授業コード 91211100 単位数 2
科目名 原価計算論研究Ⅱ クラス
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 陳 豊隆 配当年次 *下表参考

授業の題目 現代原価計算の考察
学修の概要  原価計算は経営者が経営意思決定を行うとき欠かせないツールである。最近、企業に抱える経営環境が激変し、競争優位を継続的に維持するためには、経営目的または戦略に合った原価計算手法を積極的に取込む必要性がある。
学修の到達目標 原価計算と管理会計の諸手法の目的とアプローチを理解することができるようになる。
授業計画 第1回 ガイダンス
原価計算、管理会計の基本概念と枠組みを理解し、その役割と重要性を認識することができるようになる。
第2回 販売促進費、物流費、本社費の管理会計
販売促進費、物流費、本社費の効率的な管理方法を学び、コスト削減への適用ができるようになる。
第3回 経営意思決定会計
経営意思決定における会計情報の利用方法を理解し、意思決定プロセスを支援できるようになる。
第4回 戦略的意思決定と設備投資意思決定Ⅰ
戦略的意思決定と設備投資意思決定のための会計情報の分析方法を習得し、投資計画の評価ができるようになる。
第5回 戦略的意思決定と設備投資意思決定Ⅱ
戦略的意思決定と設備投資意思決定のための会計情報の分析方法を習得し、投資計画の評価ができるようになる。
第6回 戦略的・戦術的価格決定
価格戦略の策定における会計情報の活用方法を学び、戦略的・戦術的な価格決定ができるようになる。
第7回 経営戦略の管理会計への役立ち
経営戦略策定における管理会計の役割を理解し、戦略的意思決定に貢献できるようになる。
第8回 バランスト・スコアカードによる戦略マネジメント
バランスト・スコアカード(BSC)を用いた戦略マネジメントの方法を学び、組織の目標達成に向けた評価ができるようになる。
第9回 インタンジブルズの戦略マネジメント
無形資産の戦略的管理と価値評価の手法を理解し、インタンジブルズの管理ができるようになる。
第10回 事業部制による業績管理会計
事業部制における業績管理会計の手法を学び、部門別の成果測定と評価ができるようになる。
第11回 組織再編と分権化の管理会計
組織再編と分権化に伴う管理会計の課題と対策を理解し、変化する組織構造に適応できるようになる
第12回 EVAによる経営効率の向上
EVA(経済的付加価値)を用いた経営効率の評価方法を学び、経営パフォーマンスの向上策を提案できるようになる。
第13回 IT投資戦略とコスト・マネジメント
IT投資の戦略策定とコスト管理の重要性を理解し、テクノロジー投資の価値を最大化できるようになる。
第14回 AIの管理会計への適用
AI技術を管理会計に適用するための基本原則と方法を学び、効率的な意思決定支援とその課題を理解することができるようになる。
第15回 研究開発費の管理会計
研究開発費用の管理とその会計処理の重要性を理解し、イノベーション活動のコスト管理ができるようになる。
授業外学習の課題 1、毎回の授業前に授業計画に沿った当該箇所を読んでおくこと。
2、問題点などを事前に調べて、ディスカッションに備えること。
3、授業外学習の目安の時間として次の通りになる。
 事前学修(2時間程度):毎講義について、各自、テキストを熟読して予備知識を集め、関連する事項について調べておくこと。
 事後学修(2時間程度):講義中にわからなかった用語については、テキストを再読・精読するなどして次回までに各自で調べておくこと。
履修上の注意事項 1、ディスカッションを通じて、講義への理解を深めていくので、受講生の積極的な取り組みが必要である。
2、「公認欠席制度」への配慮は以下の通りである。
 ・公認欠席時の資料は後日配付する。
成績評価の方法・基準 授業への取り組み50%、ディスカッション50%によって総合的に評価する。
テキスト 櫻井通晴著『管理会計 第七版』同文舘、2019年。修大生協。
参考文献
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
Ⅰ、講義中または講義終了後に質問に応じる。
Ⅱ、LINEでも対応します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学研究科M経営学専攻 2020~2022 1・2 - - - - -
商学研究科M経営学専攻 2023~2023 1・2 -
商学研究科M経営学専攻 12500 2024~2024 1・2 -