授業コード | 93211200 | 単位数 | 2 |
科目名 | 政治・行政研究Ⅶ(言語コミュニケーション) | クラス | |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 竹井 光子 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 言語と文化とコミュニケーションに関する文献の理解 Reading and understanding topics related to language, culture, and communication |
学修の概要 | 国際・地域社会の営みの中では、言語・文化的背景の異なる人々との対話が生じる場合が多々あります。文化は言語の構造や機能に影響を与え、また、言語はそれを使用する人の思考や価値観(文化)を表現する手段であるとの立場から、まずは日本語・日本語インターアクションの特徴とその背後にある文化を客観的に観察・考察するところから始めます。 まず、その対話における言語コミュニケーションについて、文献購読とディスカッションを通して、理論的側面の理解を深めます。そして、実際の言語コミュニケーションデータ(日本語インターアクション)を収集、分析する過程を経験することで、実践研究の手法を学びます。 |
学修の到達目標 | 1.言語と文化、コミュニケーションに関連する基本的な概念についての知識を習得する 2.自言語・自文化に対する客観的な考察を通して、言語コミュニケーションの理論的・実践的側面の理解を深める 3.言語データを収集、分析する手法を身につける。 |
授業計画 | 第1回 | [09/26] 授業ガイダンス 授業のねらいと目標を理解した上で、言語コミュニケーションをテーマにした研究についての構想を始めることができる |
第2回 | [10/06] 言語と文化 言語とは、文化とは何かを考え、その相互作用について考察を深める |
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第3回 | [10/10] 文献講読、ディスカッション(コミュニケーション)、言語データの収集と分析 言語データの収集の方法についての知識を得る |
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第4回 | [10/17] 文献講読、ディスカッション(日本語の特徴①: 文レベル)、分析作業 言語データを文レベルで分析する手法について理解する |
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第5回 | [10/124] 文献講読、ディスカッション(日本語の特徴②: 談話レベル)、分析作業 言語データを談話レベルで分析する手法について理解する |
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第6回 | [10/31] 文献講読、ディスカッション(日本語会話の特徴①:語用論)、分析作業 日本語会話の特徴を語用論的視点から分析する手法について理解する |
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第7回 | [11/07] 文献講読、ディスカッション(日本語会話の特徴②:インターアクション)、分析作業 日本語会話の特徴を話者間のインターアクションという視点から分析する手法について理解する |
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第8回 | [11/14] 中間発表とディスカッション、まとめ(1) 言語データの分析の手法を理解した上で、予備的分析の結果をまとめることができる |
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第9回 | [11/21] 文献講読、ディスカッション(他言語との比較①:文レベル) 言語データを文レベルで他言語と比較する手法について理解する |
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第10回 | [11/28] 文献講読、ディスカッション(他言語との比較②:談話レベル) 言語データを談話レベルで他言語と比較する手法について理解する |
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第11回 | [12/05] 文献講読、ディスカッション(Lingua Franca、やさしい日本語) 共通語(リンガ・フランカ)と「やさしい日本語」の理念と意義・課題について理解する |
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第12回 | [12/12] 文献講読、ディスカッション(Intercultural Communication①:知識と技能) 異文化間コミュニケーションに必要な知識と技能について理解する |
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第13回 | [12/19] 文献講読、ディスカッション(Intercultural Communication②:態度) 異文化間コミュニケーションに必要な態度や姿勢について理解する |
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第14回 | [01/09] 発表とディスカッション、まとめ(2) 言語コミュニケーションに関連する概念を理解した上で、言語データの分析結果を踏まえた研究案をまとめることができる |
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第15回 | [01/16] 総括と研究計画への指針 自身の研究計画の可能性と課題について考察をし、改善への指針を得ながら、修正を加えることができる |
授業外学習の課題 | ・各回指定されたテキストを読み込み、重要な点を整理してディスカッションに備えておくこと。 ・要旨報告の担当者は、担当箇所の報告資料(レジュメ)を作成すること。 ※以上の作業のために、各回3時間程度を要します。 |
履修上の注意事項 | ■グローバル社会における言語と文化、言語コミュニケーションが果たす役割に興味を持ち、自言語・自文化の理解を出発点として異文化間コミュニケーションの課題を政治・行政研究に関連づけて考察することに関心がある学生の履修を望みます。 ■本科目は、講義形式ではなく、履修生による文献講読、データ分析作業、発表およびディスカッションによって構成します。課題である講読や分析を怠ると授業が成立しませんので、注意してください。 ■授業を「公認欠席」する場合には、対応を検討しますので事前または事後に担当教員に相談をしてください。 |
成績評価の方法・基準 | 課題への取組(50%)、授業ディスカッションへの参加・貢献(50%)をもとに、総合的に評価します。 |
テキスト | 毎回、文献(論文など)をおおむね授業計画にあるテーマにそって準備します。履修生の研究テーマ、興味・関心によって調整する場合もあります。図書館やオンライン・リポジトリ等で入手可能なものについては、文献収集の練習を兼ね各自で手配をお願いします。 |
参考文献 | 南雅彦『言語と文化:言語学から読み解くことばのバリエーション』くろしお出版、2009年(3,000円+税)その他、授業内で適宜紹介します。 |
主な関連科目 | 政治・行政研究演習VII(事例研究) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業内外で対応します。メール(アドレスは授業時に指定)による相談にも応じます。授業外における相談・面談を希望する場合には、メールで連絡をしてください。面談日程を調整します。 ※課題へのフィードバックは、授業内またはメールなどで行います。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
法学研究科M国際政治学専攻 | - | 2017~2021 | 1・2 | - | - | - | - | - |
法学研究科M国際政治学専攻 | - | 2022~2024 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |