授業コード | 20021600 | 単位数 | 2 |
科目名 | ジャーナリズム論Ⅰ | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 宮﨑 智三 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 偽情報に「騙されないため」のジャーナリズム論 |
学修の概要 | 地元の中国新聞社で40年前から記者や論説委員を続けています。その経験を基に、情報の入手の仕方をはじめ、メディアとの向き合い方について、若い世代と共に考えていきたいと思っています。 ネットを使って誰でも情報を発信できる多メディア時代を迎えましたが、フェイクニュースがあふれるという負の側面も目立ちます。偽情報に引っかかったり(被害者になる)、真に受けて自分で発信したり(加害者になりかねない)してしまわないよう、基礎的な知恵を身に付けることが必要です。 毎回、授業で読んでもらった文章や、時事テーマを「お題」として示し、それに対する考えや感想、意見を書いてもらう時間を設けます。自ら考えて書いて伝える力も身につけてもらうためです。 授業では、できるだけ新しいニュースを取り上げるつもりです。よって、予定を変更する可能性があります。 |
学修の到達目標 | 新聞や雑誌、ネットニュースを含めた活字メディアの積極的活用によって、確かな情報を入手する自分なりの方法を身に付けられるようにする |
授業計画 | 第1回 | オリエンテーション。何を学ぶか、についての説明と、担当教員(宮﨑智三)の取材経験の紹介。ジャーナリズムについて学ぶ意義や心構えを確かにすることができる |
第2回 | メディアの役割=米国の地方紙の惨状に学ぶ。メディアが地域で果たしている役割について考えるきっかけを得ることができる | |
第3回 | 危うさのあるネットメディアの中から、どうやって確かな情報源を見いだすか。偽情報に騙されないための心構えや方法についてヒントを得ることができる | |
第4回 | 権力がメディアをコントロールしているロシア、中国、北朝鮮の現状を知る。権力とメディアの緊張関係について学ぶことができる | |
第5回 | 被爆地のメディアから見た日本政府の核政策について学ぶ。足元の被爆地の視点とは、どういうものか、について把握することができる | |
第6回 | ②年前に広島市で開かれた先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)について学ぶ。G7サミットについて批判的な見方を養うことができる | |
第7回 | 身近な米軍岩国基地について、これまでの報道と基地の現状について学ぶことができる | |
第8回 | 取材と執筆を体験してみよう。「他己紹介」の実践を通して、取材と記事執筆を自ら体験できる | |
第9回 | スポーツ報道(広島東洋カープ報道を軸に)学ぶ。被爆地広島において、カープ報道が持つ意味、単なるスポーツ報道の枠を超えた重みについて学ぶことができる | |
第10回 | 科学報道①専門家と素人を仲介するメディアの約3割を学ぶことで、科学とメディアの関係について考えるきっかけを得ることができる | |
第11回 | 科学報道②原子力を題材に考えることで、科学とメディアの関係をまさに今、自分に関係することとして学ぶことができる | |
第12回 | 質問特集 新聞やメディア、担当教員に対する学生の質問に答える時間を設けることで、メディアについてのあらゆる質問を投げかけることができる | |
第13回 | 元首相銃撃事件から3年。政治テロとメディアの関係について、学ぶきっかけを得ることができる | |
第14回 | 文章術。分かりやすい文章を書くためのヒントを得ることができる | |
第15回 | 前期の総まとめ・振り返りを通して、これまでの授業について、あらゆる疑問を投げかけ、ジャーナリズムについて理解を深めることができる |
授業外学習の課題 | 毎回レジュメを配るので、しっかり読んで復習するよう心掛けてください。事後学習が最低30分は必要です。また、義務ではありませんが、中国新聞投書欄「広場」への投稿をおすすめします。紙面で採用されたか否かを問わず、投稿した人には評価点をプラスします。 |
履修上の注意事項 | 対面授業を原則とします。 公認欠席は欠席扱いとなりますが、その回のレジュメを配布した上で、成績評価の際は配慮します。 毎回書いてもらう「お題」や、筆記形式で行う試験は、スペースの最低7割は埋めるようにしてください。 |
成績評価の方法・基準 | 期末試験50%、出席状況と出席カードの記述内容50%を目安にして評価します。出席は最低10回以上。やむを得ない理由で欠席した場合は、その日のレジュメをよく読むようにしてください |
テキスト | 毎回、レジュメを配布します。 |
参考文献 | レジュメに記載します。 |
主な関連科目 | ジャーナリズム論Ⅱ(後期開講予定) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問があれば、毎回「お題」を書いてもらうため配る出席カードに書いてください。授業の前後でも対応します。マスコミへの就職を希望している人や、関心のある学生がいれば、質問や相談に応じます。メールアドレス miyazaki@chugoku-np.co.jp |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) | FHHS23103 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) | FHHS23103 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |
人文学部教育学科(関連学科科目) | FHED15115 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部教育学科(関連学科科目) | FHED15115 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |
人文学部英語英文学科(関連科目) | FHEN11102 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部英語英文学科(関連科目) | FHEN11102 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |
人文学部社会学科(社会構想に関する科目) | 24200 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |