授業コード 93212001 クラス 01
科目名 政策研究Ⅰ(公共政策論) 単位数 2
担当者 広本 政幸 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 耕作放棄地の検討(Discussing abandoned farmland)
授業の概要 論文とニュース記事を使って、耕作放棄地を活用するための活動を検討し、レポートを作成することを、目的とします。

耕作放棄地を活用するための活動は、政策としても、民間の取り組みとしても、実施されています。政策と民間の取り組みがあることを前提に、検討します。受講者は、テキストの論文とニュース記事を読み、テキストを素材にしてレポートを書くことを想定し、テキストのどの箇所に注目し、その箇所についてどのようなことを考えることができるかを、説明します。必要であれば、テキスト以外の資料を、自分で用意し、説明します。テキストを使った検討を踏まえて、レポートを作成します。

英文のニュース記事を使う回の授業に、英和辞典を持参してもらいます。授業中に、スマートフォンを使わないことにしますので、スマートフォンの辞書アプリは使いません。

耕作放棄地を活用する活動を理解するため、6月9日(日)に、大学生が広島市安佐北区安佐町飯室2126の一般社団法人百人邑(ひゃくにんむら)で行う草取りの活動に参加し、草取りをしながら参与観察を行い、聴き取り調査と意見交換をします。百人邑に集合する時間は、午前9時30分です。活動の終了時間は、午後3時です。交通費は自己負担です。参与観察、聴き取り調査、意見交換で得られた情報を、レポートの作成に活用することが望ましいです。天候などの事情で、6月9日の草取りの活動が中止になった場合には、6月30日(日)に実施します。この活動への参加は、授業外学修の課題の一部です。

この科目は基幹科目で、研究群は政策研究群です。

オンラインの授業はありません。
学習の到達目標 論文とニュース記事を使って、耕作放棄地を活用するための活動を検討し、耕作放棄地を活用するための活動の現状をまとめ、耕作放棄地を活用するための活動の改善策を提案するレポートを作成できるようになることです。
授業計画 第1回 授業の進め方の理解・論点の検討
科目で取り組む作業を理解します。科目で取り上げる論点を理解します。
第2回 山口 泰史・松山 薫「山形県遊佐町における耕作放棄地を活用した地域特産品の開発」『熊本学園大学経済論集』第27巻第1-4号、2021年3月、197-216ページ CiNii Research

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第3回 "Abandoned Farms Are a Hidden Resource for Restoring Biodiversity"
Wired (a magazine based in San Francisco, California, USA)
October 14, 2023

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第4回 福﨑 剛・石山 千代・窪田 亜矢「耕作放棄地の再生利用によるワイン産地形成過程に関する研究」『日本建築学会計画系論文集』第86巻第780号、2021年2月、493-503ページ CiNii Research

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第5回 "A Couple Bought an Abandoned Farm in Portugal for $103,000 and Turned It into an Off-the-grid Homestead Where They're Raising 2 Small Kids -- See How They Did It"
Business Insider (a news website based in New York City, New York, USA)
August 23, 2023

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第6回 松岡 崇暢「耕作放棄地の解消に向けたNPOの取り組みによる粗放的な農地管理」『ノンプロフィット・レビュー』第19巻第1・2号、2019年、111-123ページ CiNii Research

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第7回 "Thousands of Hectares of Abandoned Olive Groves Set to Be Sold in Italy"
Olive Oil Times (a newspaper based in Newport, Rhode Island, USA)
March 23, 2023

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第8回 高木 恵・山田 晴通「群馬県高崎市における日帰り型市民農園の利用者の意識」『コミュニケーション科学(東京経済大学)』第50号、2019年11月、31-62ページ CiNii Research

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第9回 "Work Underway to Turn Trinity Episcopal Cathedral Lot into Community Garden"
Arkansas Democrat-Gazette (a newspaper based in Little Rock, Arkansas, USA)
November 4, 2023

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第10回 水澤 長之「地方都市で民間企業による市民農園事業は成立するのか――宮城県石巻市のM社を事例として――」『農業経済研究報告(東北大学)』第47巻、2016年2月、27-38ページ CiNii Research

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第11回 "With Support from Children's Hospital Los Angeles, East Hollywood Community Garden Kicks Off Start of Summer"
Business Wire (a press-release company based in San Francisco, California, USA)
July 24, 2023

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第12回 松宮 朝・中村 麻理・鵜飼 洋一郎「市民農園利用者の利用形態と意識構造――名古屋市市民農園利用者調査から――」『社会福祉研究(愛知県立大学)』第17巻、2015年、19-36ページ CiNii Research

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第13回 "Student-inspired Tiger Giving Day Project to Make the Community Garden at Auburn University Accessible for All"
The Newsroom (a news website managed by Auburn University in Auburn, Alabama, USA)
February 20, 2023

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第14回 レポートの作成の準備
テキストに含まれていた論点を確認し、レポートでどの論点を取り上げるかを考えることを通して、重要な論点としてどのようなものがあるかということを理解します。
第15回 レポートの修正と概要の説明
論点をめぐる考察を十分に行っているかということを意識し、レポートを確認し、必要な修正を加えることを通して、論点に対する自身の考えを深めます。他の受講者が説明するレポートの概要を聴くことを通して、重要だと考えられる論点の多様性、論点をめぐる考察の多様性を理解します。
授業外学習の課題 事前学修(2時間程度):テキストを読み、テキストを理解し、論点に関する自分の考えを説明できるようにすることです。

事後学修(2時間程度):授業で作成したノートを使って、レポートを書くときに、どのような論点について、どのような考えを軸にすることができるかを検討し、情報を文章にまとめることと、授業での学びを踏まえ、地域における大学生の活動に参加し、調査を行うことです。6月9日(日)に、大学生が広島市安佐北区安佐町飯室2126の一般社団法人百人邑(ひゃくにんむら)で行う草取りの活動に参加し、草取りをしながら参与観察を行い、聴き取り調査と意見交換をします。百人邑に集合する時間は、午前9時30分です。交通費は自己負担です。参与観察、聴き取り調査、意見交換で得られた情報を、レポートの作成に活用することが望ましいです。天候などの事情で、6月9日の草取りの活動が中止になった場合には、6月30日(日)に実施します。
履修上の注意事項 オンラインの授業はありません。

授業の前に、テキストを読んでおくことが必要です。授業の前に、自分の考えを説明する準備をしておき、授業で、他の受講者と議論します。

英文のニュース記事を検討する回の授業に、英和辞典を持参してもらいます。授業では、スマートフォンを使わないことにしますので、本の辞典か電子辞書を持って来てください。

耕作放棄地を活用する活動を理解するため、6月9日(日)に、大学生が広島市安佐北区安佐町飯室2126の一般社団法人百人邑(ひゃくにんむら)で行う草取りの活動に参加し、草取りをしながら参与観察を行い、聴き取り調査と意見交換をします。交通費は自己負担です。参与観察、聴き取り調査、意見交換で得られた情報を、レポートの作成に活用することが望ましいです。天候などの事情で、6月9日の草取りの活動が中止になった場合には、6月30日(日)に実施します。この活動への参加は、授業外学修の一部です。

公認欠席の場合、代替措置として、日を改めて、授業での作業に取り組む機会を設けます。
成績評価の方法・基準 論点の検討(第1回) 2%
テキストを使った検討(第2-13回) 84%
レポートに関連する作業(第14-15回) 14%
テキスト 授業計画で示しています。

本学図書館にある雑誌や本に収録されている論文、CiNii Research などのウェブサイトで閲覧できる論文は、自分で入手してください。大学からインターネットにアクセスしないと、CiNii Research で閲覧できない論文があるかもしれません。

論文が収録されている雑誌の発行月が、授業計画の欄に記載されておらず、発行年だけが記載されている場合、それは年ではなく、年度だということがあります。
参考文献 野田 公夫・守山 弘・高橋 佳孝・九鬼 康彰『里山・遊休農地を生かす――新しい共同=コモンズ形成の場――』農山漁村文化協会、2011年
(授業では使いません。本学図書館にあります。耕作放棄地を活用するための活動を理解するために、使うといいです。)
主な関連科目 政策研究演習I(事例研究)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了後に、教室で、対面で、質問と相談を受けつけます。

フィードバックとして、すべての授業が終わった後に、授業での取り組みやレポートなどについての気づきを、対面で、受講者に説明します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
法学研究科M国際政治学専攻 2017~2021 1・2 - - - - -
法学研究科M国際政治学専攻 2022~2024 1・2 -