授業コード 93210801 クラス 01
科目名 政治・行政研究Ⅲ(行政学) 単位数 2
担当者 広本 政幸 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 地域における活動の検討(Discussing community activities)
授業の概要 論文とニュース記事を使って、地域における活動を検討し、レポートを作成することを、目的とします。

地域における活動は、行政としても、民間の取り組みとしても、実施されています。行政との違いを意識しながら、民間の取り組みの特徴について、検討します。民間の取り組みの中でも、さまざまな地域で長く行われているごみ拾いの活動と、学んだことをいかして工夫を凝らそうとする大学生の活動を検討します。受講者は、テキストの論文とニュース記事を読み、テキストを素材にしてレポートを書くことを想定し、テキストのどの箇所に注目し、その箇所についてどのようなことを考えることができるかを、説明します。必要であれば、テキスト以外の資料を、自分で用意し、説明します。テキストを使った検討を踏まえて、レポートを作成します。

英文のニュース記事を使う回の授業に、英和辞典を持参してもらいます。授業中に、スマートフォンを使わないことにしますので、スマートフォンの辞書アプリは使いません。

地域における大学生の活動を理解するため、10月13日(日)に、大学生が坂町で行うごみ拾いの活動に参加し、ごみ拾い(拾ったごみは持ち帰り、家庭ごみと一緒に、正しく捨てます。)をしながら参与観察を行い、聴き取り調査と意見交換をします。交通費は自己負担です。参与観察、聴き取り調査、意見交換で得られた情報を、レポートの作成に活用することが望ましいです。天候などの事情で、10月13日のごみ拾いの活動が中止になった場合には、10月27日(日)に実施します。この活動への参加は、授業外学修の課題の一部です。

この科目は基幹科目で、研究群は政治・行政研究群です。

オンラインの授業はありません。
学習の到達目標 論文とニュース記事を使って、地域における活動を検討し、地域における活動の現状をまとめ、地域における活動の改善策を提案するレポートを作成できるようになることです。
授業計画 第1回 授業の進め方の理解・論点の検討
科目で取り組む作業を理解します。科目で取り上げる論点を理解します。
第2回 松下 千華「海ごみ拾いツアー――僕たちは香川の海ごみ海賊団!――」『経済学部学生チャレンジプロジェクト事業成果報告書(香川大学)』2022年度、18-21ページ CiNii Research

山地 敬大「清掃活動で島一周!――小豆島八十カ所編(坂手港周辺)――」『経済学部学生チャレンジプロジェクト事業成果報告書(香川大学)』2022年度、56-58ページ CiNii Research

松下 千華「海ごみ拾いツアー――僕たちは香川の海ごみ海賊団! 3――」『経済学部学生チャレンジプロジェクト事業成果報告書(香川大学)』2021年度、57-61ページ CiNii Research

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第3回 "Clean Team Volunteers Help Beautify Centralia"
The Chronicle (a newspaper based in Centralia, Washington, USA)
December 8, 2023

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第4回 法理 樹里・赤石 大輔・徳地 直子「コミュニティ意識が一般市民の意識レベルにおける海岸清掃活動への参加意欲におよぼす影響」『沿岸域学会誌』第32巻第4号、2020年3月、51-59ページ CiNii Research

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第5回 "Coastal Cleanup Day Sees More than 4,000 Volunteers Out on O.C. Beaches"
Daily Pilot (a newspaper based in Fountain Valley, California, USA)
September 25, 2023

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第6回 坂本 貴啓・篠崎 由依・佐藤 裕和・白川 直樹「非管理者による河川機能維持の実態分析――市民団体による清掃活動を事例に――」『土木学会論文集B1(水工学)』第74巻第4号、2018年、1405-1410ページ CiNii Research

羽石 和樹「清掃活動が組織行動に与える影響と考察』『日本感性工学会論文誌』第16巻第4号、2017年、403-411ページ CiNii Research

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第7回 "Cleanup and Community: Couple's Efforts to Clean Neighborhood Bring Residents Together"
WDJT-TV (a television station based in Milwaukee, Wisconsin, USA)
January 29, 2023

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第8回 安武 綾・西森 利樹・山﨑 尚美・戸渡 洋子・高島 利・谷川 千春・内藤 豊・杉本 多加子「認知症啓発活動を行う認知症サポーターの Benefit――認知症啓発活動を行う認知症サポーター大学生ボランティア団体『Orange Project』」『アドミニストレーション(熊本県立大学)』第29巻第1号、2022年11月、11-20ページ CiNii Research

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第9回 "Volunteering Made Me Feel More at Home in Bristol"
News and Features (a news website managed by the University of Bristol in Bristol, England, UK)
September 25, 2023

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第10回 清宮 孝文「大学生のスポーツボランティア活動に対する意欲――属性による差異に着目して――」『スポーツと人間――静岡産業大学論集――』第6巻第1号、2022年2月、13-22ページ CiNii Research

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第11回 "GW Students Volunteer across the D.C. Area for Welcome Day of Service"
GW Today (a news website managed by George Washington University in Washington, D.C., USA)
September 24, 2023

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第12回 石川 敬之・村江 史年・藤澤 健児「大学生の地域貢献活動を通じた地域防災」『地域創生学研究(北九州市立大学)』第4号、2021年3月、75-89ページ CiNii Research

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第13回 "Community Service Opportunities for the Pitt Community"
The Pitt News (a newspaper issued by the University of Pittsburgh in Pittsburgh, Pennsylvania, USA)
August 16, 2023

テキストに含まれる論点を理解します。論点に関する議論を通して、論点をめぐる考え方が多様であることを理解します。
第14回 レポートの作成の準備
テキストに含まれていた論点を確認し、レポートでどの論点を取り上げるかを考えることを通して、重要な論点としてどのようなものがあるかということを理解します。
第15回 レポートの修正と概要の説明
論点をめぐる考察を十分に行っているかということを意識し、レポートを確認し、必要な修正を加えることを通して、論点に対する自身の考えを深めます。他の受講者が説明するレポートの概要を聴くことを通して、重要だと考えられる論点の多様性、論点をめぐる考察の多様性を理解します。
授業外学習の課題 事前学修(2時間程度):テキストを読み、テキストを理解し、論点に関する自分の考えを説明できるようにすることです。

事後学修(2時間程度):授業で作成したノートを使って、レポートを書くときに、どのような論点について、どのような考えを軸にすることができるかを検討し、情報を文章にまとめることと、授業での学びを踏まえ、地域における大学生の活動に参加し、調査を行うことです。10月13日(日)に、大学生が坂町で行うごみ拾いの活動に参加し、ごみ拾い(拾ったごみは持ち帰り、家庭ごみと一緒に、正しく捨てます。)をしながら参与観察を行い、聴き取り調査と意見交換をします。交通費は自己負担です。参与観察、聴き取り調査、意見交換で得られた情報を、レポートの作成に活用することが望ましいです。天候などの事情で、10月13日のごみ拾いの活動が中止になった場合には、10月27日(日)に実施します。
履修上の注意事項 オンラインの授業はありません。

授業の前に、テキストを読んでおくことが必要です。授業の前に、自分の考えを説明する準備をしておき、授業で、他の受講者と議論します。

英文のニュース記事を検討する回の授業に、英和辞典を持参してもらいます。授業では、スマートフォンを使わないことにしますので、本の辞典か電子辞書を持って来てください。

地域における大学生の活動を理解するため、10月13日(日)に、大学生が坂町で行うごみ拾いの活動に参加し、ごみ拾い(拾ったごみは持ち帰り、家庭ごみと一緒に、正しく捨てます。)をしながら参与観察を行い、聴き取り調査と意見交換をします。交通費は自己負担です。参与観察、聴き取り調査、意見交換で得られた情報を、レポートの作成に活用することが望ましいです。天候などの事情で、10月13日のごみ拾いの活動が中止になった場合には、10月27日(日)に実施します。この活動への参加は、授業外学習の一部です。

公認欠席の場合、代替措置として、日を改めて、授業での作業に取り組む機会を設けます。
成績評価の方法・基準 論点の検討(第1回) 2%
テキストを使った検討(第2-13回) 84%
レポートに関連する作業(第14-15回) 14%
テキスト 授業計画で示しています。

本学図書館にある雑誌や本に収録されている論文、CiNii Research などのウェブサイトで閲覧できる論文は、自分で入手してください。大学からインターネットにアクセスしないと、CiNii Research で閲覧できない論文があるかもしれません。

論文が収録されている雑誌の発行月が、授業計画の欄に記載されておらず、発行年だけが記載されている場合、それは年ではなく、年度だということがあります。
参考文献 井上 典子・染井 順一郎『食と景観の地域づくり――小さな活動からネットワークへ――』学芸出版社、2013年
(授業では使いません。本学図書館にあります。地域における活動について考えるときに、使うといいです。)
主な関連科目 政治・行政研究演習III(事例研究)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了後に、教室で、対面で、質問と相談を受けつけます。

フィードバックとして、すべての授業が終わった後に、授業での取り組みやレポートなどについての気づきを、対面で、受講者に説明します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
法学研究科M国際政治学専攻 2017~2021 1・2 - - - - -
法学研究科M国際政治学専攻 2022~2024 1・2 -