授業コード | 93213954 | 単位数 | 2 |
科目名 | 研究指導(地域・歴史研究) | クラス | 54 |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 矢田部 順二 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 欧米政治外交史に関する修士論文の作成 |
学修の概要 | 欧米政治外交史に関する研究およびその修士論文の作成に関わる指導をおこなう。履修者の研究進捗状況を見ながら、以下の項目について助言・指導する。 |
学修の到達目標 | 優れた修士論文を完成させることができる。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス: 授業の運営方法について理解する。次週以降の準備をする。 |
第2回 | 研究テーマの設定①:構想: 論文を書くためのテーマを複数列挙し、その選定理由をそれぞれ説明する。質疑ののち絞り込み作業に入る。 |
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第3回 | 研究テーマの設定②:絞り込み: 前回に引き続き絞り込み作業を進め、最終的に論文のテーマ(仮題)と選定理由をまとめる。 |
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第4回 | 研究計画書を書く①:概要: 論文完成までのスケジュールを作り、論文作成の手順を説明する。質疑ののち修正作業に入る。 |
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第5回 | 研究計画書を書く②:修正: 前回に引き続き修正作業を進め、最終的に研究計画書を完成させる。 |
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第6回 | 先行研究の調査①:基礎研究: 邦語文献を中心に先行研究の傾向をまとめる。 |
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第7回 | 先行研究の調査②:発展研究: 外国語文献などより高度な先行研究にアクセスし、その傾向をまとめる。 |
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第8回 | 参考文献リストと論文執筆ルールの確認: 参考文献リストに不備はないか検討し、合わせて論文執筆ルールを再確認する。 |
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第9回 | 草稿の作成①:問題設定: 序論を書き、問題設定を批判的に検証して、全体のアウトラインを確認する。 |
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第10回 | 草稿の作成②:本論を書く: 本論を書き、論証方法を検証する。 |
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第11回 | 草稿の作成③:まとめを書く: 結論を書き、問題設定からの整合性を検証する。 |
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第12回 | 推敲と添削①:前半: 前半部分について、論証の適格性、論文の表記法、注記の妥当性を検証し、修正する。 |
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第13回 | 推敲と添削②:後半: 後半部分について、論証の適格性、論文の表記法、注記の妥当性を検証し、修正する。 |
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第14回 | 完成稿の作成: 完成稿を推敲し修正する。 |
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第15回 | まとめ: 完成した修士論文についてふり返り、自己評価する。 |
授業外学習の課題 | ①計画的に資料収集し、その分析をおこない、論文のアウトラインを作成する。 ②そのアウトラインを元に、論文作成上の決まりを守って,論文を執筆・推敲する。 ③報告を求められた際は、レジュメや報告用プレゼンテーションソフトの準備をおこなう。 ※上記①〜③の作業に最低でも毎回180分以上の時間を充てること。 |
履修上の注意事項 | 履修者は十分な準備をして研究指導に臨むこと。 PCからのメールを受け取ることができるように使用機器を設定すること。 研究の進捗状況に関する報告をしばしば求めるので、その都度対応すること。 修士論文完成後は、報告会において論文要旨を報告すること。かつ最終試験に臨まねばならない。 公認欠席は欠席として扱い、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないように配慮するので、必ず証明を添えて公認欠席届(様式1)を教学センターに提出すること。 |
成績評価の方法・基準 | 平常点100%(研究課題に対する取り組み、指導時の状況、論文の完成度を含む)によって、総合的に判断する。(論文の採点基準は下記のルーブリックを参照すること。) |
テキスト | 用いない。 |
参考文献 | 論文執筆の進捗状況を見ながら、適宜、指示する。 なお、論文作成法については、斉藤孝・西岡達裕『学術論文の技法』新訂版、日本エディタースクール出版部、2005年、を参照してほしい。 |
主な関連科目 | 地域・歴史研究Ⅷ(欧米政治外交史)、地域・歴史研究演習Ⅷ(事例研究) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
木曜日の昼休みをオフィスアワーとするほか、メールによって教員に対し連絡を密接に取ること(連絡先は授業時に伝達する)。また学習状況に関するコメントは授業時間中にフィードバックするほか、メールでも伝達する。 |
問題設定 | 資料の適切性 | オリジナリティ | 論証と表現 | 書式や形式 | |
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優れている (4点) | 十分に絞られており、着想力が豊かである | 一次資料を用い、多言語の資料にアクセスした | 独創的である | 論理的であり、かつ巧みな文章である | 書式の決まりが守られ、注も正確である |
やや優れている (3点) | かなり絞ることができたが少々曖昧さが残る | 多様な一次資料は使用したが、邦語中心である | やや独創的である | 分かりやすい説明だが、やや稚拙である | ほぼ書式の決まりが守られ、注もだいたいよい |
普通 (2点) | かなり漠然としたテーマであり、新味に欠ける | 二次資料中心で、多様性がない | 一般的着想である | ときどき意味不明な文章が混じる | ほぼ書式は守られているが、一部おかしな部分がある |
やや難がある (1点) | テーマが漠然としており、人まねである | 資料の幅が狭く、学術性も乏しい | 人まねである | 論証に飛躍があり、意味の通らない文章が多い | 書式のルールがあまり守られておらず、注もおかしい |
難あり (0点) | 非常に漠然とし、問題設定の意味を理解していない | 学術性のない資料ににのみ頼っている | 盗用である | 意味不明な文章ばかりである | 初歩的な決まりすら守れず、注も完全におかしい |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
法学研究科M国際政治学専攻 | - | 2017~2021 | 1・2 | - | - | - | - | - |
法学研究科M国際政治学専攻 | - | 2022~2024 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |