授業コード | 06106011 | 単位数 | 2 |
科目名 | 多文化交流プロジェクト(多文化理解) | クラス | 11 |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 伊藤 賀与子 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 多文化交流プロジェクト(多文化理解) Multicultural Project in Japanese (Multicultural Understanding) |
学修の概要 | この授業では、留学生と日本人学生とが協働しつつ、それぞれの関心を軸にしながら、多文化共生社会の構築に欠かせない「多文化理解」についてプロジェクトワークを行う。 基本的には履修者の多文化理解に関する興味や関心を掘り下げることを前提に進める。 前半では、多文化理解に対する共通理解を深めるためにいくつかの講義とグループワークを行う。 具体的には、「異文化とは何か」という問題から出発し、(1)アイデンティティ(2)異文化接触(3)イメージとステレオタイプ・偏見(4)価値観の相違(5)多文化共生 をテーマにした課題を扱う。 後半では、グループワークが中心になる。グループでの調査、探究活動、発表を通して、多文化理解をめぐりどのような葛藤が生じ、またその創造的な解決に向けて何が求められているのかを学んでいく。 履修者には、異なる言語や文化背景を持つ人たちとのグループワークなどを通じて、多文化共生社会において直面する課題を捉え直すと同時に、他者との協働の面白さと難しさを体験的に学ぶことで、多文化理解を実感してほしい。 ※以下の授業計画は受講生の人数に応じて変更します。 This course provides an opportunity for international and Japanese students to collaborate while exploring multicultural understanding, a crucial component in building a multicultural and inclusive society. The course will be structured around each student's individual interests, allowing them to deepen their understanding of multiculturalism through project-based learning. Note: The course schedule may be adjusted depending on the number of enrolled students. |
学修の到達目標 | ・多文化共生社会の構築に求められる多文化理解とは何か、多様な視点や立場から捉え直すことができる。 ・異質な他者の意見を尊重し、また自らの意見を他者に伝えることができる。 ・多様な背景を持つ他者と協働できる。 ・「異なる言語を話す人々の間での共通語としての『やさしい日本語』」を使ってコミュニケーションできるようになる。 ・Develop the ability to re-examine the concept of multicultural understanding required for building a multicultural and inclusive society from diverse perspectives and standpoints. ・Cultivate the skills to respect differing opinions while effectively expressing one's own thoughts to others. ・Enhance the ability to collaborate with individuals from diverse backgrounds in a cooperative learning environment. ・Develop the ability to communicate using "Easy Japanese as a lingua franca for communication among speakers of different languages". |
授業計画 | 第1回 | オリエンテーション、、自己紹介、「やさしい日本語」を使ってみよう、アイスブレイク: 授業の概要を理解できるようになる。「異なる言語を話す人々の間での共通語としての『やさしい日本語』」を使ってコミュニケーションできるようになる。 |
第2回 | 「文化」とは?「異文化」とは?「異文化コミュニケーション」とは?: 文化や異文化についての理解を深めることができるようになる。また、異文化コミュニケーションにおいて大切なことをクラスで意見交換し、再考できるようようになる。 |
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第3回 | 「自分」とは何か?: ディスカッションを通じて、アイデンティティについて考えることができるようになる。 |
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第4回 | コミュニケーションと自己開示: 異なる文化背景を持つ人々とともに与えられた課題について意見交換できるようになる。 |
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第5回 | 異文化との接触: 相手の国のやり方を知ることができるようになる |
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第6回 | イメージとステレオタイプ・偏見: 無意識に持っていたステレオタイプに気付くことができるようになる 【グループ内発表】:「無意識に持っていたステレオタイプ」 グループ内で「無意識に持っていたステレオタイプ」について発表し、意見交換できるようになる。 |
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第7回 | 誤解はどこから生まれるのか?: 非言語コミュニケーションについての知識を得て、誤解がどのように生まれるのか考えることができるようになる。 |
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第8回 | 価値観の相違を考えてみよう: 価値観の相違についての知識を得て、円滑なコミュニケーションに必要なことを考えることができるようになる。 |
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第9回 | 異なる視点から考えてみよう: 異なった視点から物語やストーリーを作ることができるようになる。 |
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第10回 | グループ発表準備➀:発表方法について、発表テーマ、アウトライン、材料集め担当を決定する。 クラスで議論したい内容、発表のアウトラインをグループで話し合うことができる。 |
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第11回 | グループ発表準備➁:グループ内で各自担当した内容についてグループ内で説明する。 テーマについて各自調べてきたことをグループ内で説明できる。グループメンバーの説明や意見を聞いて、発展的な質問や提案ができる。 |
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第12回 | グループ発表準備➂:発表資料、発表材料の作成 グループ全員が協力しながら発表材料や資料を作成することができる。 |
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第13回 | グループ発表準備④:発表原稿、発表材料の作成 聞く人の立場に立ってわかりやすい発表になるようにグループで協力しながら発表原稿や発表材料を準備できる。 |
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第14回 | グループ発表、ディスカッション: 各グループの発表を理解できるようになる。相手が理解できるように質問したり、回答することができるようになる。 |
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第15回 | 相互評価、全体ふりかえり: 第1回~第14回の活動を通じて新しく考えこと、気づいたことを、クラス全体で確認し、意見交換することができるようになる。 |
授業外学習の課題 | グループ発表に向けた継続的な準備が必要です。また、グループメンバーと協力して課題に取り組むことが求められます。授業外学習に要する時間は週3~4時間前後です。 |
履修上の注意事項 | ■履修方法は、「ウェブ履修抽選」です。定められた期日にエントリーをしてください。 【重要】 ・抽選エントリーした後、履修者として選ばれたら、履修キャンセルはできません。 ・抽選で選ばれた場合に必ず授業を履修できる方のみ、ウェブ抽選にエントリーしてください。 ■【単位認定要件】 単位認定されるためには、 11回以上の出席が必要となります。 5回以上の欠席で単位不可となります。 ■定員は、16名程度です。 この16名程度に加えて、交換留学生も授業に加わります。 ■多文化交流プロジェクトは、留学生と日本人学生が共に学ぶことを目的とする国際共修科目です。 ■履修者の構成によって、授業計画が変更となる場合があります。 ■課題はGoogle Classroomへ提出してください。 ■公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件には影響しないよう配慮します。 ■公認欠席時の資料は後日配付します。 ■プレゼンテーション時に公認欠席となる場合、代替措置で対応します。 |
成績評価の方法・基準 | 【期末試験】無 ※【単位認定要件】 単位認定されるためには、 11回以上の出席が必要となります。 5回以上の欠席で単位不可となります。 以下の基準によって総合的に判定します。※遅刻・欠席は減点対象とします。 プレゼンテーション40%、毎週のふりかえりシートと総括ふりかえりシート40%、参加度(ディスカッション、グループワーク)20% |
テキスト | 資料を配布します。 |
参考文献 | 授業の中で適宜紹介します。 |
主な関連科目 | <留学生>日本語Ⅰ, Ⅲ, Ⅴ, Ⅶ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業中に課題のフィードバックを行います。また、質問や相談も受け付けます。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
商学部商学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
商学部商学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
商学部商学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
商学部経営学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
商学部経営学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
商学部経営学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
経済科学部現代経済学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部現代経済学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
経済科学部現代経済学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
経済科学部経済情報学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部経済情報学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
経済科学部経済情報学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
人文学部人間関係学科社会学専攻(グローバル科目) | WIAC20201 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部人間関係学科社会学専攻(グローバル科目) | WIAC20201 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
人文学部教育学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部教育学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
人文学部教育学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
人文学部英語英文学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部英語英文学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
人文学部英語英文学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
人文学部社会学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
法学部法律学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
法学部法律学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
法学部法律学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
法学部国際政治学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2017~2017 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
法学部国際政治学科(グローバル科目) | - | 2018~2020 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人間環境学部人間環境学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人間環境学部人間環境学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
人間環境学部人間環境学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
健康科学部心理学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
健康科学部心理学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
健康科学部心理学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
健康科学部健康栄養学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
健康科学部健康栄養学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
健康科学部健康栄養学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
国際コミュニティ学部国際政治学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2018~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部国際政治学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
国際コミュニティ学部国際政治学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
国際コミュニティ学部地域行政学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2018~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(グローバル科目) | WIAC20201 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
国際コミュニティ学部地域行政学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |