授業コード 02120573 単位数 2
科目名 英語読解Ⅰ クラス 73
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 河内 紀彦 配当年次 *下表参考

授業の題目 英語読解研究:英語を正確に読み取る(1) 中級 Intermediate Reading
学修の概要 この授業では、大学の教養課程の2年生に向けて作られた難易度の高い教科書『The Expanding Universe of English』を正確に読んでいきます。2025年度前期は、Session 12からSession 21までを主に扱う予定です。教科書の英文は、英米の書籍や雑誌からほとんど手を加えない形で採られているため、一般の大学生にはかなりの難物だと思われます。英語の面でも内容の面でも第一級のものばかりですので、受講者一人ひとりがよく予習して授業に臨むことが求められます。

授業では、毎回2名程度の発表者を決め、英文の内容や語彙、文法・構文など読解のポイント、背景知識について発表した後、受講者全員で質問や意見を共有し、ディスカッションを行って理解を深めます。自ら調べ、考え、発表する態度が必要です。

また、発音やリズム、イントネーションに注意して、聞き手に分かりやい読み(音読)ができるようになることも、この授業の重要な目標です。受講者一人ひとりに音読してもらった後、他の受講者や教員から良かった点や改善できる点を指摘して、より伝わりやすい音読を目指します。詩の朗読・暗唱にもチャレンジします。

教科書付属のCD教材を利用して、イギリス英語やスコットランド英語を聞き取る訓練も行いたいと考えています。また、学期に2~3回程度実践的な会話力も磨きます。可能ならアプリも利用します。教科書以外に補助教材として、イギリスの民話やイギリス風物、英語史や日本史・世界史、バスケットボールに関する英文なども扱えればと考えています。新聞記事を速読し、瞬間的に英文要約するタスクにも挑戦します。

加えて、読解研究に必要な語彙力を高めるために、指定単語集『会話で覚える TOEIC® L&Rテスト 必修英単語1500』から毎週100語を覚えてきていただき、毎回テストを行います。範囲は、第2回=1~100、第3回=101~200…第15回=1301~1400です。下記授業計画のたとえばテスト7の回が601~700となります。単語集1401~1500については、第15回の授業後に自分で覚えておくこととします。
学修の到達目標 語彙を増やし、文法の理解を深めながら英文を理解します。文章の流れを掴みながら、できるだけ短時間で内容を読み取る力を身につけます。国際標準でintermediateレベルの英語力に到達することを目標とします。英和辞典などの各種辞典(特に電子辞書)を効率よく引く技術と習慣を身につけることも、この授業の重要な目標です。

※理解度や予習・復習の度合いを確認するために、ほぼ毎回小テストを実施します。
授業計画 第1回 イントロダクション、受講者の自己紹介(一人ずつ英語で)、授業の概要と方法の説明
次回までの課題提示

※正当な理由なく第1回授業を連絡なく欠席し、ガイダンスを受けなかった場合、授業中の活動に支障が出るため、その後の受講をお断りする可能性があります。正当な理由があり欠席せざるを得ない場合、教学センターでメールアドレスを尋ねて連絡してください。
※この授業は学生の発表中心に進めるため、必ず出欠を連絡する必要があります。欠席の場合だけでなく出席の場合も登録する独自の出席登録システムを利用します。
※名簿作成のため、学生証を持参・提示すること。2回目以降も出席確認は学生証の提示によりなされるため、毎回持参・提示すること。
2回目以降も毎回の授業中、学生証を机上に提示すること。(指示がなくても提示しておくこと)
※第1回授業で教員のメールアドレスをお伝えします。メールで連絡することがあるので常に確認してください。
※上でも述べましたが、学生の発表中心で進めるため、学期途中でリタイアする(受講をやめる)場合も必ずメール連絡が必要です。(他の受講者に迷惑がかかります。)
第2回 前回の課題確認・提出・発表、テスト1
担当決め
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示

※正当な理由なく第2回授業を連絡なく欠席し、担当決めに参加しなかった場合、授業中の活動に支障が出るため、その後の受講をお断りする可能性があります。正当な理由があり欠席せざるを得ない場合、メールで連絡してください。(メールアドレスは第1回授業時にお伝えいたします。)
第3回 前回の課題確認・提出・発表、テスト2
速読の技術を身につける
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
(第3回または第4回=オンデマンドの予定)
第4回 前回の課題確認・提出・発表、テスト3
精読の方法を理解でき説明することができる
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
(第3回または第4回=オンデマンドの予定)
第5回 前回の課題確認・提出・発表、テスト4
Session 12
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
第6回 前回の課題確認・提出・発表、テスト5
実践的な会話練習(1) 会食時の会話・祝う表現
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
第7回 前回の課題確認・提出・発表、テスト6
Session 13, 14
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
(オンデマンド)
第8回 前回の課題確認・提出・発表、テスト7
Session 15, 16
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
第9回 前回の課題確認・提出・発表、テスト8
実践的な会話練習(2) 自己紹介や初対面の表現
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
第10回 前回の課題確認・提出・発表、テスト9
Session 17, 18
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
第11回 前回の課題確認・提出・発表、テスト10
Session 19, 20
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
第12回 前回の課題確認・提出・発表、テスト11
Session 21
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
第13回 前回の課題確認・提出・発表、テスト12
実践的な会話練習(3) 大学生活や学術的な場面において求められる表現
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
第14回 前回の課題確認・提出・発表、テスト13
中世ヨーロッパに関する文章 精読
発表者による発表、語彙・読解のポイント学習
質問・意見の共有、ディスカッション
次回までの課題提示
第15回 前回の課題確認・提出・発表、テスト14
ここまでの復習・質問への回答
語彙・読解のポイント復習
質問・意見の共有、ディスカッション
総括課題のための準備
授業外学習の課題 予習・復習に加え、毎回課題が課され、綿密に準備することが求められます。また、数回の発表やライティング課題等、授業外で3-4時間程度の十分な学習が必要となります。
指示する予習を行ってください。授業終了後は、十分な時間をかけて復習をしてください。予習・復習のどちらも最低でも90-120分ほどの時間をかけることを期待します。
理解度や予習・復習の度合いを確認するために、毎回テストを実施します。
履修上の注意事項 ・できればスマートフォンではなく、紙の辞書または電子辞書を持参してください。

・英語が大好きな人や本気でしっかりと英語の力を伸ばしたい人を歓迎します。

・毎回2名程度、発表担当者を指定します。履修者数にもよりますが、2-3回に一度は発表担当になることを了解しておいてください。

・発表者は、事前にワードで資料を作成し、メールに添付して教員と他の受講者に送る必要があります。また、資料を印刷して授業時に配布する必要があります。

・授業はできるだけ英語で進め、履修者にも英語を使用することを求めます。

・上にも書きましたが、授業外で十分な学習を確保する必要があります。

・座席については、教員の指示に従ってください。

・ブレンド授業を実施し、Google Classroomを使用する予定です。第3回または第4回および第7回の2回を予定していますが、受講者と相談の上、変更の可能性もあります。特に要望・指示がなければ上記のままとします。

・休講・補講・追加講義を行う必要が生じた場合は、速やかに連絡させていただきます。ただし、急な場合は教学センターからのお知らせとなる場合があります。教学センターからのメールや教学システムでのお知らせに注意しておいてください。

・初回に英語で自己紹介を行っていただく予定です。

・リーディング中心の授業ですが、他の技能(スピーキング・リスニング・ライティング)も授業内容に含まれることに注意してください。

・ペアワーク、グループワーク、教室全体での活動などに、積極的に参加することが求められます。

・欠席については、当日の急病や突発的な事情以外は、わかり次第すぐに連絡してください。事前に分かっている場合は学期はじめなど、最も早く連絡してください。独自の出欠確認システムを利用するため、出席の場合も登録が必要です。

・予復習の綿密さや理解度を測るため、ほぼ毎回テストを実施します。

・授業中のスマートフォンの使用については、大学および教員の指示に従うこととします。

・自身の英語運用能力測定のため、学期終盤に行われる TOEIC(R) L&R IP /
TOEIC(R) Bridge に申し込み、受験してください。

【公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件、または期末試験の受験要件には影響しないように配慮します。(この一文は自動挿入されています。)

【レベル2の学生が履修可能です】
成績評価の方法・基準 毎回の課題(遂行・提出の有無と完成度)、予習・復習の綿密さ、随時実施の小テスト、授業中の発表・発言、授業への貢献度、作文課題(数回)
割合は、平常点(受講態度・授業内課題)30点、発表・発言や授業への貢献度30点、小テストや作文課題40点を目安に加点・減点することを目安とします。

※テストおよび授業への取り組みを最も重視します。

<公認欠席について>
公認欠席については、単位認定や成績評価に影響しないよう配慮します。
小テストやプレゼンテーション時に公認欠席となる場合、代替措置で対応します。
プレゼンテーション時の代替措置は、録画の提出となる可能性があります。
テキスト 東京大学教養学部英語部会 編『The Expanding Universe of English 2』[テキスト+CD4枚]東京大学出版会
ISBN 978-4-13-082112-4
<上記教材は、生協の教科書販売では入手できません。入手方法は授業で指示します>

Dr.フィリップ・タビナー (監修), AmEnglish.com (編集)『会話で覚える TOEIC® L&Rテスト 必修英単語1500』ナガセ
ISBN 9784890858668

James M.Vardaman 『毎日の英文法』 朝日新聞出版
ISBN 978-4023310995


※この他に、授業中に教室のパソコンで取り組んだ課題ファイルを持ち帰るために、USBメモリースティック等が必要。
(ファイルをクラウド等オンラインで保存する方法に習熟している場合はそれでも構いません。保存方法などは説明しないので習熟しておくこと)
参考文献 授業中に紹介します。
旺文社などの英検教材全般
『英検 文で覚える単熟語』準2級、2級、準1級
『解きながら楽しむ 大人の英語日記』、『Reflections 話題別に学ぶ英語表現術』
『新ゼロからスタート英単語 BASIC 1200』
『Read On, Getting Startedエッセイと会話の基礎英語読本』
『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版』
『大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』
『Reading Links 3』、『English Ace』
『英会話・ぜったい・音読』シリーズ
中高の教科書 他
主な関連科目 英語読解研究II
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問は授業中および授業終了後、相談は授業終了時に受け付けます。
授業以外の時間に質問・相談・雑談などがある場合もできる限り対応しますので、授業時に伝えてください。
オフィスアワーは火曜4限です。オフィスアワーの場所や利用方法については授業担当者の指示に従ってください。
期末試験や期末レポートへのフィードバックは、対面またはオンラインで行います。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部商学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
商学部商学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -
商学部経営学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
商学部経営学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -
経済科学部現代経済学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
経済科学部現代経済学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -
経済科学部経済情報学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
経済科学部経済情報学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -
人文学部人間関係学科心理学専攻(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
人文学部教育学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
人文学部教育学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -
人文学部英語英文学科(国際理解科目) 2024~2025 1・2・3・4 - - - - -
人文学部社会学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -
法学部法律学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
法学部法律学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -
法学部国際政治学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -
健康科学部心理学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -
健康科学部健康栄養学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(国際理解科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - - -