授業コード 93208800 単位数 2
科目名 地域・歴史研究Ⅲ(中央ユーラシア) クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 宇野 伸浩 配当年次 *下表参考

授業の題目 中央ユーラシアの民族と歴史
学修の概要 中央ユーラシアの歴史について、古代史から近代史までの研究の中から注目される著作・論文を選び、その内容を理解するとともに、研究上の論点を把握し、現状の通説のどこに問題があるかを議論する。今年度はヴァレリー・ハンセンのシルクロード史、グローバリゼーションについての著作を取り上げることを予定している。また、その研究に使われている史料を読解・分析し、史料にもとづいて実証的に学説の是非を検討する。
なお、以上のテーマを予定してはいるが、とりあげる著作、論文、史料については、できるだけ受講生の関心・研究テーマに応じて調整する。
学修の到達目標 中央ユーラシアの歴史に関する学術的文献を読み、そのテーマについての現状の通説を理解し、研究史上の問題点を把握するとともに、通説に対して実証的に新説を提出することができる力を身につける。
授業計画 第1回 イントロダクション 授業の概要と進め方を理解できるようになる。
第2回 中央ユーラシアの歴史と民族 中央ユーラシアの主な民族と歴史について概要を理解できるようになる。
第3回 取り上げる著作・論文の著者について、研究経歴、研究上の特色などを理解できるようになる。
第4回 文献購読⓵ 文献を読み、内容を把握するとともに、学説上の論点について議論する(導入)。
取り上げた論文の内容を正確に理解できるようになる。
第5回 文献購読② 文献を読み、内容を把握するとともに、学説上の論点について議論する(解説)。
取り上げた論文の内容を正確に理解できるようになる。
第6回 文献購読③ 文献を読み、内容を把握するとともに、学説上の論点について議論する(議論)。
取り上げた論文の内容を正確に理解できるようになる。
第7回 文献購読④ 文献を読み、内容を把握するとともに、学説上の論点について議論する(まとめ)。
取り上げた論文の内容を正確に理解できるようになる。
第8回 史料購読⓵ 文献購読で読んだ文献の中に使われていた史料を原文または翻訳で収集する(導入)。
取り上げた論文の内容を正確に理解できるようになる。
第9回 史料購読② 文献購読で読んだ文献の中に使われていた史料を原文または翻訳で読解する(解説)。
取り上げた論文の内容を正確に理解できるようになる。
第10回 史料購読③ 文献購読で読んだ文献の中に使われていた史料を原文または翻訳で読解する(議論)。
取り上げた論文の内容を正確に理解できるようになる。
第11回 史料購読④ 文献購読で読んだ文献の中に使われていた史料を原文または翻訳で読解する(まとめ)。取り上げた論文の内容を正確に理解できるようになる。
第12回 授業外の課題①解説、課題の決定 授業外の学習の課題について理解し、取り組むことができるようになる。
第13回 授業外の課題②書評・レビュー論文などの作成指導 授業外の学習の課題について書評・レビュー論文の書き方を理解できるようになる。
第14回 授業外の課題③書評・レビュー論文などの添削 執筆した書評・レビュー論文について添削を受け、不十分な点を捕捉し、誤りを修正できるようになる。
第15回 授業外の課題④講評 完成した書評・レビュー論文について講評を受け、自分の書いたものの振り返りができるようになる。
授業外学習の課題 中央ユーラシア史に関係する専門書や論文を読み、書評・レヴュー論文を作成する。授業で取り上げる文献以外を選択してもよい。文献購読時には、目安として毎回1時間程度の授業外の学習を行って要約を作成し、書評・レヴュー論文作成には、目安として10時間以上の授業外の学習を行って完成させる。
履修上の注意事項 授業は、受講者がキストの文献を読み、内容を要約して発表し、それをもとに議論をするという形式で進める。関連文献を収集し、紹介すること。
公認欠席については、欠席時に配布した資料があった場合は後日配布する。
成績評価の方法・基準 授業における取り組み方(50%)と授業外の課題として提出したもの(50%)にもとづき、総合的に評価する。
テキスト 受講生と相談して、とりあげる論文、史料を決定する。
参考文献 小松久男・荒川正晴ほか編『中央ユーラシア史研究入門』山川出版社、2018年
ヴァレリー・ハンセン『西暦1000年グローバリゼーションの誕生』文芸春秋、2021年
ヴァレリー・ハンセン『図説シルクロード』原書房、2016年
主な関連科目 アジア地域研究演習Ⅳ(事例研究)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
教室あるいは研究室において授業の前後に質問・相談に対応する。
提出された書評・レビュー論文に対して、口頭あるいはメールでコメントを行うことにより、履修者にフィードバックを行う。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
法学研究科M国際政治学専攻 2017~2021 1・2 - - - - -
法学研究科M国際政治学専攻 2022~2024 1・2 - - -