授業コード 06300300 単位数 2
科目名 広島の防災と法務 クラス
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 澤 俊晴 配当年次 *下表参考

授業の題目 広島の防災と法務〜さまざまな災害に対応した法制度
学修の概要 近年、水害など自然現象による災害が報道されることが多く、広島県内でも土砂災害を中心に毎年、災害が発生している。
土砂災害や洪水は、降雨に起因するが、地球温暖化にともない、これらの災害は増加すると予想されている。
また、日本列島は地震活動期に入ったと見られており、南海トラフ地震など近い将来の発生が予想される巨大地震なども想定されている。
自然災害に対しては、事前の対策による災害予防、災害発生時の応急対策、災害発生後の災害復旧・復興といった政策が用意されている。
この講義では、広島で発生が予想される災害の分類に応じた災害発生のメカニズムを理解するとともに、災害対策を支える法制度に関する理解を深める。
実務経験内容:広島県で砂防、地すべり防止、急傾斜地の崩壊による災害の防止、災害救助などに携わりました。それらの経験を踏まえて実務的な観点を含めた講義を行います。
学修の到達目標 広島で発生が予想される災害を中心に、その発生メカニズム、災害予防、応急対策、復旧・復興に関する法制度を理解するとともに、防災意識を高め、様々な災害への対策について説明できるようになる。
授業計画 第1回 オリエンテーション
この科目の到達目標や成績評価の基準、履修上の注意、授業外学習の内容などについて理解できるようになる。
第2回 近年の自然災害(世界・日本・広島)
近年の自然災害について、事例を挙げて説明できるようになる。
第3回 災害対策基本法から見る災害対策の仕組み
災害の予防、応急対策、復旧・復興の枠組みについて説明できるようになる。
第4回 地震発生のメカニズム及び広島の地震
海溝型地震と活断層型地震の相違、広島で起こる(起こりうる)地震について説明できるようになる。
第5回 地震に対応した法制度(地震対策特別措置)(建築物耐震化)
日本における地震予防法制による対策について説明できるようになる。
第6回 東日本大震災の復興施策について、前・復興防災部復興くらし再建課総括課長からの講演を聴き、復興の実際について説明できるようになる。
第7回 土石流発生のメカニズム及び土石流対策の法制度
広島県で頻発する土石流災害の発生メカニズムと、土石流対策の法的な仕組みについて説明できるようになる。
第8回 崖崩れ発生のメカニズム及び崖崩れ対策の法制度
広島県で頻発する崖崩れの発生メカニズムと、崖崩れ対策の法的な仕組みについて説明できるようになる。
第9回 洪水発生のメカニズム及び洪水対策の法制度
太田川を主な事例として、洪水が発生するメカニズムとそれへの法的な対策について説明できるようになる。
第10回 高潮発生のメカニズム及び高潮対策の法制度
広島沿岸部で多発する高潮の発生メカニズムとそれへの法的な対策について説明できるようになる。
第11回 津波発生のメカニズム及び津波対策の法制度
広島でも南海トラフ地震により被害が想定されている津波について、そのメカニズムと法的な対策について説明できるようになる。
第12回 災害応急対策の事例
災害が発生する直前や直後に講じられる様々な応急対策について、具体的な内容を説明できるようになる。
第13回 災害応急対策の法制度
災害が発生する直前や直後に講じられる様々な応急対策について、その法的仕組みを説明できるようになる。
第14回 災害復旧・復興の事例
災害からの復旧・復興の対策について、具体的な内容を説明できるようになる。
第15回 災害復旧・復興の法制度
災害からの復旧・復興の対策について、その法的仕組みを説明できるようになる。
授業外学習の課題 事前に配付される資料に目を通して予習(1時間程度)をするとともに、各回終了後に関連事項について図書館などで調査した上で、コメントペーパーを作成・提出し、復習(3時間程度)を行うこと。
履修上の注意事項 教員が作成したプレゼン資料に拠って授業を行っていきます。
公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件には影響しないよう配慮します。
公認欠席時の資料はmoodle上で確認してください。
期末試験時に公認欠席となる場合、代替措置で対応します。
成績評価の方法・基準 防災法制に関する基本的な理解ができているかどうかを基準として、定期試験(70点)とコメントペーパの内容及び講義での質問などの受講態度(30点)により評価する。
時間外学習の時間は、授業各回について概ね4時間です。
試験のフィードバックのためオフィスアワーにおいて、希望する学生に問題解説などの説明を行います。
テキスト なし。
参考文献 大橋洋一編『災害法』有斐閣2022年
村中洋介『災害行政法』信山社2022年
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
オフィスアワーは毎週木曜日5限(16時30分から18時00分まで)です。
メール及び対面(授業後)により対応します。
メールアドレスは、tsawa@alpha.shudo-u.ac.jp です。
また、授業後以外でも対応します。メールにより日時場所を調整します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部商学科(地域理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4 - -
商学部経営学科(地域理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4 - -
経済科学部現代経済学科(地域理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4 - -
経済科学部経済情報学科(地域理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4 - -
人文学部教育学科(地域理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4 - -
人文学部英語英文学科(地域理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4 - -
人文学部社会学科(地域理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4 - -
法学部法律学科(地域理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4 - -
人間環境学部人間環境学科(地域理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4 - -
健康科学部心理学科(地域理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4 - -
健康科学部健康栄養学科(地域理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4 - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(地域理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4 - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(地域理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4 - -