授業コード | 90703817 | 単位数 | 4 |
科目名 | 研究指導 | クラス | 17 |
履修期 | 年間授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 劉 亜静 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 金融経済の理論研究と実証分析 Monertary Economics Practice and Theory |
学修の概要 | この講義は、「金融経済の理論研究と実証分析」と題され、金融経済学の理論と実証的な分析手法に焦点を当てます。学生は、金融市場の動きを理解し、経済理論を実世界のデータに適用する方法を学びます。このコースは、特に「金融経済分析」との同時履修が推奨され、理論と実践の橋渡しを図ることが目的です。 さらに、この講義では、修士論文の作成過程においても学生をサポートします。論文に関する発表や、研究のアイデア、分析方法、そして研究成果に関する指導を通じて、学生は自身の研究プロジェクトを深化させることができます。この講義を通じて、学生は金融経済学の高度な知識と分析スキルを身につけ、修士論文の質を高めるための必要な支援を受けることができます。 |
学修の到達目標 | 本講義「金融経済の理論研究と実証分析」の主な学習目標は、金融経済学の専門知識を基礎から習得し、この分野における理論と実証的な分析技術に精通することです。学生は、金融市場の構造、金融商品の評価、リスク管理の方法論など、金融経済学の核心を理解することを目指します。 また、この講義は、修士論文の作成に必要な基本的なスキルから、研究プロジェクトの計画、実施、論文執筆に至るまでの一連のプロセスを段階的に学ぶことを目標としています。学生は、研究のアイディアの生成から、適切な研究方法の選定、データ収集と分析、そして研究成果の効果的な伝達に至るまで、修士論文作成のための包括的な能力を養うことが期待されます。この講義を通じて、学生は金融経済学の理論と実践に関する深い理解を獲得し、自身の研究を高いレベルで展開するための基盤を築くことができるでしょう。 |
授業計画 | 第1回 | オリエンテーションと金融経済学の概要:授業の目的と概要、金融経済学の基本概念について把握する |
第2回 | 金融経済の実態の勉強①研究テーマの検討 | |
第3回 | 金融経済の実態の勉強②研究テーマの検討 | |
第4回 | 金融理論の基礎:資金循環及び資金過不足の調整 & 研究データの収集報告 | |
第5回 | 金融理論の基礎:利子と投資の関係 & 研究データの収集報告 | |
第6回 | 金融理論の基礎:金融商品のリスクとポートフォリオ制御 & 研究データの収集報告 | |
第7回 | 金融理論の基礎:債券市場・株式市場 & 研究手法報告・指導 | |
第8回 | 金融理論の基礎:新しい金融商品と価格計算 & 研究手法報告・指導 | |
第9回 | 金融理論の基礎:金融機関Ⅰ & 学生の研究進捗報告、フィードバックと議論 | |
第10回 | 金融理論の基礎:金融機関Ⅱ & 学生の研究進捗報告、フィードバックと議論 | |
第11回 | 金融理論の基礎:金融システムの安定とパーゼル自己資本比率規制 & 学生の研究進捗報告、フィードバックと議論 | |
第12回 | 金融理論の基礎:証券化とオフバランスシート & 学生の研究進捗報告、フィードバックと議論 | |
第13回 | 金融理論の基礎:金融政策と金融市場Ⅰ & 学生の研究進捗報告、フィードバックと議論 | |
第14回 | 金融理論の基礎:金融政策と金融市場Ⅱ & 学生の研究進捗報告、フィードバックと議論 | |
第15回 | 金融理論の基礎:金融危機とリスク管理 & 学生の研究進捗報告、フィードバックと議論 | |
第16回 | 金融理論の基礎:国際金融と為替レート & 学生の研究進捗報告、フィードバックと議論 | |
第17回 | 金融理論の基礎:家計の金融行動 & 学生の研究進捗報告、フィードバックと議論 | |
第18回 | 金融理論の基礎:企業の金融行動 & 学生の研究進捗報告、フィードバックと議論 | |
第19回 | 実証分析の基礎①金融データの分析手法 & 研究報告・指導 | |
第20回 | 実証分析の基礎②金融データの分析手法 & 研究報告・指導 | |
第21回 | 実証研究のケーススタディ:金融市場の実証研究事例、金融政策の影響分析について把握する | |
第22回 | 研究プロジェクトの計画① 研究テーマの選定と文献レビュー | |
第23回 | 研究プロジェクトの計画② 研究方法とデータ収集計画 | |
第24回 | 研究プロジェクトの中間報告①学生の研究進捗報告、フィードバックと議論 | |
第25回 | 研究プロジェクトの中間報告②学生の研究進捗報告、フィードバックと議論 | |
第26回 | 実証分析の応用①実証分析の高度な手法、ケーススタディの応用分析 | |
第27回 | 実証分析の応用②実証分析の高度な手法、ケーススタディの応用分析 | |
第28回 | 最終報告への準備① | |
第29回 | 最終報告への準備② | |
第30回 | 最終報告と総括:学生の研究成果発表、コースの振り返りと総括 |
授業外学習の課題 | 1. 文献レビュー: 少なくとも3本の学術論文を選び、目的、方法、結果、意義を要約して批評。 2. データ分析プロジェクト: 公開データセットを使用して、金融経済学の理論を検証する研究を計画・実施。研究問題、理論枠組み、データと方法、初期結果を含む。 3. セミナー発表準備: 研究テーマに基づくセミナー発表を準備。背景、目的、方法論、進捗を含むスライドとスピーチスクリプトを作成。 4. 経済ニュースの分析: 最近の経済ニュースを選び、金融経済学の理論を適用して分析。ニュースイベントの金融市場への影響を考察。 |
履修上の注意事項 | この大学院講義では、修士論文の作成を最終目標とし、金融経済学の知識を段階的に学ぶことが目指されています。ただし、単に教員からの指導を受けるだけでなく、学生自身が積極的に分析、学習、整理、研究活動に参加する姿勢が非常に重要です。自主的な取り組みを通じて、より深い理解と実践的なスキルを獲得することを期待しています。 ●公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよう配慮します。 ※単位認定要件または期末試験等の受験要件として、一定の出席回数を定める場合。 ●公認欠席時の資料は後日配付します。 ●小テストやプレゼンテーション時に公認欠席となる場合、追試または代替措置で対応します。 |
成績評価の方法・基準 | 発表(50%)+期末レポート(50%修士論文の準備として) |
テキスト | 特には指定しません |
参考文献 | 授業の内容に準じて指示する。 |
主な関連科目 | 金融経済研究、国際金融経済など関連科目の履修が望ましい。 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
基本的には授業中に対応するが、それ以外の時間では、事前に連絡すれば対応する。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
経済科学研究科M現代経済システム専攻(E群) | - | 2021~2021 | 1・2 | - | - | - | - | - |
経済科学研究科M現代経済システム専攻(E群) | - | 2022~2023 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | - | - |
経済科学研究科M現代経済システム専攻(E群) | 41500 | 2024~2024 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | - | - |