授業コード | 90347401 | 単位数 | 2 |
科目名 | 社会調査特論演習(質的調査法) | クラス | 01 |
履修期 | 年間授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 仁井田 典子 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 質的調査の実践方法の習得 |
学修の概要 | 本講義は、質的調査(主にインタビュー・参与観察)の考え方、データ取得の方法、データの分析方法について学び、自ら質的調査を実践することができる能力を習得することを目的とする。 |
学修の到達目標 | 質的調査を用いた論文などを題材として、質的調査の方法および質的データの分析方法の考え方を学ぶだけでなく、可能な範囲で履修者のみなさんが実際に質的調査の計画を立てて実施し、データ分析を行う。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション:質的調査の考え方 |
第2回 | 参与観察法の考え方 | |
第3回 | インタビュー法の考え方 | |
第4回 | 内容分析:新聞・雑誌記事などを用いて、内容分析とはどのようなものであるのかについて学ぶ | |
第5回 | ライフヒストリー:論文を題材として、ライフヒストリーとはどのようなものであるのかについて学ぶ | |
第6回 | 質的調査の計画を立てる①:研究計画書の作成方法を学ぶ、先行研究を探す | |
第7回 | 質的調査の計画を立てる②:対象を選択する方法を学ぶ、質問項目を検討する | |
第8回 | 質的調査の計画を発表する | |
第9回 | 質的調査とラポール:調査者と調査対象者の「非対称性」、質的調査の「客観性」について学ぶ | |
第10回 | フィールドノートの作成:フィールドノートの作成方法ついて説明する、実際に参与観察を実施してフィールドノートを作成する | |
第11回 | インタビューの実施方法:依頼状を作成する、インタビュー調査を行なう際の注意点について学ぶ | |
第12回 | インタビューデータの作成方法:インタビューデータの作成方法について学ぶ、実際に行ったインタビューデータのテープ起こしを行なう | |
第13回 | 質的調査のデータの整理:参与観察およびインタビューにより明らかになったこと・明らかにできなかったことを明確にする | |
第14回 | 質的調査を使ったレポートの作成方法:レポート作成の際の注意点について説明する | |
第15回 | 質的調査の結果をレポートにまとめて発表する |
授業外学習の課題 | 事前学修(2時間程度):毎回課題に取り組んでから、講義へ参加すること。 事後学修(2時間程度):授業資料を見直し、理解できてない点については、次回の授業で質問する準備をしておくこと。 |
履修上の注意事項 | 公認欠席は欠席としてカウントしませんが、出席にはなりません。 毎回課題に取り組んで講義で報告してもらいます。 |
成績評価の方法・基準 | 課題への取り組み(70%)、授業内でのディスカッションへの参加度(30%) |
テキスト | |
参考文献 | 桜井厚、2002『インタビューの社会学』せりか書房 前田拓也ほか編、2006『最強の社会調査入門――これから質的調査をはじめる人のために』ナカニシヤ出版 上野千鶴子、2018『情報生産者になる』ちくま新書 谷富夫ほか、2009『よくわかる質的社会調査 技法編』 ミネルヴァ書房 大谷信介ほか、2013『新・社会調査へのアプローチ』ミネルヴァ書房 小林多寿子編、2010『ライフストーリー・ガイドブックー―ひとがひとに会うために』嵯峨野書院 佐藤郁哉、1984『暴走族のエスノグラフィー』新曜社 |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問や相談については、授業後またはメールで対応します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人文科学研究科M社会学専攻 | 23500 | 2024~2024 | 1・2 | - | - | - | - | - |