授業コード 02504500 単位数 2
科目名 言語文化特殊講義Ⅰ(中国) クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 森中 美樹 配当年次 *下表参考

授業の題目 言語文化特殊講義Ⅰ(中国)
学修の概要 この授業は、中国語Ⅰ~Ⅳの「単位取得者」を対象とし、中国語のさらなる運用能力を高めることを目的としています。教科書と補助資料を通じて楽しく学びながら、中国語および中国文化への理解を深め、学んだ知識を活用して、実際に中国語を使ってみたり、各種検定試験合格・留学などに役立ててもらうことを目指しています。本授業は、後期の「言語文化特殊講義Ⅱ(中国)」と連動しています。可能なら、通年で履修してください(もちろん、こちらだけでも大歓迎です)。

・授業は、教科書60分+検定対策・発展学習30分(筆記・リスニング)で行う予定です(履修者の目的により、時間配分変更の可能性あり)。
・既知の確認のため、旧教科書である郭春貴・郭久美子『やさしく楽しい400語で学ぶ中国語入門』を毎回持参してください。
学修の到達目標 簡単な日常中国語を「聞く」「書く」「話す」「読む」ことがトータルでできるようになる。
通年の学修でCEFRのBクラス(HSK3・4級もしくは中国語検定試験3級程度)の学力に到達できる。
授業計画 第1回 ガイダンス 授業の進め方と履修者のレベル確認

第1課 「大学校园」
本文/内容理解/文法ポイント説明
比較文とその否定、中国語における補語の意味が理解できるようになる。
第2回 第1課 「大学校园」
本文音読と文法ポイント説明・会話練習
文法ポイントを踏まえた練習問題(教員配付)
リスニングトレーニング
排除・添加表現“除了~以外”が使えるようになる。
第3回 第1課 「大学校园」
トレーニング(教科書の練習問題)の答え合わせと第1課の応用問題(会話練習と文法)
リスニングトレーニング
結果補語について理解し、表現の幅を広げることができるようになる。
第4回 第2課 「问年龄」
本文/内容理解/文法ポイント説明
文法ポイントを踏まえた練習問題(教員配付)と会話練習
リスニングトレーニング
複合方向補語について理解し、表現の幅を広げることができるようになる。
第5回 第2課 「问年龄」
トレーニング(教科書の練習問題)の答え合わせと第2課の応用問題(会話練習と文法)
リスニングトレーニング
干支を使った年齢の聞き方・答え方ができるようになる。
第6回 第3課 「小测验」
本文/内容理解/文法ポイント説明
文法ポイントを踏まえた練習問題(教員配付)と会話練習
リスニングトレーニング
“把”構文(処置文)について理解し、使えるようになる。
第7回 第3課 「小测验」
トレーニング(教科書の練習問題)の答え合わせと第3課の応用問題(会話練習と文法)
リスニングトレーニング
“刚”“因为”“原来”が使えるようになる。
第8回 第4課 「为什么」
本文/内容理解/文法ポイント説明
文法ポイントを踏まえた練習問題(教員配付)と会話練習
リスニングトレーニング
中国語の複文を理解し、“因为~,所以~”“虽然~,但是~”が使えるようになる。
第9回 第4課 「为什么」
トレーニング(教科書の練習問題)の答え合わせと第4課の応用問題(会話練習と文法)
リスニングトレーニング
“为什么”“要”(助動詞)が使えるようになる。
第10回 第5課 「生鸡蛋」
本文/内容理解/文法ポイント説明
文法ポイントを踏まえた練習問題(教員配付)と会話練習
リスニングトレーニング
予想外を表す“没想到”、推量を表す“会”が使えるようになる。
第11回 第5課 「生鸡蛋」
トレーニング(教科書の練習問題)の答え合わせと第5課の応用問題(会話練習と文法)
リスニングトレーニング
伝聞表現“听说”が使えるようになる。
第12回 第6課 「生日礼物」
本文/内容理解/文法ポイント説明
文法ポイントを踏まえた練習問題(教員配付)と会話練習
リスニングトレーニング
近未来表現“快要(就要)~了”が使えるようになる。
第13回 第6課 「生日礼物」
トレーニング(教科書の練習問題)の答え合わせと第6課の応用問題(会話練習と文法)
リスニングトレーニング
動詞“祝”と成語を組み合わせて祝意を伝えることができるようになる。
第14回 第7課 「饺子」
本文/内容理解/文法ポイント説明
文法ポイントを踏まえた練習問題(教員配付)と会話練習
リスニングトレーニング
仮定条件文“即使~,也~”を理解し、使えるようになる。
第15回 第7課 「饺子」
トレーニング(教科書の練習問題)の答え合わせと第7課の応用問題(会話練習と文法)
リスニングトレーニング
中華料理のメニューが言えるようになり、実際に使えるようになる。

前期の総復習
期末試験の概要について
授業外学習の課題 授業外学習に要する時間の目安は、予習①②に対して合計約1時間、復習③に対して約30分を想定している。
①附属音源を聴いて、流暢な音読ができるように努力する。
②各課の本文・ポイントを予習し、練習問題の解答を準備しておく。
③学習内容の復習と(指示があった場合は)次回小ドリルの準備。
履修上の注意事項 【受講資格】
①「中国語Ⅰ~Ⅳ」の「単位取得者のみ」履修可能(ミスマッチ防止のため)。

【教員からの要望】
②各自、自分なりの履修目的(何がしたいのか)を明確にして、主体的に授業に参加すること(留学・資格取得・ブラッシュアップ・知的好奇心の充足・国際交流など。目的の内容は問わない)。
③教員からの一方的な押しつけではない、インタラクティブな授業ができることを期待している。質問・意見・要望・相談など活発にされたい。

【授業運営について】
④知識・学力の定着を図るため、随時教科書からの復習小ドリル(音読・会話・筆記のいずれか)を課す。
⑤講義の進捗状況・受講生の検定受検状況などに応じて、シラバスの内容が前後する場合がある。

【授業形態について】
⑥授業は対面を原則とする。ただし、悪天候・交通事情など、何らかの事情で休講になった場合、補講は原則Google classroomを使用したオンデマンドで行う。

【欠席・遅刻・早退について】
⑦欠席回数の上限は5回である。6回を超えた者は、希望すれば受講は認めるが、単位の認定はしない。
⑧特段の理由なく、連続3回欠席した者については、今後の履修意思について確認する場合がある。
⑨公認欠席は欠席回数には含めない(受験資格に影響しない)。また、当日小ドリルがあった場合、成績判定に不利にならないよう対応する。
⑩遅刻・早退・一時退室(5分以上)は、授業態度の減点対象とする。ただし、各種トラブル(交通事情・急病など)で、やむを得ないと判断できるものについては不問とする(判断の基準は、大学の基準と一般的な社会通念)。回数が多い場合は、何らかの証明を求める場合がある(遅延証明など)。
成績評価の方法・基準 受講態度(25%)・小ドリル(25%)・試験(50%)を目安に総合的に判断する。
履修中の検定合格など、授業外学習に成果があった者に対しては、成果に応じた加点あり(10%以内)。
テキスト 鄭高咏『音読& 会話で深める中国語 中級アイテム15』朝日出版社、2024年 ISBN:9784255453842
参考文献 郭春貴・郭久美子『やさしく楽しい400語で学ぶ中国語入門』白帝社、2011年(旧教科書です)
『中日辞典 第3版』小学館、2016年 ISBN:9784095156040(iOSやAndroidのアプリも可)
郭春貴『誤用から学ぶ中国語』白帝社、2001年 ISBN:9784891745271
田中信一等編訳『動詞・形容詞から引く中国語補語用例20000』東方書店、2015年 ISBN:9784497215055
『中国語検定HSK公式過去問集 3級 2021年度版』スプリックス、2021年 ISBN:9784906725489
『中国語検定HSK公式過去問集 4級 2021年度版』スプリックス、2021年 ISBN:9784906725496

*中国語検定の過去問については、授業中に紹介する(例年4月下旬に最新版が出版されるため)
主な関連科目 中級外国語I・Ⅱ(中国語)(旧:言語と文化(中国)Ⅰ・Ⅱ)
ビジネス中国語Ⅰ・Ⅱ
上級外国語Ⅰ・Ⅱ(中国語)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業中および授業前後の質問大歓迎。
classroom経由・メールでの問い合わせも可能。

■ルーブリック情報
  5非常に良くできている (AA) 4よくできている (A) 3改善を要する (B) 2努力を要する (C) 1反省を要する (D)
語彙・語法・文章表現能力 学んだ語彙・語法を活かして、場面に応じた文を書き分けることができる。 学んだ語彙・語法を用いて、文意が通じる文を正しく書ける。 若干の添削をすれば、文意が通じる文が書ける。 相当の添削をすれば、なんとか文意が通じる文が書ける。 相当の添削をしても、文意が通じる文にならない。
聞き取り・会話能力 質問に対し、聞き返すことなく会話ができ、話題を発展させることができる。 質問に対し、聞き返すことなく会話を成立させることができる。 質問の聞き返しや聞き間違いはあるものの、会話を成立させることはできる。 質問の聞き取りが不十分なため聞き直しが多く、会話を成立させることが難しいが、会話を続けようとする意思は認められる。 質問が聞き取れないのに聞き返しをしない・声が小さい・黙り込むなど、会話を続けようとする意欲が認められない。
口頭伝達能力 母語話者が聞いても違和感がない速度と発音で伝達することができる。 適切な速度と正確な発音で伝達することができる。 発音・声調に難があり、そのままでは伝わりにくいが、指摘されればすぐに改善できる。 発音・声調の間違いが多く、指摘されてもなかなか修正できない。 発音・声調の間違いが非常に多く、指摘されても全く改善されない。
主体的に学習に取り組む態度と応用力 授業・課外学習(予習・復習)のほか、検定・留学・エンタメ鑑賞・旅行・異文化交流などにも取り組み、成果を出すことができている。 授業・課外学習(予習・復習)のほか、検定・留学・エンタメ鑑賞・旅行・異文化交流などにも取り組んでいる。 授業・課外学習(予習・復習)のほか、さらなる取り組みを模索している。 授業に参加はしているが、課外学習(予習・復習)が不足しており、学習成果が見えてこない。 授業への不参加が目立ち、学習意欲を認めることができない。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部商学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4
商学部経営学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4
経済科学部現代経済学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4
経済科学部経済情報学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4
人文学部教育学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4
人文学部英語英文学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4
人文学部社会学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4
法学部法律学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4
人間環境学部人間環境学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4
健康科学部心理学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4
健康科学部健康栄養学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4
国際コミュニティ学部国際政治学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4
国際コミュニティ学部地域行政学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 2・3・4