授業コード | 91207700 | 単位数 | 2 |
科目名 | 経営学原理研究Ⅱ | クラス | |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 岡田 行正 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | アメリカ人事管理論・人的資源管理論と労使関係管理論の発展史研究 |
学修の概要 | アメリカの人事管理・人的資源管理に関わる主要理論を発展史的視点から理解するとともに、労使関係管理論の発展過程を相関関係を通史的に考察する。 受講生による発表・報告をもとに、議論しながら理解を深めていく。 |
学修の到達目標 | アメリカで発展してきた各段階における人事管理・人的資源管理の理論の特徴と意義を労使関係管理の視点も踏まえて、通史的に理解し、説明できるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | 講義の目的・概要と進め方 |
第2回 | 科学的管理 テイラーの科学的管理と、科学的管理の経営学の各分野に与えた影響、テイラーの経営理念、労働組合に対する認識、労使関係管理について説明できるようになる。 |
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第3回 | ティード&メトカーフの人事管理論 初期・成立期の人事管理論であるティード&メトカーフ理論の特徴、労働者福祉、労働組合や団体交渉に関する認識について説明できるようになる。 |
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第4回 | ヨーダーの人事管理論 伝統的人事管理論であるヨーダー理論の特徴、労働組合や労使関係管理に関する認識ついて説明できるようになる。 |
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第5回 | ピコーズ&マイヤーズの人事管理論 人間関係論的人事管理論であるピゴーズ&マイヤーズ理論の特徴、労働組合や労使関係管理に関する認識ついて説明できるようになる。 |
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第6回 | メギンソンの人事管理論 行動科学的人事管理論に位置づけられるメンギンソン理論の特徴、労働組合や労使関係管理に関する認識ついて説明できるようになる。 |
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第7回 | 人的資源管理論(ハーバード・グループ) 人的資源管理論を世に広めたハーバード・グループのHRMモデルの特徴、労働組合や労使関係管理に関する認識ついて説明できるようになる。 |
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第8回 | 戦略的人的資源管理論(ミシガン・グループ) 戦略的人的資源管理論の嚆矢的なミシガン・グループのSHRMモデルの特徴、労働組合や労使関係管理に関する認識ついて説明できるようになる。 |
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第9回 | タレントマネジメント論(マッキンゼー) タレントマネジメント論を唱えたマッキンゼーのTMモデルの特徴、人材獲得戦略への認識、労働組合や労使関係管理に関する認識ついて説明できるようになる。 |
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第10回 | 協調的労使関係思想の萌芽 テイラーの科学的管理から萌芽した協調的労使関係の思想的背景について説明できるようになる。 |
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第11回 | 人事管理論と労使関係関係管理 ティード&メトカーフ理論からヨーダー理論への発展と労使関係管理に関する認識の変化、当時のアメリカ労働法規との関わりについて説明できるようになる。 |
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第12回 | 人間関係論と労使関係管理 ピゴーズ&マイヤーズ理論、セレクマンの労使関係管理論、当時のアメリカ労働法規との関連性を踏まえた労働組合や労使関係管理に関する認識ついて説明できるようになる。 |
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第13回 | 行動科学と労使関係管理 スタグナー&ローゼンの労使関係管理論、メギンソン理論、当時のアメリカ労働法規との関連性を踏まえた労働組合や労使関係管理に関する認識ついて説明できるようになる。 |
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第14回 | 経営戦略論と労使関係管理 経営戦略論と人的資源管理論・戦略人的資源管理論・タレントマネジメント論の関係、労働組合や労使関係管理に関する認識について説明できるようになる。 |
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第15回 | 総括と要点整理 アメリカで発展してきた各段階における人事管理・人的資源管理の理論の特徴と意義を労使関係管理の視点も踏まえて、通史的に理解し、説明できるようになる。 |
授業外学習の課題 | テキストは、必ず事前によく読んでおいてください。また、テキストの各章末に列記している参考文献にも目を通しておいてください。 授業の進め方としては、各受講生にそれぞれの担当箇所を割り当て、毎回、レジュメにまとめて発表・報告してもらうという形式をとります。 事前学修(2時間程度):毎講義について、各自、テキストを熟読して予備知識を集め、関連する事項について調べておくこと。 事後学修(2時間程度):講義中にわからなかった用語については、テキストを再読・精読するなどして次回までに各自で調べておくこと。 |
履修上の注意事項 | ①すべて対面型授業です。 ②受け身ではなく、積極的かつ活発な議論・質疑応答を望みます。 ③「公認欠席制度」への配慮:「公認欠席」は欠席として扱いますが、単位認定要件には影響しないよう配慮します。 |
成績評価の方法・基準 | 発表・報告の資料(60%)、および質疑応答(40%)などによって総合的に評価する。 |
テキスト | 岡田行正『アメリカ人事管理・人的資源管理史 (新版)』同文舘出版 2008年(税込¥3,520) ISBN:978-4495373320 松尾洋治・山﨑敦俊・岡田行正『マネジメントの理論と系譜』同文舘出版 2019年(税込¥2,090) ISBN:978-4495390273 |
参考文献 | 石嶋芳臣・岡田行正編『経営学の定点(増補改訂版)』同文舘出版 2018年 守屋貴司・中村艶子・橋場俊展編『価値創発(EVP)時代の人的資源管理:Industry4.0の新しい働き方・働かせ方』ミネルヴァ書房 2018年 経営戦略学会編『キーワードからみる 経営戦略ハンドブック』同文舘出版 2023年 経営学史学会編『経営学史事典【第2版】』文眞堂 2012年 労務理論学会編『経営労務事典』晃洋書房 2011年 その他、必要に応じて紹介する。 |
主な関連科目 | 経営学原理研究Ⅰおよび商学研究科開講の経営学各科目 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
大学院の講義ですので、基本的に質問等は、授業中に随時受け付けます。また、オフィスアワー(月曜日・5時限)を利用して、研究室に質問・相談に来てくれても構いません(ただし、会議や出張などで不在の場合もあるので、メール等での事前連絡が望ましい)。それ以外の日時でも、メール等で事前に問い合わせてもらえれば、時間調整して対応します。 【フィードバックの方法】 毎時限、各受講者の発表・報告内容についてフィードバックを行います。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
商学研究科M経営学専攻 | - | 2020~2022 | 1・2 | - | - | - | - | - |
商学研究科M経営学専攻 | - | 2023~2023 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
商学研究科M経営学専攻 | 12500 | 2024~2024 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |