授業コード 10012100 単位数 2
科目名 マーケティング論 クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 徐 康勲 配当年次 *下表参考

授業の題目 マーケティング論(Marketing)
学修の概要  現代企業にとって顧客との密接な関係構築を通じた価値の創出は、極めて重要な課題になっている。また、企業の優れたマーケティング能力は、企業の持続的な競争優位につながる資産として捉えられている。
 学習者は、マーケティングの理論と事例について習い、生産者側からのマーケティング思考力・企画力の向上を図ることができる。
学修の到達目標 ①マーケティングの理論や事例について入門レベルの知の土台を構築し、説明・議論することができる。
②自分が企業家、ミドルマネージャー、マーケティング担当者であれば、いかに商品やビジネスモデルを設計し、ブランドを管理し、長期持続可能な顧客関係を築いていくかについてシミュレーションし、議論することができる。
授業計画 第1回 〇ガイダンス
→ 授業全体の構成およびスケジュール、到達目標、課題について理解することができます。
第2回 〇マーケティングの概念
・経済学 VS 経営学 VS マーケティングについて学ぶことができます。
・マーケティングの関連領域、概念、マーケテイング・ミックス、マーケティングで良く使う言葉について学ぶことができます。
*アサヒサイクルの事例について学ぶことができます。
第3回 〇マーケティングの登場とマーケティングの視野
・マーケティングの歴史
・マーケティングの視野
・マーケティングの重要性
*大学広告の事例について学ぶことができます。
第4回 〇商品のマネジメントⅠ
・新商品開発
・市場導入のプロセス
*カインズやイオンのPB商品の事例について学ぶことができます。
第5回 〇商品のマネジメントⅡ
・市場導入後のプロセス_商品ライフサイクル管理
・市場導入後のプロセス_計画的陳腐化
*カルビーポテトチップス開発の事例について学ぶことができます。
第6回 〇価格のマネジメント
・価格の意味
・需要を考慮した価格設定(予定)
・コストを考慮した価格設定(予定)
・消費者心理を考慮した価格設定について学ぶことができます。
第7回 〇プロモーションのマネジメント
・プロモーションの概念
・プロモーションのメッセージ
・プロモーションの種類
・広告の評価
*ペプシ、BMW、バーガーキング広告の事例について学ぶことができます。
第8回 〇流通のマネジメント
・流通の役割
・マーケティング・チャネルの概念
・マーケティング・チャネルの選択
・マーケティング・チャネルの管理
*移動スーパーとくし丸の事例について学ぶことができます。
第9回 〇中間テストと解説
第10回 〇マーケティングSTP
・STP
*クラフトボースと弁当開発の事例について学ぶことができます。
第11回 〇マーケティング・リサーチ
・マーケティング・リサーチ
・マツダのケーススタディー
*羽田空港におけるテストマーケティングの事例について学ぶことができます。
第12回 〇ブランドのマネジメント
・ブランドの概念、構成要素、再認・再生・連想
・ブランドの機能と効果
・ブランド資産
・ブランドのマネジメント
*資生堂、ハーゲンダッツ、Seikoの事例について学ぶことができます。
第13回 〇顧客関係のマネジメント
・関係性パラダイム
・顧客獲得コストと顧客生涯価値について学ぶことができます。
・リピーターのメリット
・顧客との長期継続的関係づくり
*近大生に愛される名物食堂、モスバーガーの事例
第14回 〇社会貢献とマーケティング
・社会的存在としての企業
・CSR、CSV
・ESG、SDGs
・社会貢献のマーケティング戦略と消費者の反応
*スペースXのCSV戦略、イオンモールのSDGs、ESG投資の事例について学ぶことができます。
第15回 〇まとめ
→ 本講義で習った内容を振り返りながら、学生自身の成長を確認し、改善点についても考えることができます。
授業外学習の課題 ・授業の前にテキスト、配布資料を読んでおく必要があります。
・授業外学習に要する目安の時間:予習(2時間以上)、復習・応用(2時間以上)
履修上の注意事項 〇授業について
*ブレンド方式の授業(2回オンデマンド授業を実施、グーグルクラスルームを活用)。ガイダンスの時に詳しく説明します。
*授業は基本的にシラバスに書いてある内容を中心に進めますが、変更の可能性もあります。その際にアナウンスします。
*第1回授業でルールについて詳しく説明します。なお、第1回授業から出席をカウントします。履修を希望する方は必ず出席してください。履修変更により途中で受講する可能性がある方も第1回授業から出席してください(履修変更により途中で受講することになった学生も第一回授業から出席カウントを同様に適用)。
*20分を超える遅刻は欠席とします(妥当な理由があれば必ず証拠を提示してください)。
*この授業は座席を指定しています。
*授業中学生発表があります。
*出席は授業中のクイズに対して回答し、出席カードを回収する形で行います。
*公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよう配慮します。
*5回以上の欠席は評価対象外とします(公認欠席を含め実質5回授業に出なかった場合、評価対象外にする)。
*公認欠席認定の流れ
・学生は教学センターへ公認欠席届を提出し、教学センターが申請書、必要書類を確認して公認欠席と認めたものについて、教員に連絡する。
*この授業では公認欠席の場合でも代替課題を必ず提出する必要があります。
*公認欠席など出欠に関する措置については授業ガイダンスのときに詳しく説明します。

〇その他
*授業への積極的な参加と質問を歓迎します。
*学生対教員、教員対学生のマナーを互いに守りましょう。
*特にメールのやり取り等、非対面的コミュニケーションにおけるマナーに気を付けましょう。
*一部の授業と内容・資料の重複がありますが、単なる重複ではなく重要内容の復習・深化です。
成績評価の方法・基準 ・知識習得・学習態度・ルールの順守程度などを考慮した多方面評価
・中間テスト(60%)、出席カード回答(40%)、態度点数(加減式)、出席(出席回数によりもらえるスコアに上限がある)
テキスト 石井 淳蔵、廣田 章光、清水 信年(2020)、『1からのマーケティング』(第四版)、碩学舎、ISBN: 978-4502327711
参考文献 石井 淳蔵、嶋口 充輝、栗木 契、余田 拓郎(2013)、『ゼミナールマーケティング入門』(第二版)、日本経済新聞出版社、ISBN: 978-4532134396
主な関連科目 商学概論、マーケティング・マネジメントⅠ・Ⅱ、広告論、流通論、商業論、国際マーケティング、マーケテイング・リサーチ、ブランド戦略など
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
・メールによる質問に対応する。
・メール: gseo[at]alpha.shudo-u.ac.jp
・メールは、件名、科目名、学籍番号、名前をもう一度確かめた上、送ってください。
・訪問による相談も可能ですが、事前にメールにてアポイントメントを取ってください。
・オフィスアワー(木曜日2時限)で対応する。
・授業終了後に質問に応じる。
・試験のフィードバックは試験の後に行います。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部商学科(B1群) FCBS22102 2018~2022 2・3・4 - - - - -
商学部商学科(B1群) FCBS22102 2023~2023 2・3・4 -
商学部商学科(B1群) 11200 2024~2025 2・3・4 -
商学部経営学科(B3群) FCBA22301 2019~2022 2・3・4 - - - - -
商学部経営学科(B3群) FCBA22301 2023~2023 2・3・4 -
商学部経営学科(B3群) 12200 2024~2025 2・3・4 -