授業コード | 93204900 | 単位数 | 2 |
科目名 | 国際経済論研究Ⅰ | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 新宅 公志 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 貿易モデルのシミュレーション: simulation of international trade model |
学修の概要 | 国際貿易の基本モデルは現実のデータをどれだけ説明できるのだろうか?本講義はその答えに迫るシミュレーションを扱います。 モデルの説明力をシミュレーションで捉えるには、モデルの理解だけでなく、データの理解、モデルのパラメータの設定(カリブレーション)、プログラミングによる数値計算が必要となります。 本講義では、代表的な貿易モデルであるヘクシャー=オリーン・モデルを手掛かりにシミュレーションを行います。 数値計算(プログラミング)はPythonで行いますが、前提知識は必要としません。適宜解説します。 |
学修の到達目標 | 貿易モデルのデータの説明力を自分で計算することで確かめられるようにする。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス / Phython.1:概要と基本操作 |
第2回 | Phython.2:変数の操作と関数の操作 | |
第3回 | Phython.3:制御文 | |
第4回 | Phython.4:非線形連立方程式を解く | |
第5回 | 理論モデル.1:ヘクシャー・オリーンの線形モデル | |
第6回 | 理論モデル.2:ヘクシャー・オリーンの非線形モデル.1(基本) | |
第7回 | 理論モデル.3:ヘクシャー・オリーンの非線形モデル.2(応用) | |
第8回 | 仮想値によるシミュレーション.1:線形モデル | |
第9回 | 仮想値によるシミュレーション.2:非線形モデル | |
第10回 | カリブレーション.1:基本的なコンセプト、データ | |
第11回 | カリブレーション.2:モデルとデータとの整合性 | |
第12回 | シミュレーションの実践.1:ベース解の導出 | |
第13回 | シミュレーションの実践.2:仮想現実シナリオでの解の導出 | |
第14回 | シミュレーションの実践.3:シミュレーションの評価 | |
第15回 | 期末報告 / まとめ |
授業外学習の課題 | 本科目に関わる学部レベルの知識で理解が不十分な部分が適宜復習して下さい。 各回の前後に2時間程度を目安に予習、復習をして下さい。 |
履修上の注意事項 | (1) 公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件には影響しないよう配慮します。 (2)欠席する場合は、事前に連絡して下さい。議論することでより理解が深まるので、積極的に議論に参加して下さい。。 (3)学部レベルの初歩的なミクロ経済学の知識を用います。 |
成績評価の方法・基準 | 報告内容(50%)と講義での議論(50%)に基づき、総合的に評価します。 |
テキスト | 各テーマごとに読むべきテキストや論文を紹介します。 |
参考文献 | 若杉隆平「国際経済学 第3版 (現代経済学入門)」2009年、岩波書店 清田耕造、神事直人「実証から学ぶ国際経済」 2017年、有斐閣 Feenstra, Robert C. 2015. Advanced International Trade: Theory and Evidence. Princeton(2nd): Princeton University Press. Robert C. Feenstra, 2003, Empirical Methods for International Trade, MIT Press |
主な関連科目 | ミクロ経済学研究I・II |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
講義の前後に質問等を受け付けます。それ以外の時間でも質問等を受け付けますが、その場合は事前にE-mailなどで予約して下さい。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
法学研究科M国際政治学専攻 | - | 2017~2021 | 1・2 | - | - | - | - | - |
法学研究科M国際政治学専攻 | - | 2022~2024 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |