授業コード 20028800 単位数 2
科目名 メディア論特殊演習 クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 竹原 進一 配当年次 *下表参考

授業の題目 デジタル時代のメディア
学修の概要  生成系AIやメタバースなどデジタル技術を駆使したサービスが次々と生まれている現在、メディアと私たちはどう関わっていけばいいのでしょうか。旧来の「マスメディア4媒体」のあり方やビジネスモデルを揺るがすだけでなく、政治や経済、暮らしなどあらゆる局面に影響を及ぼしています。
 マスメディア論特殊演習では、インターネットが社会のインフラとなったデジタル時代を前提に、巨大プラットフォーム「GAFA」やSNSの功罪、データ駆動社会、AIの進化などをテーマに「マスメディア」の枠にこだわらず」考察を深めます。
 地元の中国新聞社で編集記者を中心にデジタルメディア開発やTV番組制作、FMラジオ局、広告企画など幅広く担当しました。その経験を生かし、デジタル時代に大きく変化しているメディアについて多角的な視点から考察を深める力を養いたいと考えています。

※授業の内容は、最新の動向を盛り込むため変更になることがあります。
学修の到達目標 ・デジタル時代のメディアについてリテラシーを身につけ、情報を集め小論文をまとめる力を養う
・「GAFA」やSNSの功罪、データ駆動社会、AIの進化など主なテーマについて調査し、レポートをまとめて発表し討議に参加する
授業計画 第1回 ①オリエンテーション「謎の記号 祖先からのメッセージ」
文化人類学の研究から古代人のメッセージを読み解く
第2回 ②「言葉 それが人の思考を生んだ」
脳の仕組みと言葉の不思議を探る
第3回 ③対話式AIの仕組みを知る
プロンプトを理解し生成AIを使いこなす
第4回 ④「よみがえる美空ひばり」
死者を「復元」するテクノロジーについて知る
第5回 ⑤映画「マトリックス」の衝撃
仮想現実に覆われる社会を考察する
第6回 ⑥「ディープフェイクの脅威」
詐欺から戦争まで爆発的に進化する危険な技術の実態を知る
第7回 ⑦「SFプロトタイピング」
新しい価値を想像する思考法を学ぶ
第8回 ⑧「バーチャル」とホモサピエンス
「ないもの」をあると思える力を考察する
第9回 ⑨「デジタルVSリアル」
現代社会のプライバシーについて探る
第10回 ⑩音楽は脳に効く?
太古に獲得した「音楽記憶」を探る
第11回 ⑪生成AIをめぐる開発競争
米、中、欧、日本の立ち位置について知る
第12回 ⑫「人類2.0」の誕生
ヒューマノイド開発の最前線を考える
第13回 ⑬「情報の世紀」
ユバル・ノア・ハラリ氏の著作から考察する
第14回 ⑭レポート作成
SFプロトタイピングの手法をマスターする
第15回 ⑮個別レポート発表とディスカッション
「未来を創造する」視点を養う
授業外学習の課題 2時間程度の事前学習:指定された課題を読んで臨むこと
2時間程度の事後学習:指定された課題への取り組み
履修上の注意事項 ・授業は原則、対面方式で行う
・moodleの授業ページに毎回、講義のサマリーをアップします。講義の前に閲覧してください
・講義では必ず1人最低1回以上、質問や意見など積極的に発言すること
・2023年度の「メディア論I」「メディア論II」を履修していること、または2023年度の履修予定が望ましい
・授業内容は、メディアの最新動向を反映させるため変更になることがあります
※履修定員は20人以下とするため、履修希望者は1回目の講義に必ず出席すること
15回目の講義内で総括レポートを提出し、発表していただく。
※公認欠席は、出席として扱わない
成績評価の方法・基準 100点満点で中間・期末レポート70点、発表・討議30点を目安に総合的に評価する
15回の講義の10回以上出席、中間・期末レポート提出を評価対象とする
テキスト 講義内で適宜、紹介します
参考文献 必要に応じて提示する
主な関連科目 マスメディア論Ⅰ・Ⅱ、ジャーナリズム論特殊演習
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義、メールのいずれでも対応します

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文学部人間関係学科社会学専攻(特殊演習科目) FHHS36203 2017~2022 2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(特殊演習科目) FHHS36203 2023~2023 2・3・4 -