会社)
放送業界のビジネススキームについての知識を得て、放送業界を取り巻く環境と課題について説明できるようになる。
第7回 公共と放送(3)~映像ジャーナリズムの役割と課題
安井 正和(広島テレビ放送株式会社)
映像ジャーナリズムが果たしてきた社会的機能に関する知識を得て、今後の課題と役割について説明できるようになる。
第8回 公共と放送(4)~地上デジタル放送の新たな試み
安井 正和(広島テレビ放送株式会社)
高度情報化社会における地上デジタル放送の未来像について説明できるようになる。
第9回 都市といわゆる公共交通-戦前戦後・モータリゼーションの進展-
八木 秀章(広島電鉄株式会社)
公共交通の概念と歴史について説明できるようになる。
第10回 路面電車と街づくり~軌道系公共交通機関を中心にした広島の交通計画の推移
八木 秀章(広島電鉄株式会社)
広島の街づくりに路面電車がどのようにかかわってきたか、説明できるようになる。
第11回 路面電車と街づくり~路面電車からLRTシステムへ:熊本県、富山県等の路面電車を活かしたまちづくりの事例 八木 秀章(広島電鉄株式会社)
日本国内の路面電車と街づくりの実例について説明できるようになる。
第12回 路面電車と街づくり~路面電車からLRTシステムへ:フランス、ドイツ、アメリカ等の路面電車を活かした市街地の姿 八木 秀章(広島電鉄株式会社)
海外の路面電車・LRTと街づくりについて、説明できるようになる。
第13回 食と農(1) -世界・日本の食料事情、食料安全保障の重要性-
横山 英治(元広島県農業協同組合中央会 専務理事)
世界や日本の食糧事情について知識を得て、食の安全保障について説明できるようになる。
第14回 食と農(2) -食卓への贈り主・農業の持つ多面的機能-
横山 英治(元広島県農業協同組合中央会 専務理事)
農業、農村の多面的機能について説明できるようになる。
第15回 食と農(3) -食生活の見直しで社会も変わる-
横山 英治(元広島県農業協同組合中央会 専務理事)
食を取り巻く環境の変化に関する知識を得て、今度どのような打ち手が必要か説明できるようになる。
授業外学習の課題 2時間程度の事前学習:各テーマに関する新聞、雑誌記事を読み、まとめる。
2時間程度の事後学修:各講師によって指示された課題を読んで臨むこと
履修上の注意事項 【対面で実施】
複数の担当者による講義のため、欠席は厳禁である。
授業全体の参加状況、課題提出を重視する。

公認欠席は、出席として扱わないが、以下の対応を行う。
・単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよう配慮します。
・公認欠席時の資料は後日配付します。
・小テストやプレゼンテーション時に公認欠席となる場合、追試または代替措置で対応します。
成績評価の方法・基準 授業中に課される課題(50%)、期末試験(50%)の合計100点満点で評価する。
講義における積極的な参加が望まれる。
テキスト その都度用意する。
参考文献 必要な際は、各講師によって適宜示される。
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了後その都度対応する。
メールで質問・相談を受け付ける。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) FHHS23106 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) FHHS23106 2023~2023 1・2・3・4 - - -
人文学部教育学科(関連学科科目) FHED15120 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
人文学部教育学科(関連学科科目) FHED15120 2023~2023 1・2・3・4 - - -