授業コード | 90712000 | 単位数 | 4 |
科目名 | 社会システムシミュレーション特殊研究 | クラス | |
履修期 | 年間授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 井寄 幸平 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 社会システムのモデル化とシミュレーション |
学修の概要 | 社会システムが直面する様々な課題に対し、必要な情報と構造を抽出したモデルによって適切なシミュレーションをおこなうための知識と技術を身につける。 |
学修の到達目標 | 1.社会システムにおける課題解決のためのモデル化ができる。 2.適切なシミュレーションの実施によって課題解決へ向かうことができる。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス:社会システムとシミュレーション 社会システムにおけるシミュレーションの役割を理解する |
第2回 | 社会システムの構成要素(1)社会システムを構成する要素の抽出 社会システムの構成要素を知り、実際にシミュレーションに必要な要素を考える |
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第3回 | 社会システムの構成要素(2)社会システムにおける構成要素の相互作用 抽出した構成要素がどのような関係にあり、どのような相互作用を持つか理解する |
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第4回 | 社会システムの構成要素(3)社会システムにおける挙動の創発 社会システムにおいて構成要素の相互作用が生み出す挙動について理解する |
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第5回 | 社会システムのモデル化技法(1)自律行動(オンデマンド) 社会システムの構成要素の自律的行動を考え、モデル化を行う手法を理解する |
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第6回 | 社会システムのモデル化技法(2)相互作用と構成要素 社会システムの構成要素の相互作用を考え、モデル化を行う手法を理解する |
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第7回 | 社会システムのモデル化技法(3)全体の挙動とルール 社会システムの構成要素の相互作用が生み出す全体挙動を考え、ルールとともにモデル化する手法を理解する |
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第8回 | 社会システムのモデル化技法(4)実行条件と仮定 シミュレーションにあたっての実行条件と仮定を検討し決定する手法を理解する |
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第9回 | 社会システムのモデル化技法(5)モデルの構築と全体像 モデルの全体像を構築し、実施のための準備を整える手法を理解する |
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第10回 | 社会システムのシミュレーション手法(1)微分方程式と近似による計算手法 オイラー法、ルンゲクッタ法等の計算手法を理解する |
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第11回 | 社会システムのシミュレーション手法(2)ランダムウォークと行動方針 ランダムウォークによる構成要素のモデル化と行動方針の付与について理解する |
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第12回 | 社会システムのシミュレーション手法(3)マルチエージェントと要素のモデル化 マルチエージェント・シミュレーションにおける要素のモデル化について理解する |
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第13回 | 社会システムのシミュレーション手法(4)マルチエージェントと相互作用 マルチエージェント・シミュレーションにおいて適用される相互作用を理解する |
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第14回 | 社会システムのシミュレーション手法(5)現実社会のモデル化とシミュレーションモデル 現実社会をシミュレーションに落とし込むための手法を理解する |
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第15回 | 社会システムシミュレーションの実際と注意点 社会システムシミュレーションのあり方と実施にあたっての注意点を理解する |
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第16回 | 社会システムシミュレーションの応用例 社会システムシミュレーションがどのように応用されているかを理解する |
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第17回 | 社会システムの分析とモデル化(1)構成要素の抽出と取捨選択 自ら社会システムシミュレーションを構築するにあたり、構成要素の抽出を行う方法を修得する |
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第18回 | 社会システムの分析とモデル化(2)相互作用の検討と策定 自ら社会システムシミュレーションを構築するにあたり、相互作用の検討と策定を行う方法を修得する |
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第19回 | 社会システムの分析とモデル化(3)シミュレーション目的の設定と必要要素 自ら社会システムシミュレーションを構築するにあたり、シミュレーションの目的と必要要素を確定する方法を修得する |
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第20回 | 社会システムの分析とモデル化(4)シミュレーション要件の策定 自ら社会システムシミュレーションを構築するにあたり、シミュレーションが求める要件を決定する方法を修得する |
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第21回 | 社会システムの分析とモデル化(5)シミュレーション実施のための条件設定 自ら社会システムシミュレーションを構築するにあたり、シミュレーション実施の条件設定を確定する方法を修得する |
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第22回 | 社会システムシミュレーションの構築(1)基礎モデル検討 社会システムシミュレーションを構築するにあたり、基礎モデルの形式等について検討する方法を修得する |
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第23回 | 社会システムシミュレーションの構築(2)自律行動モデルの検討 社会システムシミュレーションを構築するにあたり、エージェントの自律行動モデルを検討する方法を修得する |
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第24回 | 社会システムシミュレーションの構築(3)構成要素と相互作用 社会システムシミュレーションを構築するにあたり、システムの構成要素と相互作用を検討する方法を修得する |
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第25回 | 社会システムシミュレーションの構築(4)全体モデルの策定と構築 社会システムシミュレーションを構築するにあたり、モデル全体の形式を検討し構築する方法を修得する |
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第26回 | 社会システムシミュレーションの構築(5)実施条件と仮定の設定 社会システムシミュレーションを構築するにあたり、実施条件と仮定を設定する方法を修得する |
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第27回 | 社会システムシミュレーションの実施と評価(1)基礎モデル実行と結果の検討 社会システムシミュレーションの基礎モデルを実行し、得られた結果をまとめて検討する方法を修得する |
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第28回 | 社会システムシミュレーションの実施と評価(2)応用モデル実行と結果の検討 社会システムシミュレーションの応用モデルを実行し、得られた結果をまとめて検討する方法を修得する |
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第29回 | 社会システムシミュレーションの実施と評価(3)結果のまとめと評価 ここまでで得られた結果データをまとめ、全体の評価を行う |
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第30回 | まとめ:現実社会とシミュレーション 現実社会とシミュレーションとの関係を振り返り、理解を確かなものにする |
授業外学習の課題 | 1.関連分野の文献調査と事前準備 2.興味を持ったテーマについてシミュレーションのモデル作成、実施 授業前後に予習・復習として各2時間の学習を目安とする。 |
履修上の注意事項 | 基礎的なプログラミング技法を習得していることが望ましい。 公認欠席時はMoodle等を用いたオンラインで対応する。 |
成績評価の方法・基準 | 講義課題への取り組み(50%)、およびレポート(50%)により評価する。 |
テキスト | なし |
参考文献 | 履修者の興味および能力に応じて適宜指示する。 |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
講義前後および講義中に対応する。 提出課題への講評はその都度行う。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
経済科学研究科D経済情報専攻 | - | 2022~2022 | 1・2・3 | - | - | - | - | - |
経済科学研究科D経済情報専攻 | - | 2023~2023 | 1・2・3 | ○ | ○ | ○ | - | - |
経済科学研究科D経済情報専攻 | 42600 | 2024~2024 | 1・2・3 | ○ | ○ | ○ | - | - |