授業コード 02120673 単位数 2
科目名 英語読解Ⅱ クラス 73
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 河内 紀彦 配当年次 *下表参考

授業の題目 英語を正確に早く読み取る(2) 発展 Intermediate Faster Reading
学修の概要 前期の「英語読解Ⅰ」「英語読解研究I」に引き続き、英語読解研究を行います。

グローバル化がすすみ、日本人が外国の人びとと国際情勢や歴史文化について意見を交わす機会が増えている今日、歴史に関わる事項が、英語でどのように表現されるのかを知っておくことは大変意義深いことです。この授業では、難易度のやや高い教科書『英文詳説日本史』を正確に読んでいきます。受講者一人ひとりがよく予習して授業に臨むことが求められます。

授業では、毎回2名程度の発表者を決め、英文の内容や語彙、文法・構文など読解のポイント、背景知識について発表した後、受講者全員で質問や意見を共有し、ディスカッションを行って理解を深めます。自ら調べ、考え、発表する態度が必要です。

2025年度後期は、江戸時代が繁栄期を迎えた元禄時代から開始し、天保の改革まで読み進められればと考えています。履修に当たっての必須条件とはしませんが、高校程度の日本史の知識があれば有利になります。(義務教育程度の知識は当然前提となります。)

また、発音やリズム、イントネーションに注意して、聞き手に分かりやい読み(音読)ができるようになることも、この授業の重要な目標です。受講者一人ひとりに音読してもらった後、他の受講者や教員から良かった点や改善できる点を指摘して、より伝わりやすい音読を目指します。有名な詩や演説の朗読・暗唱にもチャレンジします。

時間の許す限り、教科書以外に、日本古典文学の英訳や英米の昔話・民話、世界史、英米文化、日本文化、インターネットやコンピューター、バスケットボールに関する英文など、さまざまなジャンルの補充教材も読む予定です。

「英語を学ぶ」だけでなく「英語で学ぶ」ことの知的喜びを共有できる授業になればと考えています。
学修の到達目標 語彙を増やし、文法の理解を深めながら英文を理解します。文章の流れを掴みながら、できるだけ短時間で内容を読み取る力を身につけます。国際標準でupper-intermediateレベルの英語力に到達することを目標とします。

※理解度や予習・復習の度合いを確認するために、毎回テストを実施します。(履修者数によっては、2-3回に一度となる可能性もあります。)
授業計画 第1回 イントロダクション、受講者の自己紹介(一人ずつ英語で)、名簿作成、授業の概要と方法の説明
第2回 前回の課題確認・提出・発表、テスト1、IDカード作成(要写真データ)
担当決め
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
第3回 前回の課題確認・提出・発表、テスト2
デモンストレーション
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
(オンデマンド)
第4回 前回の課題確認・提出・発表、テスト3
●平和と秩序の安定
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
第5回 前回の課題確認・提出・発表、テスト4
●元禄時代
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
第6回 前回の課題確認・提出・発表、テスト5
●正徳の政治
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
第7回 前回の課題確認・提出・発表、テスト6
●享保の改革
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
第8回 前回の課題確認・提出・発表、テスト7
ここまでの復習と応用練習、発展的課題
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
(オンデマンド)
第9回 前回の課題確認・提出・発表、テスト8
●田沼時代
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
第10回 前回の課題確認・提出・発表、テスト9
●寛政の改革
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
第11回 前回の課題確認・提出・発表、テスト10
●鎖国の動揺
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
第12回 前回の課題確認・提出・発表、テスト11
●文化・文政時代/大塩の乱
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
第13回 前回の課題確認・提出・発表、テスト12
●鎖国の動揺
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
第14回 前回の課題確認・提出・発表、テスト13
●天保の改革
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
総括課題、SAについての説明
次回までの課題提示
第15回 前回の課題確認・提出・発表、テスト14
ここまでの復習・質問への回答
語彙・読解のポイント復習
自己評価シート記入
期末試験の準備(自習と質問)
授業外学習の課題 予習・復習に加え、毎回課題が課され、綿密に準備することが求められます。また、数回の発表やライティング課題等、授業外で3-4時間程度の十分な学習が必要となります。
理解度や予習・復習の度合いを確認するために、毎回テストを実施します。
履修上の注意事項 ・できればスマートフォンではなく、紙の辞書または電子辞書を持参してください。

・英語が大好きな人や本気でしっかりと英語の力を伸ばしたい人を歓迎します。

・第3回と第8回はオンデマンドで、Google Classroomを使用。

・毎回2名程度、発表担当者を指定します。履修者数にもよりますが、2-3回に一度は発表担当になることを了解しておいてください。

・発表者は、事前にワードで資料を作成し、メールに添付して教員と他の受講者に送る必要があります。また、資料を印刷して授業時に配布する必要があります。

・授業はできるだけ英語で進め、履修者にも英語を使用することを求めます。

・上にも書きましたが、授業外で十分な学習を確保する必要があります。

・授業中、学生証を机上に提示することを求めます。

・休講・補講・追加講義を行う必要が生じた場合は、速やかに連絡させていただきます。ただし、急な場合は教学センターからのお知らせとなる場合があります。教学センターからのメールや教学システムでのお知らせに注意しておいてください。

・初回に英語で自己紹介を行っていただく予定です。

・リーディング中心の授業ですが、他の技能(スピーキング・リスニング・ライティング)も授業内容に含まれることに注意してください。

・ペアワーク、グループワーク、教室全体での活動などに、積極的に参加することが求められます。受動的な座学ではなく、積極的な発言・発表など能動的・自発的な授業参加が必要なコースです。

・予復習の綿密さや理解度を測るため、毎回テストを実施します。

・第14回授業日に総括課題を実施します。

・スマホの使用は、用途を告げて教員の許可を得たうえで、提示して行うこととします。板書などを許可なく写真に撮る行為を禁止します。

【公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件、または期末試験の受験要件には影響しないように配慮します。(この一文は自動挿入されています。)

【レベル2の学生が履修可能です】
成績評価の方法・基準 毎回の課題(遂行・提出の有無と完成度)、予習・復習の綿密さ、随時実施の小テスト、授業中の発表・発言、授業への貢献度、作文課題(数回)
割合は、平常点(受講態度・授業内課題)30点、発表・発言や授業への貢献度30点、小テストや作文課題40点を目安に加点・減点することを目安とします。

※毎回のテストおよび授業への取り組みを最も重視します。
※学期を通じて小テストで 60%以上得点することを日常評価点を差し上げる最低条件とします。
※学生証の提示がない場合は、欠席としてカウントされます。
※小テスト実施時に学生証の提示がない場合は、受験することはできますが最終成績に算入されません。(翌週に提示した場合は算入いたします。)

<公認欠席について>
●公認欠席については、単位認定や成績評価に影響しないよう配慮します。
●小テストやプレゼンテーション時に公認欠席となる場合、代替措置で対応します。
テキスト 佐藤信、五味文彦、高埜利彦=編、近藤成一=翻訳監修、亀井ダイチ利永子、亀井ダイチ アンドリュー=翻訳 
『英文詳説日本史』
山川出版社
ISBN:978-4-634-59116-5
定価 3,300円 (税込)

赤尾赤尾好夫(著)
『英語基本単語集』
旺文社
ISBN:978-4010312223
定価:561円(税込)

※この他に、授業中に教室のパソコンで取り組んだ課題ファイルを持ち帰るために、USBメモリースティック等が必要。(ファイルをクラウド等オンラインで保存する方法に習熟している場合はそれでも構いません。保存方法などは説明しないので習熟しておくこと)
※受講に当たっての前提条件として、6号館のPCにログインできること(要ID・パスワード)、自宅か大学のPCでワードを使って文書を作れること(ライティング課題のスマホでの作成は認めない)、大学のメールの確認・送受信・課題添付ができること、Google Classroomのお知らせを確認すること・課題を提出できることを求める。
※発展的学習を希望する受講者には、英検や国連英検形式の問題や多読教材等補充教材も与える。
参考文献 授業中に紹介します。
主な関連科目 英語読解研究Ⅰ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問は授業中および授業終了後、相談は授業終了時に受け付けます。
授業以外の時間に質問・相談・雑談などがある場合もできる限り対応しますので、授業時に伝えてください。
オフィスアワーは火曜4限です。オフィスアワーの場所や利用方法については授業担当者の指示に従ってください。
課題やテストへのフィードバックは、対面またはオンラインで行います。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部商学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
商学部商学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -
商学部経営学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
商学部経営学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -
経済科学部現代経済学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
経済科学部現代経済学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -
経済科学部経済情報学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
経済科学部経済情報学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -
人文学部人間関係学科心理学専攻(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
人文学部教育学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
人文学部教育学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -
人文学部英語英文学科(国際理解科目) 2024~2025 1・2・3・4 - - - - -
人文学部社会学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -
法学部法律学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
法学部法律学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -
法学部国際政治学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -
健康科学部心理学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -
健康科学部健康栄養学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -