授業コード | 20011700 | 単位数 | 2 |
科目名 | 日本文化史Ⅰ | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 腮尾 尚子 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 江戸時代の女性の化粧 |
学修の概要 | (1)趣旨 江戸時代においては、社会的慣習として、女性は自分の立場(未婚者・既婚者など)を化粧によって表明しなければならなかった。 当時の化粧は、現代における趣味的な化粧とは大きく意味の異なるものである。 この科目では、化粧の諸相について、江戸時代を中心に、その社会的背景と併せて解説する。 (この科目では、男性の化粧よりも女性の化粧に関して多くの時間をさいて解説するが、この科目は女子学生を対象として設置されているわけではない。) (2)対面型授業・座席指定制 「第1回」授業において、「座席表」により「座席指定」を行う。 (3)パソコン・プリンターの準備 自然災害などの影響により、途中回から「オンデマンド型」授業に切り替える可能性がある。 いつ「オンデマンド型」授業に切り替わっても困らないよう、各自、パソコン・プリンターを自宅で使えるようにしておく事。 (4)この科目を履修するための前提条件 必ず「第1回授業」に出席して、「授業ガイダンス」を受け、その内容を理解する事。 「授業ガイダンス」を受けない学生や、受けても内容を理解しない学生には、この科目の履修を許可しない。 【注意】 「第1回」授業に出席する際は、各自、この「シラバス」を紙に「印刷」して持って来る事。 「印刷」の仕方が分からない場合、本学情報センターで教わる事ができる。(要予約) (5)「語彙の小テスト」を受験するための前提条件 必ず「第1回」授業に出席して、「語彙の小テストガイダンス」を受け、その内容を理解する事。 (6)「前期末試験」を受験するための前提条件 「欠席回数」(出席カードの無効回数も含めた回数)を「2回以内」にとどめる事。 且つ、必ず「第15回」授業に出席して、「前期末試験ガイダンス」を受け、その内容を理解する事。 「前期末試験ガイダンス」を受けない学生や、受けても内容を理解しない学生には、受験を認めない。 (7)穴埋め式「講義資料」の活用 ほぼ毎回、教室で、穴埋め式「講義資料」(紙)が配布される。 学生は教員の解説を聴き、板書を見ながら、穴埋め式「講義資料」の空所に、キーワードを「手書き」で記入する事。 (欠席・公認欠席をした学生は、その回に配布された「講義資料」を、後日、教室で受け取る事ができる。) (8)「出席カード」の記入・提出 毎回、指示されたテーマに沿って、「出席カード」に文章を「手書き」して提出する事。 この科目では、「出席カード」の提出状況に基づいて、出席回数をカウントする。 所定の条件を満たしていない「出席カード」は、提出しても無効となる。(出席1回分としてカウントされない。) |
学修の到達目標 | (1)「シラバス」と「ガイダンス」のプリントを熟読する事により、「読解力」を身に付ける。 何のために何をするのか、しっかりと理解した上で、学習活動を行う事。 「シラバス」「ガイダンス」の内容を理解しない学生は、単位を取得できない。 (2)「漢字を書く力」を維持・発達させる。 近年(個人差はあるが)学生の全体的傾向として、漢字を書く力が著しく低下している。 パソコンに向かう時間が増え、文字を「手書き」する機会が減ったためと考えられる。 小学校~高校までの間に培ってきた折角の漢字力を簡単に手放してしまうのは勿体ない。 「出席カード」・「語彙の小テスト」・「前期末試験」において、漢字を正確に「手書き」する事。 (3)「異文化理解」の姿勢を身に付ける。 「異文化」とは、外国の文化だけを指すわけではない。 同じ日本という国の文化であっても、数百年前の古い日本の文化は、現代日本人にとって一種の「異文化」である。 「異文化」を真摯に学ぶ事を通して、視野を広げ、自分自身の立ち位置を客観的に俯瞰する力を身に付ける。 |
授業計画 | 第1回 | 《4月8日(火)5限》 (1)座席指定。 当日、教室内カードリーダー付近に「座席表」が置いてあるので、1人1枚ずつ取る事。 「座席表」に従って着席する事。 (2)「授業ガイダンス」のプリント「―真剣に学ぼうとする学生を守るために―」の配布と解説。 「授業ガイダンス」の内容は、この「シラバス」の内容とも関連する。 【注意】 学生は各自、「シラバス」を紙に「印刷」して持参する事。 「印刷」の仕方が分からない場合、本学情報センターで教わる事ができる。(要予約) (3)「語彙の小テストガイダンス」のプリント配布と解説。 |
第2回 | 《4月15日(火)5限》 「授業外学習課題」のプリント配布と解説。 (「語彙の小テスト」は「授業外学習課題」のプリントから出題される。) |
|
第3回 | 《4月22日(火)5限》 江戸時代の女性の年齢区分について |
|
第4回 | 《4月29日(火)5限》 ※この日は本学の定める「祝日授業日」。 眉について |
|
第5回 | 《5月13日(火)5限》 ※前週5月6日(火)は祝日の振替休日のため授業無し。 御歯黒について |
|
第6回 | 《5月20日(火)5限》 (1)「語彙の小テスト」実施。【20点満点】 (2)ここまでの学習のまとめ。 |
|
第7回 | 《5月27日(火)5限》 御歯黒を付ける用具について |
|
第8回 | 《6月3日(火)5限》 御歯黒と関わりのある俗信について |
|
第9回 | 《6月10日(火)5限》 白粉について |
|
第10回 | 《6月17日(火)5限》 襟足について |
|
第11回 | 《6月24日(火)5限》 白粉を付ける用具について |
|
第12回 | 《7月1日(火)5限》 口紅について |
|
第13回 | 《7月8日(火)5限》 歯磨きについて |
|
第14回 | 《7月15日(火)5限》 洗顔・入浴について |
|
第15回 | 《7月22日(火)5限》 (1)「前期末試験ガイダンス」のプリント配布と解説。 (2)この科目の全体的な内容のまとめ。 |
授業外学習の課題 | (1)「授業外学習課題」のプリントを使った学習 各自、「授業外学習課題」のプリントに従って、計画的に自習する事。 事物の伝統的な名称・表記に親しむ事により、語彙を増やし、広く教養を身に付ける。 (2)言葉の意味・漢字の字形を調べる学習 授業中、自分にとって聞き慣れない言葉・見慣れない漢字が出てきたら、自主的にメモしておき、授業後に一つ一つ辞書を引いて丁寧に調べる事。 メモは、「講義資料」の余白に記すか、または、自分で用意したメモ用紙・ノートに記す事。 |
履修上の注意事項 | (1)「全ての回の授業に出席する事」が基本である。 「欠席回数」(出席カードの無効回数も含めた回数)が「3回以上」となった場合、単位を取得できない。 尚、「欠席回数」をカウントする際、本学が認定する「公認欠席」(忌引など)は除いてカウントする。 (2)「第1回」・「第15回」の授業を欠席した場合、単位を取得できない。 (3)提出物の文字を殴り書きする学生には、単位を認定しない。 文字を「手書き」する事が面倒だと思う学生は、この科目を絶対に選ばない事。(ミスマッチ防止) (4)この科目の授業中、スマートフォンは使用出来ない。 スマートフォンは電源を切り、バッグの中に収納する事。 (スマートフォンを机の上・机の中・イスの上・バッグの上・床の上などに置かない事。) 時刻を見る際は、スマートフォンではなく、腕時計を見る事。 常にスマートフォンを触りたいと思う学生は、この科目を絶対に選ばない事。(ミスマッチ防止) (5)「第1回」授業の「定刻開始」を阻害する学生には、この科目の履修を許可しない。 特別な個人的事情を有する学生は、「第1回」授業開始直前になってから急に教員に申し出るのではなく、遅くとも4月4日(金)までに、教学センター・学生センター等を通じて、教員に連絡する事。 |
成績評価の方法・基準 | (1)2種類の筆記試験の得点の合計(100点満点)によって、成績評価する。 ①「語彙の小テスト」(20点満点) 「授業外学習課題」のプリントから出題。 ②「前期末試験」(80点満点) 「講義資料」所載のキーワードを書く問題を出題。 (1行~数行の説明文を読み、それに当てはまるキーワードを答える。) (2)「語彙の小テスト」・「前期末試験」は、参照物不可。 (3)「語彙の小テスト」の「追試験」は、実施しない。 (4)シラバスやガイダンスの内容を理解しない学生、受講・受験のルールを守らない学生、迷惑行為を行う学生に対しては、点数や出席回数と関係なく、単位を認定しない。 (5)不正な手段によって単位を得ようと企図した学生に対しては、企図した時点で、すぐに、この科目の授業教室・試験室への出入を禁止する。 |
テキスト | 授業中に配布する「講義資料」(穴埋め式のプリント)を以てテキストに代える。 |
参考文献 | 『義太夫年表 近世篇』全6冊(祐田善雄編、八木書店、1979年~1982年) 『義太夫年表 近世篇別巻1・2』(祐田善雄編、八木書店、1990年) 『評釈江戸文学叢書』全11巻( 講談社、1970年) 『写真でみる 日本人の生活全集』全10巻(日本図書センター) |
主な関連科目 | 「人文学部総合科目」の「日本文化史Ⅱ」・「日本文化論(浮世絵)」など |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
「出席カード」に質問を書いてもよい。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人文学部人間関係学科社会学専攻(人文学部総合科目) | FHHS20102 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部人間関係学科社会学専攻(人文学部総合科目) | FHHS20102 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |
人文学部教育学科(人文学部総合科目) | FHED10102 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部教育学科(人文学部総合科目) | FHED10102 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |
人文学部教育学科(人文学部総合科目) | 23200 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |
人文学部英語英文学科(人文学部総合科目) | FHEN10003 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部英語英文学科(人文学部総合科目) | FHEN10003 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |
人文学部英語英文学科(人文学部総合科目) | 22200 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |
人文学部社会学科(人文学部総合科目) | 24200 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |