授業コード | 93207700 | 単位数 | 2 |
科目名 | 国際関係・平和研究Ⅵ(安全保障論) | クラス | |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 佐渡 紀子 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 国際安全保障論 -International Security Studies - |
学修の概要 | テキスト及び関連論文の読解を通じ、国際社会の秩序変化を、安全保障の観点から俯瞰する。 |
学修の到達目標 | 安全保障論における基礎的概念を説明できる。 パワーやパワー・バランスの概念を用いながら、国際秩序の変化について、自らの考えを説明できる。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス(運営方針の共有とスケジュールの確定) 授業のねらいやテキスト読解の方法、資料作成について、共有する。 |
第2回 | 安全保障論の基礎概念 安全保障論の考え方を俯瞰し、主要な論点を整理する。 |
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第3回 | 文献読解(1):第1章 攻撃的リアリズム論の位置づけを把握する。 |
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第4回 | 文献読解(2):第2章 国際社会の基本構造を確認する。 |
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第5回 | 文献読解(3):第3章 国家の特性を基軸としたパワーの捉え方を理解する。 |
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第6回 | 文献読解(4):第4章 安全保障研究におけるパワーの捉え方を整理する。 |
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第7回 | 文献読解(5):第5章 安全保障研究における国家間関係の特性について整理する。 |
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第8回 | 文献読解(6):第6章 歴史的に見た大国の動きをを俯瞰する。 |
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第9回 | 文献読解(7):第7章 大国の動きを、バランシングの観点を用いて理解する。 |
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第10回 | 文献読解(8):第8章 大国の動きを、バック・パッシングの観点を用いて理解する。 |
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第11回 | 文献読解(9):第9章 大国間の戦争原因を俯瞰する。 |
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第12回 | 文献読解(10):第10章 覇権国の入れ替わりとその影響について検討する。 |
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第13回 | パワー・バランスの変化を検討する(1):地域安全保障への影響 パワー・バランスの変化が地域安全保障に与える影響を検討する。 |
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第14回 | パワー・バランスの変化を検討する(2):国際安全保障への影響 パワーバランスの変化が、国際安全保障に与える影響を検討する。 |
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第15回 | 総括 安全保障の分析視点を整理し、自身の研究への示唆を得る。 |
授業外学習の課題 | 1. 各回のテキストを読み、著者の主張と論証を分析するとともに、論点を抽出する。 2. 発表担当者は、担当箇所のレジュメを作成する。 3. 各回の授業内容を振り返り、関連書籍や論文を読解する。 上記1.および2.に取り組むため、各回おおむね2時間を要します。 上記3.に取り組むため、各回おおむね2時間を要します。 |
履修上の注意事項 | 1.本科目は講義形式ではなく、受講生による文献読解、発表およびディスカッションによって運営します。 2.公認欠席に際には、欠席回の資料を事後的に共有します。また成績評価の基準のうち、議論への貢献度については公認欠席の回については配慮して評価を行います。 |
成績評価の方法・基準 | 教材の理解度(プレゼンテーション、レジュメ) 50% 議論への貢献度 50% |
テキスト | ジョン・J・ミアシャイマー(奥山真司:訳)『大国政治の悲劇』五月書房新社、2019年 |
参考文献 | 適宜紹介する。 |
主な関連科目 | 平和研究I(平和理論)、平和研究演習II(事例研究) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
1.質問、相談は、授業終了時に受け付ける。 2.時間をかけての質問や相談がある場合には、メールまたは直接、連絡をとること。日程を調整のうえ、面談を実施する。 3.教材への理解度および議論についてのフィードバックは、授業時に行う。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
法学研究科M国際政治学専攻 | - | 2017~2021 | 1・2 | - | - | - | - | - |
法学研究科M国際政治学専攻 | - | 2022~2024 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | - | - |