授業コード | 93210000 | 単位数 | 2 |
科目名 | 地域・歴史研究演習Ⅴ(事例研究) | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 矢田部 順二 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | スラヴ地域に関する演習論文の執筆 |
学修の概要 | スラヴ地域に関する個別テーマについて、履修者が演習論文を書く。現地資料も用いた実証的論文の執筆を重視し、そのための指導をおこなう。 |
学修の到達目標 | スラヴ地域に関する個別的なテーマに関し、実証的な演習論文を完成させることができる。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス: 授業の運営方法について理解する。次週以降の準備をする。 |
第2回 | 研究テーマの設定1:構想の提案: 論文を書くためのテーマを複数列挙し、それらを取り上げる理由について説明する。質疑ののち絞り込み作業に入る。 |
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第3回 | 研究テーマの設定2:構想の修正: 前回に引き続き絞り込み作業を進め、最終的に論文のテーマ(仮題)と選定理由をまとめる。 |
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第4回 | 研究計画の作成1:計画の提案: 論文完成までのスケジュールを作り、論文作成の手順を説明する。質疑ののち修正作業に入る。 |
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第5回 | 研究計画の作成2:計画の修正: 前回に引き続き修正作業を進め、最終的に研究計画書を完成させる。 |
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第6回 | 資料収集について: 資料とは何か、資料収集の多様性について説明を理解し、実際に資料収集を始める。 |
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第7回 | 資料の分析手法1:実践と検証: 実際に集めた資料についてその概要を報告し、アドバイスを受ける。 |
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第8回 | 資料の分析手法2:比較と検証: 前回に引き続き集めた資料についてその概要を報告し、また比較して、資料不足の部分について理解する。 |
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第9回 | 研究報告1:問題設定: 論文の序論にあたる部分について論点を整理し、口頭発表する。報告後の質疑から分析不足の論点を発見し修正につなげる。 |
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第10回 | 研究報告2:論旨の展開: 論文の本論にあたる部分について章立てや論点を整理し、口頭発表する。報告後の質疑から分析不足の論点や構成を発見し修正につなげる。 |
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第11回 | 研究報告3:批判的検証: 論文の結論にあたる部分について、論点整理し口頭発表する。報告後の質疑から論文全体の不備を発見し修正につなげる。 |
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第12回 | 論文草稿の添削1:初校の添削: 実際の執筆作業に入り、執筆した部分について添削を受ける。論文作成上のルールを実践する。 |
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第13回 | 論文草稿の添削2:2校の添削: 前回に引き続きできるだけ論文全体の添削作業を続ける。 |
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第14回 | 完成稿の執筆1:完成稿の添削: 前回に引き続き論文の添削作業を繰り返し、完成稿を作り上げる。 |
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第15回 | 完成稿の執筆2:推敲と要旨 : 最終の完成稿を 仕上げる。(研究の進捗状況に応じて変更する場合がある) |
授業外学習の課題 | ①スラヴ地域に関する個別的なテーマを、教員と相談の上絞り込み、論文作成のために資料検索・分析をする。 ②研究テーマに関する計画書を作成し、論文を執筆する。 ③論文執筆のルールについて、教員と相談しつつ、みずからも自習する。 ④報告を求められた際は、十分な時間をかけて、レジュメや報告用プレゼンテ ーションソフトの準備をおこなう。 ※上記①〜④の作業に最低でも毎回180分以上の時間を充てること。 |
履修上の注意事項 | 邦語文献・英語文献に頼るだけでなく、現地発の情報にアクセスすること。資料を吟味する 眼を養うこと。 また、どのような題目の論文計画をもっているか授業開始時点に尋ねるのであらかじめ考え ておくこと。 PCからのメールを受け取ることができるように使用機器を設定すること。 研究の進捗状況に関する報告をしばしば求めるので、その都度対応すること。 公認欠席は欠席として扱い、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないように配慮するので、必ず証明を添えて公認欠席届(様式1)を教学センターに提出すること。 |
成績評価の方法・基準 | 平常点100%(授業への取り組み、演習論文の問題設定、論文の完成度を含む)によって総合的に判断する。(演習論文の採点基準は下記のルーブリックを参照すること。) |
テキスト | 用いない。 |
参考文献 | 各自の論文題目を確認した上で、テーマに関する文献は、教室で指示する。 なお、論文作成法については、斉藤孝・西岡達裕『学術論文の技法』新訂版、日本エディタースクール出版部、2005年、を参照してほしい。 |
主な関連科目 | 地域・歴史研究Ⅴ(ヨーロッパ) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
木曜日の昼休みをオフィスアワーとするほか、メールによって教員に対し連絡を密接に取ること(連絡先は授業時に伝達する)。また学習状況に関するコメントは授業時間中にフィードバックするほか、メールでも伝達する。 |
問題設定 | 資料の適切性 | オリジナリティ | 論証と表現 | 書式形式 | |
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優れている (4点) | 十分に絞られており、着想力が豊かである | 一次資料を用い、多言語の資料にアクセスした | 独創的である | 論理的であり、かつ巧みな文章である | 書式の決まりが守られ、注も正確である |
やや優れている (3点) | かなり絞ることができたが少々曖昧さが残る | 多様な一次資料は使用したが、邦語中心である | やや独創的である | 分かりやすい説明だが、やや稚拙である | ほぼ書式の決まりが守られ、注もだいたいよい |
普通 (2点) | かなり漠然としたテーマであり、新味に欠ける | 二次資料中心で、多様性がない | 一般的着想である | ときどき意味不明な文章が混じる | ほぼ書式は守られているが、一部おかしな部分がある |
やや難がある (1点) | テーマが漠然としており、人まねである | 資料の幅が狭く、学術性も乏しい | 人まねである | 論証に飛躍があり、意味の通らない文章が多い | 書式のルールがあまり守られておらず、注もおかしい |
難あり (0点) | 非常に漠然とし、問題設定の意味を理解していない | 学術性のない資料ににのみ頼っている | 盗用である | 意味不明な文章ばかりである | 初歩的な書式ルールすら守れず、注もひどくおかしい |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
法学研究科M国際政治学専攻 | - | 2017~2021 | 1・2 | - | - | - | - | - |
法学研究科M国際政治学専攻 | - | 2022~2024 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |