授業コード | 93214002 | 単位数 | 2 |
科目名 | 研究指導(政治・行政研究) | クラス | 02 |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 船津 靖 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 国際政治と宗教・報道 Ⅰ International Politics, Religion, and Journalism Ⅰ |
学修の概要 | 院生の研究関心と教員の守備範囲、時間制約などを考慮してテーマを選択する。教員の研究・教育内容については他のシラバスや著作・論文・講演などを参照のこと。教員の目下の研究対象は超大国アメリカとユダヤ国家イスラエルの「特別な関係」の構造と変容を解明すること。現在の国際ニュースではイスラエル・ハマス戦争、アメリカ大統領選挙、ロシアのウクライナ侵略を研究している。これらのテーマと接点のある研究が望ましい。 論文草稿の徹底的な推敲と添削を重視する。先行研究や関連する書籍・論文・記事に広く目を通したうえでテーマを絞ることが必要。 研究論文作成は一般に(理想的には)次のような手順を踏む 1、具体的なテーマを教員の助言・指導を受けながら選ぶ 1、先行研究、専門知識、方法論を学ぶための基本書や論文を選ぶ 1、先行研究を検証し独自研究を支える根拠を探すため文献資料を広く渉猟する 1、全体の構成を練る。「はじめに」の草稿を書く 1、各章・節の基本資料を選び、適切な引用、要約を交えて執筆をしながら、構成を修正する 1、推敲と事実確認を繰り返す 1、「おわりに」を書く 【実務経験】 教員は共同通信記者として国内で事件・事故などの司法取材、県政や国政選挙を取材後、モスクワ、エルサレム、ロンドンの特派員、ニュースセンター総合関門、ニューヨーク支局長、国際局次長、編集・論説委員など報道の実務に携わってきた。 |
学修の到達目標 | 原稿用紙数十枚以上の論文を書く構成力、知識、表現力が身に付けられるようになる。英語の記事・論文・資料を活用できるようになる。国際政治の現実や理論について専門的見識を持てるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | 聴取: 研究関心 研究関心を教員に説明できるようになる。 |
第2回 | 知識: 基本書 研究に必要な知識、教養を修得するため反復学修するコア・テキストを決めることができる。 |
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第3回 | 対象: テーマ検討 研究論文のテーマ(見出し)を複数考えて比較検討できるようになる。 |
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第4回 | 収集: 文献資料 重要な先行研究(書籍、論文等)と独自資料のリストをつくり読破する作業を始める。 |
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第5回 | 目次: 章・節の構成 章・節・小見出しなどを明示した論文の詳細な仮目次をつくることができる。 |
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第6回 | 序文: 「はじめに」 研究の動機、意義、要約からなる序文の草稿を書くことができる。 |
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第7回 | 執筆: 本文草稿 部分的に着手してきた本文草稿の執筆を本格化、加速することができる。 |
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第8回 | 整理: 削除、補足 本文草稿のうち削除した方がよい部分、補足が必要な部分を意識し改稿していくことができる。 |
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第9回 | 結語: 「おわりに」 執筆の感想、協力者への謝意、今後の課題などからなる結語の草稿を書くことができる。 |
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第10回 | 脱稿: 論文草稿 研究論文の草稿をひととおり書き上げることができる。 |
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第11回 | 推敲: 繰り返し 脱稿した草稿を繰り返し読み返し、構成や表現の改良を続けることができる。 |
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第12回 | 校正: 事実関係 固有名詞、数字、誤字、脱字、用語に絞った校閲ができるようになる。 |
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第13回 | 発表: 論文草稿 論文の草稿をもとにPPTなども使用して簡潔、明快、印象的な発表ができるようになる。 |
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第14回 | 批評: 改善点 教員からの評価・批評を受け止め草稿の改善点を自覚できるようになる。 |
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第15回 | 課題: 制約と発展 論文の不足部分を意識し、次の論文に発展させる作業の優先順位を明確にできるようになる。 |
授業外学習の課題 | 基本書の自習、資料収集、執筆・推敲、英語論文の読解などに最低週に4時間以上。実際には休・祭日7~8時間以上を充てるぐらいの時間を投入しなければ満足な論文を書き上げることはできないだろう。 |
履修上の注意事項 | 履修する場合はできるだけ早く教員に連絡を。履修の時間帯は暫定的なもので、受講者や教員の都合で変更する。執筆の着手は授業計画より早期に行う必要がある。論文の締切は最終授業終了後、ある程度余裕を持たせる。教員との連絡を密にすることが重要。公認欠席には代替措置を講じ不利益を被らないように配慮する。 |
成績評価の方法・基準 | 論文の出来100%が基本。受講態度に問題があれば減点することがある。 |
テキスト | 受講者と相談の上指定する。NHKニュース防災アプリ(無料)や日経電子版(紙)などは準テキスト。 |
参考文献 | ジョセフ・ナイ他『国際紛争 理論と歴史 第10版』、マーティン・ワイト『国際理論 三つの伝統』、『聖書 聖書協会共同訳、旧約聖書続編付き』をはじめ随時紹介する。 |
主な関連科目 | 比較政治研究Ⅳ、欧米地域研究Ⅰ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問や相談にはメール(funatsu@shudo-u.ac.jp)でも個人面談でもできる限り対応する。論文作成のほか学習全般、進路、就活にも対応する。論文への批評は個別の問い合わせにも面談やメールなどにも応じる。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
法学研究科M国際政治学専攻 | - | 2017~2021 | 1・2 | - | - | - | - | - |
法学研究科M国際政治学専攻 | - | 2022~2024 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |