授業コード | 00041800 | 単位数 | 2 |
科目名 | 日本近現代史 | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 三阪 佳弘 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 日本近現代史 |
学修の概要 | 西欧列強の外圧により、幕藩体制とそれを支える身分制社会は次第に動揺し、日本は明治維新を迎えます。明治維新後、欧米近代 にならった「国民国家」の形成が始まります。人々は、文明開化策のもとで、身分制社会から解放されるとともに、「国民国家」を支える「国民」として、徴兵義務や納税義務を負わされます。と同時に、人々は義務に見合った政治参加の権利も要求し始めます。それが自由民権運動であり、明治憲法による立憲主義・議会制度の採用へと帰着します。そして日清日露戦争による植民地の獲得を通じて、日本は「帝国国家」へと変貌していきます。 この講義では、「国民国家」としての自立、そして「帝国国家」へと展開していくプロセスと、それを支える社会の変化を扱います。 |
学修の到達目標 | 1.日本近現代の国家と社会の歴史過程を理解できる。 2.憲法体制の枠組みが政治や社会に与えた影響を理解できる。 3.政党勢力の伸張と藩閥内閣との関係を考え、戦前の政党及び政党内閣の知識を深めることができる。 |
授業計画 | 第1回 | 総論(近代における日本の領域とは、近代とは?現代とは?) |
第2回 | 近世=幕藩体制の社会の仕組み--前近代社会の特徴 | |
第3回 | 明治初年の改革と近世身分制の解体①--版籍奉還から廃藩置県、戸籍制度 | |
第4回 | 明治初年の改革と近世身分制の解体②--地租改正 | |
第5回 | 明治初年の改革と近世身分制の解体③--地方制度 | |
第6回 | 自由民権運動と民衆との間の齟齬 | |
第7回 | 自由民権運動から明治憲法の制定へ | |
第8回 | 初期議会における明治憲法の実践 | |
第9回 | 日清戦争の歴史的意味①--開戦と条約改正 | |
第10回 | 日清戦争の歴史的意味②--国際関係の変化と植民地の獲得 | |
第11回 | 日露戦争に至る国際関係の変化 | |
第12回 | 日露戦争の帰結と韓国併合への道 | |
第13回 | 都市民衆騒擾とデモクラシー状況の展開 | |
第14回 | 都市と農村における社会運動の展開 | |
第15回 | 男子普通選挙法の成立と治安維持法の成立 |
授業外学習の課題 | 近現代史の理解を深めること。そのために、参考文献などの歴史書を図書館で探して読み(自分で購入するも良し)、歴史に対する知識と感覚を養ってほしい。 授業前に講義資料を熟読し、授業終了後に、講義資料を読み直す手助けとなる簡単な確認テスト(すべてmoodleで実施)を行ってください(受験しなければ、平常点を得られなくなりますので注意して下さい)。 以上を含めた講義前後の授業外学習は4時間を目安としています。 |
履修上の注意事項 | 講義中のおしゃべりは禁止します。 講義の進行度合いに合わせて、授業の内容は変更する場合があります。注意してください。 当該回の講義資料は必ずmoodleで入手して授業に臨んでください。復習テストもmoodleを通じて行いますので、期限内に受験してください。 通常の欠席あるいは公欠の場合に関係なく、授業資料はmoodleを通じて入手できます。 |
成績評価の方法・基準 | 平常点(20点)と期末試験(80点)で評価します。 なお、平常点は、「授業外学習の課題」で記載した確認テスト(moodleで実施)への期限内での参加によって評価します。レジュメを読み返しながら、必ず期間内にこのテストで講義内容を復習して下さい。受験しなければ、平常点を得られなくなりますので注意して下さい。 |
テキスト | テキストは使用せず、講義資料を配布します。 |
参考文献 | 松沢裕作『日本近代社会史』(有斐閣) 奥田晴樹『日本近代の歴史1 維新と開化』吉川弘文館 大日方純夫『日本近代の歴史2「主権国家」成立の内と外』吉川弘文館 飯塚一幸『日本近代の歴史3 日清・日露戦争と帝国日本』吉川弘文館 小風秀雅編『大学の日本史4 近代』山川出版社など |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業終了時に対応します。そのほか、説明に時間を要したりややこみいった質問・相談、成績評価に関する質問などは、研究室で対応します。この場合は事前にアポイントメントをとってください。メール等でも受けつけます。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
商学部商学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
商学部経営学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
経済科学部現代経済学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
経済科学部経済情報学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
人文学部教育学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
人文学部英語英文学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
人文学部社会学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
法学部法律学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
法学部国際政治学科(一般教養科目) | - | 2024~2025 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人間環境学部人間環境学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
健康科学部心理学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
健康科学部健康栄養学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
国際コミュニティ学部国際政治学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |