授業コード 12062621 単位数 2
科目名 ゼミナールⅢ クラス 21
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 井奈波 晃 配当年次 *下表参考

授業の題目 財務会計の研究手法 ゼミナールⅢ(The Method of Accounting Research III)
学修の概要 卒業論文の執筆にむけて、財務会計に関する基礎知識および研究手法の習得を目的とします。
ゼミナールⅠからⅣまでを履修することで、卒業論文を執筆するために必要な知識・能力を得ることを目指します。

本授業では、会計の専門知識および会計思考力の習得を目指します。
そのために輪読と論点に関する議論を実施します。

輪読は会計学に関する文献を扱います。
発表・質疑応答・問題演習を通じて、会計の専門知識の習得を目指します。

習得した専門知識をふまえて、会計の重要な論点について議論します。
会計のあるべき姿を検討することで、会計思考力の習得を目指します。
学修の到達目標 ①会計の重要論点を知り、説明できるようになる。
②会計思考力を習得し、会計のあるべき姿を検討できるようになる。
③報告や議論をする経験を積み、集団での知的生産を実践できるようになる。
授業計画 第1回 ガイダンス、現代の企業会計
本授業の概要と進め方について理解する。現代の企業会計の概要を理解し、説明できるようになる。
第2回 企業会計の本質とフレームワーク
企業会計の本質とフレームワークの概要を理解した上で、そのあるべき姿について主張できるようになる。
第3回 会計制度の論理と体系
会計制度の論理と体系の概要を理解した上で、そのあるべき姿について主張できるようになる。
第4回 企業のディスクロージャー
企業のディスクロージャーの概要を理解した上で、そのあるべき姿について主張できるようになる。
第5回 損益計算書のパラダイム
損益計算書のパラダイムの概要を理解した上で、そのあるべき姿について主張できるようになる。
第6回 経営パフォーマンスの測定と表示
経営パフォーマンスの測定と表示の概要を理解した上で、そのあるべき姿について主張できるようになる。
第7回 貸借対照表のパラダイム
貸借対照表のパラダイムの概要を理解した上で、そのあるべき姿について主張できるようになる。
第8回 プレゼンテーションの方法【オンデマンド】
プレゼンテーションの方法を理解し、その通りに実践できるようになる。
第9回 プレゼンテーション資料の作成方法(基礎)【オンデマンド】
プレゼンテーション資料の作成方法の基礎を理解し、その通りに実践できるようになる。
第10回 資産の会計
資産の会計の概要を理解した上で、そのあるべき姿について主張できるようになる。
第11回 持分の会計
持分の会計の概要を理解した上で、そのあるべき姿について主張できるようになる。
第12回 金融商品の会計
金融商品の会計の概要を理解した上で、そのあるべき姿について主張できるようになる。
第13回 従業員給付の会計
従業員給付の会計の概要を理解した上で、そのあるべき姿について主張できるようになる。
第14回 連結グループの会計
連結グループの会計の概要を理解した上で、そのあるべき姿について主張できるようになる。
第15回 企業結合・事業分離等の会計
企業結合・事業分離等の会計の概要を理解した上で、そのあるべき姿について主張できるようになる。
授業外学習の課題 事前学修(2時間程度):次回の授業で取り扱う内容が事前に判明している場合は、該当する資料等に目を通し、既習の内容を整理してから授業に参加すること。
事後学修(2時間程度):授業で扱った論点について、改めて内容を整理すること。前回の授業で消化が不完全であった箇所については、その内容について復習すること。
履修上の注意事項 *公認欠席制度の配慮内容は以下の通りです。
 ・公認欠席は期末試験の受験要件には影響しないように配慮します(期末試験を実施する場合)。
 ・公認欠席時の資料は後日配付しますので、指示に従って受け取ってください。
 ・小テストやプレゼンテーション時に公認欠席となる場合、追試または代替措置で対応します。
 ・公認欠席では資料配布等の配慮は行いますが、本授業の欠席回数の上限である5回には含めてカウントしますので注意してください。
*無断欠席は避けるようにしてください。
*報告担当回にやむをえず休む場合は、報告者を代わってもらうようにしてください。
*6回以上欠席した、課題を提出していない、不正行為をした(不正を疑われる行為も含む)、その他問題となる行為がみられた、のいずれかに該当する場合は、単位を認定しません。
*担当日に報告を忘れた場合や教科書等の必要なものを持っていない場合は、欠席として扱います。
*履修者の理解度や進度を鑑みて、計画が変更となることがあります。
*テキストは必ず最新版を使用してください。
*ブレンド型授業を実施します。Google Classroomを使用します。クラスコードはMoodleで指示します。
*履修者の受講状況を考慮して、期末試験を実施する可能性があります。
成績評価の方法・基準 提出物の内容(40%)、授業への取り組み姿勢(60%)で評価します。

※出席そのものは加点対象としません。
※期末試験を実施する場合は、期末試験(100%)で評価します。
テキスト ・伊藤邦雄『新・現代会計入門』日本経済新聞出版。

※最新版を使用してください。
参考文献 ・大出敦、直江健介『アカデミック・スキルズ プレゼンテーション入門』慶應義塾大学出版会、2020年。
・川喜田二郎『発想法 改版』中公新書、2017年。
・河野哲也『レポート・論文の書き方入門(第4版)』慶應義塾大学出版会、2018年。
・佐藤望、他『アカデミック・スキルズ(第3版) 大学生のための知的技法入門』慶應義塾大学出版会、2020年。
・佐渡島沙織、吉野亜矢子『これから研究を書く人のためのガイドブック[第2版]』ひつじ書房、2021年。
・千葉大学『千葉大学 人文社会科学教科書シリーズ No.3 プレゼンテーションの基礎』千葉大学大学院人文社会科学研究科 教育・学修支援研究会。
・戸田山和久『思考の教室』NHKブックス、2020年。
・戸田山和久『最新版 論文の教室』NHKブックス、2022年。
・森重湧太『一生使える 見やすい資料のデザイン入門 完全版』インプレス、2024年。
・野矢茂樹『新版 論理トレーニング』産業図書、2006年。
・野矢茂樹『論理トレーニング101題』産業図書、2001年。
・松本茂、河野哲也『大学生のための「読む・書く・プレゼン・ディベート」の方法 改訂第二版』玉川大学出版部、2015年。
・宮野公樹『学生・研究者のための使える!PowerPointスライドデザイン 伝わるプレゼン1つの原理と3つの技術』化学同人、2009年。
・宮野公樹『学生・研究者のための伝わる!学会ポスターのデザイン術』化学同人、2011年。

※もし最新版がある場合は、そちらを使用してください。
主な関連科目 ゼミナール科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問はGoogle Classroom上の質問フォームで対応します。
ただし、授業中に発表・議論の時間を設けている場合は、質問は受講生全員で共有し、可能な限り時間内の解決を目指します。
質問への回答および試験・課題・小テスト等に対するフィードバックは、Google Classroomもしくは次回講義で、全体フィードバックという形で回答します。

■ルーブリック情報
  AA A B C D
知識 論点を完全に理解している 論点を十分に理解している 論点の理解が不十分である 論点の理解に若干の間違いがある 論点をまったく理解できていない
技能 問いに対して申し分のない解答ができる 問いに対してある程度正しい解答ができる 問いに対する解答が不十分である 問いに対する解答に若干の間違いがある 問いに対する解答がまったくできていない

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部経営学科(F群) FCBA36031 2019~2022 3・4 - - - - -
商学部経営学科(F群) FCBA36031 2023~2023 3・4