授業コード | 11026900 | 単位数 | 2 |
科目名 | 民法Ⅱ | クラス | |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 鬼頭 祐紀 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 民法Ⅱ |
学修の概要 | この講義で学習する「民法」は,私たちの日常生活の一般的なルールを定めており,最も身近な法律です。民法Ⅱでは,物の所有,交通事故,結婚(婚姻)や相続などに関連する事柄を学びます。いわゆる,担保物権,物権総論,不法行為法,家族法に関連する事項がこの講義の対象です。 細かい議論に立ち入ることはできるだけ避け,条文の説明を中心に基本レベルの講義をさせていただく予定です。ただし,必要に応じて重要な判例については,(教科書に記載がなくても)適宜取り上げることにします。なお,前期の民法Ⅰと合わせて履修することで「民法」の全体像を捉えることができるように構成しています。 |
学修の到達目標 | ①財産法と家族法の基本的な用語や概念を理解することができるようになる。 ②①を前提として,基本的な民法の条文を具体例等を用いて自らの言葉で説明することができるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス / 財産法と家族法の概要 財産法と家族法の概要を理解する |
第2回 | 担保制度概要 / 人的担保 ・担保制度の存在意義について理解する ・人的担保とは何かについて理解する |
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第3回 | 物的担保①:抵当権 抵当権とは何かを理解し,具体例を用いて説明できるようになる |
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第4回 | 物的担保②:質権 / 留置権 / 先取特権 / 非典型担保 ・質権,留置権,先取特権の基礎知識を獲得し,具体例を用いて説明できるようになる ・非典型担保の存在意義について理解する |
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第5回 | 物権的請求権 / 占有 ・物権的請求権とは何かを理解し,具体例を用いて説明することができる ・所有と占有の違いを理解する |
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第6回 | 不動産物権変動 ・不動産二重譲渡と民法177条について理解する |
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第7回 | 動産物権変動 / 即時取得 ・動産二重譲渡と民法178条について理解する ・即時取得の存在意義について理解する |
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第8回 | 取得時効 / 相隣関係と共有 ・取得時効とは何かについて理解する ・相隣関係と共有について基本知識を獲得する |
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第9回 | 不法行為の成立要件 不法行為の要件について基本知識を獲得する |
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第10回 | 不法行為の効果 不法行為の効果について基本知識を獲得する |
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第11回 | 監督者責任 / 使用者責任 特殊な不法行為のうち,監督者責任(民法714条)と使用者責任(民法715条)について基礎知識を獲得する |
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第12回 | 婚姻 / 離婚 婚姻,離婚の基礎知識を獲得し,法的な問題の所在を把握する |
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第13回 | 親子 法的親子関係の確定基準について理解する |
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第14回 | 法定相続 法定相続について基礎知識を獲得する |
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第15回 | 遺言 / 遺留分 ・遺言の種類について理解する ・遺言と遺留分の関係について理解する |
授業外学習の課題 | 事前学修(2時間程度):毎回の授業中に示す予習のポイントにしたがって,わからない用語や概念について教科書で調べておいてください。 事後学修(2時間程度):講義で確認した民法の条文等を具体例を用いて自らの言葉で説明できるか試してみてください。できなかった場合には,レジュメやノートを参考にして,教科書を読み直してください。 |
履修上の注意事項 | 【授業中の注意事項】 授業の際には,最新の六法を必ず持参してください(なお,授業中は紙媒体でも電子版でも構いません)。 【レジュメの配布方法】 レジュメは,Moodleで配布致します。授業には,ご自身で印刷されるか,パソコンなどを持参するかしてください。 【公認欠席について】 公認欠席は,欠席として扱いますが,単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないように配慮致します。 【確認問題の配布】 授業中に確認問題を3回程度配布する予定です。授業内容をどれくらい理解できているかを確認する判断材料にしてください。なお,欠席者(公認欠席者を含む)への配布はありません。 |
成績評価の方法・基準 | 定期試験の成績のみで評価を致します。 |
テキスト | 松久三四彦・遠山純弘・林誠司『オリエンテーション民法〔第3版〕』(有斐閣,2024年) 前期の民法Ⅰと同じテキストです。 |
参考文献 | 授業中に適宜紹介します。 |
主な関連科目 | 民法Ⅰ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問については,授業後に対応致します。また,相談や時間のかかることが予想される質問については,オフィスアワーで対応致します。 定期試験については,Moodleを通じて簡単な解説等を行います。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
商学部商学科(D2群) | FCBS14212 | 2018~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
商学部商学科(D2群) | FCBS14212 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
商学部経営学科(D2群) | FCBA14212 | 2019~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
商学部経営学科(D2群) | FCBA14212 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
経済科学部現代経済学科(G群) | FECE10704 | 2019~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部現代経済学科(G群) | FECE10704 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
経済科学部経済情報学科(G群) | FEEI10704 | 2019~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部経済情報学科(G群) | FEEI10704 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(法律領域) | FGRA20605 | 2018~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(法律領域) | FGRA20605 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |