授業コード 00020000 単位数 2
科目名 地理学 クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 川瀬 正樹 配当年次 *下表参考

授業の題目 地理学への招待 Introduction to Geography
学修の概要 まず、地理学の歩み、地理学の基本概念について講義した後、自然環境と人口問題,宗教と文化について講義し、地球全体に対する系統地理学的な理解をします。次に、世界のいくつかの地域を取り上げ、担当者自身が撮影した写真を見ながら、各地域の現在について語り、地誌的理解をします。最後に、地形図や空中写真等を通して、「広島」を地理学的に理解します。高校時代に「地理」を履修していなかった地理学初心者を念頭に置いて講義を進めます。
学修の到達目標 「地理」と「地理学」の違いを理解し、地理学を学ぶための基礎知識を身につけ、説明できるようになる。
授業計画 第1回 ガイダンス
授業の概要と評価方法等についての説明を理解できる。
第2回 地理学の歴史,地理学の学問体系
特に「環境決定論」と「環境可能論」の違いについて理解できる。
第3回 地理学と地図・分布・スケール
地理学にとって重要な地図の分布、スケール概念について理解できる。
第4回 地形(1)大地形
プレートテクトニクス・内的営力と外的営力について理解できる。
第5回 地形(2)小地形
マスムーブメント・川のつくる地形について理解できる。
第6回 気候・植生・土壌
世界の気候・植生・成帯土壌を関連付けて理解できる。
第7回 人口・食料問題・環境問題
世界で起こっている人口、食料、環境に関する問題について理解できる。
第8回 世界の宗教と文化、経済
文化的側面、経済的側面から見た世界各地の地域性を理解できる。
第9回 世界の諸地域(1)東南アジア
東南アジアのスライドを見ながらその地域性を知ることができる。
第10回 世界の諸地域(2)台湾
台湾のスライドを見ながらその地域性を知ることができる。
第11回 世界の諸地域(3)ヨーロッパ(北欧以外)
ヨーロッパ(北欧以外)のスライドを見ながらその地域性を知ることができる。
第12回 世界の諸地域(4)スウェーデン
スウェーデンのスライドを見ながらその地域性を知ることができる。
第13回 世界の諸地域(5)北欧
スウェーデン以外の北欧のスライドを見ながらその地域性を知ることができる。
第14回 地形図で広島を知る
地形図についての基礎知識とともに、地形図の変遷からみた広島の歴史を知ることができる。
第15回 空中写真
国土地理院が撮影した空中写真とはなにかを理解できる。
授業外学習の課題 事前学習(2時間程度):授業の事前に配布する資料を見て予習し、用語等を調べておくこと。
事後学習(2時間程度):講義の復習をするとともに、講義中の関心を持ったことについて自分で調べること
履修上の注意事項 授業はパワーポイントで進めていきます。それを見て,配布資料にある空欄を埋めながら授業を聞いてください。
公認欠席時の資料は後日配付しますので、指示に従って受け取ってください。
成績評価の方法・基準 定期試験(100%)で評価します。
テキスト 特に使用しません。授業終了時に次回分の資料を配付します。
参考文献 高橋伸夫ほか『地理学講座1 地理学への招待』(古今書院)
高橋伸夫ほか『文化地理学入門』(東洋書林)
山本正三ほか『自然環境と文化』(大明堂)
主な関連科目 教養講義(生活の中の地理学)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
オフィスアワーは水曜2限。
個別相談に応じるので,必要に応じて連絡を取って下さい(内線3417,kawase@alpha.shudo-u.ac.jp)。
試験についてのフィードバックは,オフィスアワーやメールで個別に対応します。