授業コード | 20029500 | 単位数 | 2 |
科目名 | 現代社会論A | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 中根 光敏 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 現代社会における構造変動と価値変容 |
学修の概要 | 本講義では、現代社会に生起する問題群を理解するための基本的な社会理論を考察します。とりわけても、「公正/安全/環境保護」というイデオロギーによって方向付けられている現代社会が抱える問題群を「再帰的近代と社会不安」という視角から捉え直し、「グローバル化」によって生じている「生活世界の変容」を「社会構造の変動」と「価値変容」に照らして、現代社会において人間社会が直面している問題を認識するための社会理論を考察していきます。 ブレンド型授業を実施します。 使用するソフトは、PowerPointですが、教材を視聴するためにPowerPointの最新バージョンを情報センターの指示に従って入手し、パソコンにインストールしておく必要があります。スマートフォンでは教材を視聴できません。詳細は教学センターへ問い合わせなさい。 また、オンデマンド講義の課題はMoodleに書き込むことになります。 |
学修の到達目標 | 現代社会で生じている様々な問題群を認識し、それらについて社会学的に分析・説明することができる。 |
授業計画 | 第1回 | 第1回:イントロダクション:現代社会論とは 現代社会論という科目について理解できる |
第2回 | 第2回:現代社会における社会不安 社会学的概念としての社会不安を理解できる |
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第3回 | 第3回:公正/安全/環境保護という現代社会のイデオロギー イデオロギーとしての公正/安全/環境保護を理解できる |
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第4回 | 第4回:リスク社会と「現代社会のイデオロギー」 リスク社会という問題構成を理解できる |
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第5回 | (オンデマンド) 第5回:再帰的近代と「アイデンティティの危機」 再帰的近代という社会学的概念を理解できる |
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第6回 | 第6回:グローバル化と「生活世界の変容」 グローバル化を理解できる |
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第7回 | 第7回:グローバル化と「社会構造の変容」 グローバル化と社会変容を理解できる |
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第8回 | 第8回:グローバル化と価値変容 グローバル化と価値変容を理解できる |
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第9回 | 第9回:リキッドモダニティと個人化社会 リキッドモダニティという社会学的視角を理解できる |
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第10回 | 第10回:現代官僚制とブルシット・ジョブ ブルシット・ジョブという問題構成を理解できる |
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第11回 | (オンデマンド) 第11回:「公正」イデオロギーとネオ・リベラリズム ネオ・リベラリズムを理解できる |
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第12回 | 第12回:「安全」イデオロギーと現代社会の不確実性 イデオロギーとしての安全を理解できる |
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第13回 | 第13回:「環境保護」イデオロギーと現代消費主義 現代消費主義を理解できる |
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第14回 | 第14回:SDGsか世界終末か――戦争・感染症・天然資源枯渇などをめぐるグローバルな課題 終末論を理解できる |
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第15回 | 第15回:現代社会の行方――「新しい人間社会」か「人類以降の世界」か 新人世という問題構成を理解できる |
授業外学習の課題 | 1.講義中に指定された課題・文献を読んで、講義に臨むこと。 2.講義中に指定された課題に関して、レポートを作成すること。 事前学習2時間、事後学習2時間が必要です |
履修上の注意事項 | ブレンド型授業を実施します。 使用するソフトは、PowerPointですが、教材を視聴するためにPowerPointの最新バージョンを情報センターの指示に従って入手し、パソコンにインストールしておく必要があります。スマートフォンでは教材を視聴できません。詳細は教学センターへ問い合わせなさい。 課題はMoodleに書き込むことになります。毎回課題をMoodleに提出します。 (1)他の受講生に迷惑になるような私語・受講態度やスマートホンなどの使用は許さない(単位を落とすことになります)。 (2)毎回授業後にレポートをMoodleに提出する (3)公認欠席は欠席として扱います。資料は配付します。 (4)課題未提出および欠席をあわせて4回に達すると単位取得できません |
成績評価の方法・基準 | レポートを点数化(合計100点)して総合的に評価する。 |
テキスト | 使用しない。 |
参考文献 | フランコ・ベラルディ『大量殺人の“ダークヒーロー” ――なぜ若者は、銃乱射や自爆テロに走るのか?』作品社 ウルリッヒ・ベック『世界リスク社会』法政大学出版局 ニクラス・ルーマン『リスクの社会学』新泉社 アンソニー・ギデンス『モダニティと自己アイデンティティ ――後期近代における自己と社会 (ちくま学芸文庫)』 デヴィッド・グレーバー『官僚制のユートピア――テクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則』以文社 中根光敏・山里裕一・田中慶子『グローバル化と生活世界の変容』いなほ書房 デヴィッド・グレーバー『負債論――貨幣と暴力の5000年』以文社 ※その他、適宜、講義中に指示する。 |
主な関連科目 | 産業社会学、消費社会論、現代社会論演習 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
講義終了後、且つ、E-Mailでも受け付ける。 |
添付ファイル | 2025講義ルーブリック.pdf | 説明 | ルーブリック |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) | FHHS23216 | 2017~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) | FHHS23216 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |
人文学部教育学科(関連学科科目) | FHED25102 | 2017~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部教育学科(関連学科科目) | FHED25102 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |