授業コード | 10032900 | 単位数 | 2 |
科目名 | B2群特殊講義a(金融演習Ⅰ) | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | NGUYEN Duc Lap | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 金融演習 A (Seminar on Finance A) |
学修の概要 | 本授業では、ファイナンスの基礎理論を学びながら、Excelを活用して直感的に金融データを分析し、リスクとリターンの関係やポートフォリオ理論の基本を理解することを目的とします。金融理論を実務へ応用するためのスキルを養い、投資や資産運用に関する意思決定を実践的に学びます。特に、ポートフォリオの最適化や分散投資の効果 について、Excelを用いたデータ分析を通じて体感できるような演習を行います。数学的な知識は最小限に抑えつつ、ファイナンスの本質を理解することを重視します。 |
学修の到達目標 | 本授業を通じて、ファイナンスの基本概念や理論を理解し、それを実践的な意思決定に応用できるようになります。 |
授業計画 | 第1回 | ビジネスとファイナンスの関係(ファイナンスの基本概念や役割を理解し、企業経営や個人生活における金融の影響が分かるようになります。) |
第2回 | 利息の計算方法(単利・複利の計算方法を理解し、投資や借入における利息の影響が分かるようになります。) | |
第3回 | 貨幣の時間的価値と割引(未来の貨幣価値を現在価値に換算する方法を理解し、インフレや金利の影響を考慮できるようになります。) | |
第4回 | 貨幣の時間的価値の応用①(年金計画や退職後の資産運用についてシミュレーションし、適切な計画を立てられるようになります。) | |
第5回 | 貨幣の時間的価値の応用②(住宅ローンの仕組みを理解し、金利変動や借入計画の影響を考慮した資金計画を立てられるようになります。) | |
第6回 | 企業価値評価のアプローチと評価法(割引キャッシュフロー法を理解し、企業価値の評価が分かるようになります。) | |
第7回 | 企業設備投資のケーススタディ(設備投資の意思決定プロセスを学び、NPV(正味現在価値)やIRR(内部収益率)を計算・活用できるようになります。) | |
第8回 | 株価データの収集と整理(株価データを収集し、Excelを活用して整理できるようになります。) | |
第9回 | リターンの計算(日次・週次・月次のリターンを計算し、幾何平均リターンと算術平均リターンの違いを理解できるようになります。) | |
第10回 | リスクの概念と定量化(標準偏差やボラティリティを理解し、Excelを用いてリスクを測定できるようになります。) | |
第11回 | ポートフォリオの収益率とリスクの計算(ポートフォリオ全体のリターンとリスクを計算し、投資判断に活かせるようになります。) | |
第12回 | 共分散と相関係数の分析(ポートフォリオにおける資産間の関係を分析し、分散投資の効果がわかるようになります。) | |
第13回 | 効率的フロンティアと資本市場線(理論:効率的フロンティアと最適なリスク・リターンの組み合わせを理解し、投資戦略を考えられるようになります。) | |
第14回 | 効率的フロンティアと資本市場線(演習:Excelのソルバー機能を活用して、最適なポートフォリオを構築できるようになります。) | |
第15回 | 総合演習(これまで学んだ内容を活かし、自身でポートフォリオを設計できるようになります。) |
授業外学習の課題 | 授業外学習では、多くの演習問題に時間をかけて取り組むことが大切です。予習・復習のために、毎週3時間以上を目安に学習時間を確保してください。 |
履修上の注意事項 | 授業では、自ら積極的に質問する姿勢を持ち、教員からの問いにも積極的に答えるようにしましょう。また、レポートの提出期限は必ず守ってください。 公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよう配慮します。 公認欠席となる場合は代替措置で対応するので、個別に相談してください。 |
成績評価の方法・基準 | 授業への取り組み(40%)、小テストやレポートおよび課題(60%)によって総合的に評価します。 |
テキスト | 必要な資料はプリントして配布します。 |
参考文献 | 手嶋宣之 (著) (2011) 『基本から本格的に学ぶ人のためのファイナンス入門』ダイヤモンド社 キース・カットバートソン (著), ダーク・ニッチェ (著), 吉野 直行 (監修, 翻訳), (2013) 『ファイナンスの基礎理論―株式・債券・外国為替』 |
主な関連科目 | 金融演習Ⅱ、金融システム論、金融政策論、金融資格Ⅰ・Ⅱ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業前後や授業中の質問は歓迎します。また、メールにて質問を受け付けます。 必要に応じて研究室への訪問時間を調整するので、連絡してください。 課題と小テストのフィードバックは翌週に総合フィードバックを行います。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
商学部商学科(B2群) | FCBS22241 | 2018~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
商学部商学科(B2群) | FCBS22241 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |