授業コード | 11026800 | 単位数 | 2 |
科目名 | 民法Ⅰ | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 鬼頭 祐紀 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 民法Ⅰ |
学修の概要 | この講義で学習する「民法」は,私たちの日常生活の一般的なルールを定めており,最も身近な法律です。民法Ⅰでは,「民法」のうち,皆さんの生活に関わりの深い「契約」に関係する事柄を中心に学びます。いわゆる,民法総則,契約法,債権総論に関連する事項がこの講義の対象です。 細かい議論に立ち入ることはできるだけ避け,条文の説明を中心に基本レベルの講義をさせていただく予定です。ただし,必要に応じて重要な判例については,(教科書に記載されていなくても)適宜取り上げることにします。なお,後期の民法Ⅱと合わせて履修することで「民法」の全体像を捉えることができるように構成しています。 |
学修の到達目標 | ①財産法の基本的な用語や概念を理解することができるようになる。 ②①を前提として,基本的な民法の条文を具体例等を用いて自らの言葉で説明することができるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス / 「民法」を学ぶにあたっての前提知識 本講義の流れを確認し,さらに「民法」を学ぶための前提となる法律用語や概念を理解する |
第2回 | 財産法の概括 財産法に関係する具体例の確認を通じて,基本的な用語・概念と法的問題の所在を把握する |
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第3回 | 権利能力,意思能力,行為能力①(未成年者) 権利能力,意思能力,行為能力①(未成年者)の基礎知識を獲得し,権利義務の主体について理解する |
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第4回 | 行為能力②(成年後見,保佐,補助),法人 行為能力②(成年後見,保佐,補助),法人の基礎知識を獲得し,権利義務の主体について理解する |
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第5回 | 契約の成立 契約の成立の流れを確認し,どこに法的な問題があるかを把握する |
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第6回 | 心裡留保 / 虚偽表示 / 錯誤 / 詐欺・強迫 心裡留保(民法93条),虚偽表示(民法94条),錯誤(民法95条),詐欺・強迫(民法96条)の基礎知識を獲得し,それぞれ具体例を用いて説明できるようになる |
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第7回 | 無効・取消しと第三者の保護 心裡留保,虚偽表示,錯誤,詐欺・強迫により契約が無効・取消しとなった場合における第三者の保護について理解する |
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第8回 | 代理 / 条件・期限 ・代理について具体例を用いて説明することができるようになる ・条件と期限の違いを理解する |
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第9回 | 契約の種類 / 同時履行の抗弁権 ・契約の具体例を確認し,契約の種類と分類を理解する ・同時履行の抗弁権とは何かを理解する |
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第10回 | 弁済 / 相殺 / 消滅時効 弁済,相殺,消滅時効の基礎知識を獲得し,債権の消滅について理解する |
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第11回 | 債務不履行 / 履行の強制 ・債務不履行とは何かを理解する ・債務不履行に対する救済策としての「履行の強制」について理解する |
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第12回 | 債務不履行による損害賠償請求 債務不履行に対する救済策としての損害賠償請求について理解する |
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第13回 | 契約の解除 / 契約不適合責任 ・契約の解除がどのような場合に認められるのかを理解する ・契約不適合給付に対する買主の救済策としてどのような制度があるのかを理解する |
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第14回 | 受領遅滞 / 危険負担 受領遅滞,危険負担についての基礎知識を獲得し,具体例を用いて説明できるようになる |
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第15回 | 債権者代位権 / 詐害行為取消権 / 債権譲渡 債権者代位権,詐害行為取消権,債権譲渡の意義を理解し,それぞれ具体例を用いて説明できるようになる |
授業外学習の課題 | 事前学修(2時間程度):毎回の授業中に示す予習のポイントにしたがって,次回講義までにわからない用語や概念について教科書で調べておいてください。 事後学修(2時間程度):講義で確認した条文について具体例を用いて自らの言葉で説明できるか試してみてください。できなかった場合には,レジュメやノートを参考にして教科書を読み直してください。 |
履修上の注意事項 | 【授業中の注意事項】 授業の際には,最新の六法を必ず持参してください(なお,授業中は紙媒体でも電子版でも構いません)。 【レジュメの配布方法】 レジュメは,Moodleで配布致します。授業には,ご自身で印刷されるか,パソコンなどを持参するかしてください。 【公認欠席について】 公認欠席は,欠席として扱いますが,単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないように配慮致します。 【確認問題の配布】 授業中に確認問題を3回程度配布する予定です。授業内容をどれくらい理解できているかを確認する判断材料にしてください。なお,欠席者(公認欠席者を含む)への配布はありません。 |
成績評価の方法・基準 | 定期試験の成績のみで評価を致します。 |
テキスト | 松久三四彦・遠山純弘・林誠司『オリエンテーション民法〔第3版〕』(有斐閣,2024年) 後期の民法Ⅱも同じテキストを利用します。 |
参考文献 | 授業中に適宜紹介します。 |
主な関連科目 | 民法Ⅱ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問については,授業後に対応致します。また,相談や時間のかかることが予想される質問については,オフィスアワーで対応致します。 定期試験については,Moodleを通じて簡単な解説等を行います。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
商学部商学科(D2群) | FCBS14211 | 2018~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
商学部商学科(D2群) | FCBS14211 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
商学部経営学科(D2群) | FCBA14211 | 2019~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
商学部経営学科(D2群) | FCBA14211 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
経済科学部現代経済学科(G群) | FECE10703 | 2019~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部現代経済学科(G群) | FECE10703 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
経済科学部経済情報学科(G群) | FEEI10703 | 2019~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部経済情報学科(G群) | FEEI10703 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(法律領域) | FGRA20604 | 2018~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(法律領域) | FGRA20604 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |