授業コード | 93208900 | 単位数 | 2 |
科目名 | 地域・歴史研究Ⅳ(アメリカ) | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 船津 靖 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | アメリカの外交の現在 The U.S. Foreign Policy Today |
学修の概要 | アメリカ政治外交史に関する標準的な専門書(建国期と現在)を参照しながら宗教・政治を中心に理解を深める。ニューヨーク・タイムズ紙の記事や外交専門誌フォーリン・アフェアーズの論文の中から、学生の関心、英語の水準にあった教材を選び、精読して英語の読解力向上を図る。授業の形態は受講者のニーズに応じて柔軟に変える。自由研究スタイルでの代替や併用もありうる。 2024年度は注目の米大統領選挙、「トランプ現象」、トランプの外交内政方針、対イスラエル外交政策が主要テーマ。過去の自由研究では、日産のゴーン被告逃亡事件に関する日米司法協力、米外交政策と福音派および国務省の「宗教の自由」年次報告、セーラムの魔女裁判などがあった。 研究発表を受講者の進捗状況を勘案して適宜、組み入れる。 【実務経験】共同通信社の地方3支局で司法・行政・選挙を取材後、外信部、モスクワ、エルサレム、ロンドン、ニューヨーク支局などで特派員として勤務。東京本社では国際経済や科学・文化・運動を含む重要ニュース全般の速報・編集管理や企画・論説も手掛けた。著書に『パレスチナ 聖地の紛争』(中公新書)。共著に『20世紀 未来への記憶』『アメリカ文化史事典』 |
学修の到達目標 | アメリカの政治外交に関する専門知識が身に付けられるようになる。論理的で説得力ある文章が書けるようになる。英語文献を使用できるようになる。アメリカの政治経済社会や思想・宗教について知識を持ち、多角的で現実的な分析ができるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス: 関心領域、基本書 関心領域やニーズを教員に伝えることができる |
第2回 | 授業形態: 基本書、自由研究、英語 基本書、英文記事を決定し、英語のボキャビルとレポートの割合を決めることができる |
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第3回 | 基本書通読(初期)①: 北米植民地時代 ピューリタンの価値観、宗教思想について理解することができる |
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第4回 | 基本書通読(初期)②: 独立革命・合衆国憲法 アメリカ独立革命の意義、合衆国憲法の人権保障、統治原理を理解することができる |
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第5回 | 英語記事・論文購読(民主党)①: 外交政策 バイデン民主党政権の外交政策についての英語記事・論文を読むことができる |
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第6回 | 英語記事・論文購読(民主党)②: 再選戦略 バイデン大統領の再選戦略についての英文記事・論文を読むことができる |
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第7回 | 小テスト①:初期アメリカ史と民主党関連英語 1~6回の内容の理解、記憶を確認し定着度を高める |
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第8回 | 基本書通読(21世紀)①: ブッシュ(子)政権 9.11同時テロからアフガン、イラク侵攻、中東民主化失敗などを理解することができる |
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第9回 | 基本書通読(21世紀)②: オバマ政権 オバマ大統領の親アラブ・米撤退政策の破綻、ロシアの覇権拡大を理解することができる |
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第10回 | 英語記事・論文購読(共和党)①: トランプ政権 トランプ政権の親イスラエル、親ロシア政策についての英語記事・論文を読むことができる |
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第11回 | 英語記事・論文購読(共和党): 政権奪還戦略 トランプ前大統領の政権奪還戦略、ポピュリズムの英語・記事・論文を読むことができる |
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第12回 | 小テスト②:21世紀アメリカ外交史と共和党関連英語 8~11回の内容の理解、記憶を確認し定着度を高める |
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第13回 | 自由研究①: 草稿 学生がレポートの草稿を提出することができる(英語記事・論文の代替可、14回も) |
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第14回 | 自由研究②: 推敲 草稿への教員の指摘・指導を受け推敲した新たな草稿を提出することができる |
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第15回 | 最終まとめ: バイデンvs.トランプ 米大統領選挙の見通し、米外交の将来について学生が教員と懇談・議論できるようになる |
授業外学習の課題 | 事前学修(2時間程度)基本書や英文記事などの予習 事後学修(2時間程度)基本書や英文記事などの復習 |
履修上の注意事項 | 履修希望者はできるだけ早く教員に連絡を(funatsu@shudo-u.ac.jp)。履修の時間帯は暫定。受講者や教員の都合で変更する。教員との連絡を密にする。連絡や応答があれば柔軟に対応する。英文を含む資料は教員と学生が相談して決める。 テキストや英文記事などの指定された箇所を予習・復習する。発表する際はキーワード、年表、要約や引用、地図などからなる資料(ワードでもパワポでもよい)を作成し、発表前日までに教員に送る。 日本の新聞やニュースサイト、報道番組、アメリカの主流派メディアの報道にも目を配る。時事英語を勉強する。 公認欠席は欠席として扱うが、単位認定要件などに影響しないように配慮する。公認欠席時にMoodleに掲載しない資料がもしあれば後日配布する。プレゼンテーションなども代替措置を講じる。 |
成績評価の方法・基準 | 授業20%、小テスト40%、レポート40%(2000字程度)。小テストとレポートの割合は授業形態により変更する。レポートを書かない場合は小テスト80%など。逆もありうる。 |
テキスト | 暫定的に西崎文子『アメリカ外交史』(東京大学出版会、2022年)。岡山裕・前嶋和弘『アメリカ政治』(有斐閣)なども候補。学生の履修決定後に教員と相談して決める。NHKのニュース防災アプリ(無料)を共通の情報インフラとする。日本経済新聞(電子版)を推奨する。 |
参考文献 | 村田晃嗣『トランプVSバイデン』など。学生のニーズに合わせ随時、紹介する。船津靖『聖書の同盟 アメリカはなぜイスラエルを支援するのか』の刊行が間に合う可能性もある。 |
主な関連科目 | 欧米地域研究演習Ⅰ(事例研究) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
進路を含めできる限り対応する。メール(funatsu@shudo-u.ac.jp)での相談にも対応する。学期中の評価は授業中やMoodleで個別にも対応。期末レポートへの批評は個別の問い合わせにも懇談やメールなどで対応する。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
法学研究科M国際政治学専攻 | - | 2017~2021 | 1・2 | - | - | - | - | - |
法学研究科M国際政治学専攻 | - | 2022~2024 | 1・2 | ○ | - | ○ | ○ | - |