授業コード | 10008200 | 単位数 | 2 |
科目名 | 日本金融史 | クラス | |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 坂根 嘉弘 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 日本金融史 History of Japanese Finance |
学修の概要 | 貨幣や金融の基本的な機能や役割を紹介しつつ、日本における貨幣や金融の歴史を学びます。歴史を学ぶなかで、その時々の貨幣や金融にまつわる経済状況や事件を紹介していきます。取り上げる時期は、主に幕末から高度経済成長期です。特定のテキストは指定しません。 毎回、講義レジメを配ります。 毎回の講義内容についての小テストを実施します。 事前学修を2時間程度、事後学修を2時間程度実行してください。 |
学修の到達目標 | 江戸時代から現在に至るまでの貨幣史・金融史について概観できます。貨幣や金融の果した役割や機能を理解できるようになります。 |
授業計画 | 第1回 | 貨幣とは、金融とは 貨幣・金融について基礎的知識と古代から中世の貨幣・金融についての基礎的な知識を得る |
第2回 | 江戸時代の通貨制度 三貨制度、貨幣改鋳、南鐐二朱銀、藩札について基礎的な知識を得る |
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第3回 | 江戸時代の金融活動 両替商、手形、為替取引、公金為替、頼母子講について基礎的な知識を得る |
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第4回 | 幕末の開港と通貨調整 安政五カ国条約の通貨調整、金流出、幕末インフレについて基礎的な知識を得る |
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第5回 | 円の誕生 由利財政、太政官札、新貨条例、新紙幣発行について基礎的な知識を得る |
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第6回 | 国立銀行の設立と大隈財政 大隈積極財政、銀行論争、国立銀行条例、改正国立銀行条例、インフレーションについて基礎的な知識を得る |
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第7回 | 松方財政と日本銀行の設立 松方財政、紙幣整理、日本銀行設立について基礎的な知識を得る |
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第8回 | 金本位制への移行(金本位制とは) 日清・日露戦後経営、金本位制度の成立、そのメカニズム、貨幣制度調査会について基礎的な知識を得る |
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第9回 | 第一次大戦と戦後恐慌(銀行の発達と取付騒ぎ) 国際収支の悪化、大戦ブーム、債権国化、戦後恐慌について基礎的な知識を得る |
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第10回 | 関東大震災と金融恐慌 1920年代国際収支の危機、震災手形問題、金融恐慌、銀行集中について基礎的な知識を得る |
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第11回 | 金解禁(金本位制への復帰)と昭和恐慌 金解禁論争、金解禁、昭和恐慌、ドル買いについて基礎的な知識を得る |
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第12回 | 高橋是清の経済政策(高橋財政) 金本位制停止、高橋財政のメカニズム、高橋財政の終焉について基礎的な知識を得る |
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第13回 | 戦時経済統制と金融機関 一県一行主義、日本型経済システムのはしり、戦時経済統制下の金融統制について基礎的な知識を得る |
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第14回 | 戦後のインフレと金融制度改革 戦後経済民主化と銀行、中小企業向け金融機関、戦後インフレと金融緊急措置令、復金インフレについて基礎的な知識を得る |
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第15回 | 高度経済成長と金融制度 ドッジ不況、景気変動、高い貯蓄率と間接金融、開放経済体制、戦後最大の不況について基礎的な知識を得る |
授業外学習の課題 | 講義には、講義用のレジメをMoodleで事前に配布します。その講義レジメを中心に、授業前に2時間程度の事前学修を、授業後に2時間程度の事後学修をして下さい。 事前学修では、事前にMoodleにアップする講義レジメをテキストに、各自でできる限り予備知識を集めておき、関係する事柄について調べておいてください。 事後学修では、講義レジメを復習し、分からない事柄などを各自で調べ、解決しない場合には、次回の授業で質問してください。 |
履修上の注意事項 | 1、対面授業を実施します。特別な場合を除き、オンデマンドによる講義は行いません。 2、毎回、その回の授業内容について、小テストを実施します。小テストの解答にあたっては、配布した講義レジメの参照は可能です。小テストは成績評価の対象です。 3、出欠確認はICカードリーダーで行います。学生証の再交付期間中の場合は申し出てください。 4、講義レジメと小テスト解答例はMoodleにアップします。欠席などでレジメが受け取れない場合はMoodleから入手してください。次回講義で残部を渡すことはありません。 5、公認欠席による不利な扱いはしません。公認欠席時の講義レジメは、Moodleから入手してください。 公認欠席時の小テストの代替措置は行いませんが、公認欠席時の小テストの成績については不利な扱いはしません。小テストの内容・解答例はMoodleで確認してください。 6、Moodleにアクセスできないと、欠席時の講義レジメの入手や小テスト解答例の入手ができません。必ずMoodleにアクセスしてください。 |
成績評価の方法・基準 | 【定期試験】有 ①小テスト(30%)、②定期試験(70%)で評価します。ただし、状況変化により、上記の割合が変更する場合があります。 |
テキスト | 特に、指定しません。毎回、講義レジメを配布します。 |
参考文献 | 必要に応じて講義中に指示します。 |
主な関連科目 | 日本史、日本近代史、日本経済史、経営史 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問や相談は、講義終了時かメールで受け付けます。質問のうち、他の学生にも参考になる内容については、他の受講生にも講義などでフィードバックします。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
商学部商学科(B1群) | FCBS22121 | 2018~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
商学部商学科(B1群) | FCBS22121 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |
商学部経営学科(D1群) | FCBA24126 | 2019~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
商学部経営学科(D1群) | FCBA24126 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |