授業コード 90343101 クラス 01
科目名 臨床心理学実験研究Ⅱ 単位数 1
担当者 志和 資朗 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 臨床心理学実験研究II
Research Method of Clinical Psychology II
授業の概要 履修者の研究目的に応じて個別に研究テーマを設定し、臨床心理学的実験ならびに調査研究ができるよう指導します。
修士論文執筆に必要な実証科学的な心理学研究法や心理学統計法について学びます。
関心のあるテーマについて先行研究をレビューした上で研究計画が立てられるようになることを目的とします。
年度末までに研究倫理審査請求をして受理されるよう、スモールステップ方式で指導を行います。
【実務経験内容:法務省少年鑑別所で鑑別技官として非行少年の鑑別業務等の非行臨床、市立総合病院精神科で心理療法士として心理療法等の病院臨床、大学でカウンセラーとして学生相談等の心理臨床】
学習の到達目標 「心理学研究 執筆と投稿の手引き」に準拠して執筆できるようになること。
研究倫理を理解して研究計画を立られるようになること。
研究倫理審査申請書を提出し、受理されること。
授業計画 第1回 臨床心理学実験研究IIの概要と今後の方針
研究倫理審査に向けて
第2回 研究計画の概要発表と討議(レジュメ提出)
第3回 研究計画の詳細発表と討議(レジュメ提出)
第4回 研究計画の策定
研究の目的
第5回 研究計画の策定
研究の背景と実施の意義・必要性
第6回 研究計画の策定
収集する試料・情報
研究期間
第7回 研究計画の策定
研究対象者の選定方針
選択基準と除外基準
第8回 研究計画の策定
研究の科学的合理性の根拠
第9回 研究計画の策定
インフォームド・コンセント
研究対象者に同意を得る方法
第10回 研究計画の策定
個人情報等の取扱い
第11回 研究計画の策定
研究対象者への配慮
予測される研究対象者への危険や不利益
危険や不利益を最小化する対策
第12回 研究計画の策定
情報の保管及び廃棄の方法
保管方法と廃棄方法
第13回 研究計画の策定
研究に関する情報公開の方法
研究対象者等及びその関係者からの相談等への対応
第14回 研究倫理審査申請
申請書の作成
第15回 研究倫理審査申請
申請書の提出
授業外学習の課題 「授業計画」に基づいて、研究計画の策定(研究倫理審査請求の書類作成)を行ってください。
年度末までに研究倫理審査請求をして受理されるようスモールステップ方式で指導を行います。各項目について指定された日までに提出してください。

授業時間外での学修時間の目安は、課題の遂行を含め、事前学修(1時間程度)、事後学修(1時間程度)
履修上の注意事項 基本的に対面で授業を行います。ただし、対面で授業が行えない場合はオンラインで授業を行います(ブレンド型授業)。その場合はMoodle上の指示に従ってください。
やむを得ず欠席する場合は、事前に必ず連絡をください(事後でも必ず連絡をしてください)。

公認欠席制度の配慮内容は以下のとおりです
・公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件には影響しないように配慮します。
・公認欠席時の資料は別途配付します。課題が出た場合は別途指示します。
・プレゼンテーション時に公認欠席となる場合、個別に対応します。

研究計画立案や研究倫理審査申請などに必要な資料や課題は期限内に指定どおり提出してください。
レジュメ等は、心理学研究「執筆・投稿の手びき(2022年版)」に準拠して作成してください。
成績評価の方法・基準 【期末試験】無
日頃の授業への取り組み方(30%)、課題の遂行(40%)、提出物(30%)により評価します。
テキスト 適宜必要な資料の紹介あるいは資料を配付します。
参考文献 アメリカ心理学会 前田樹海 (2011). APA論文作成マニュアル 第2版 医学書院
心理学研究「執筆・投稿の手びき(2022年版)」https://psych.or.jp/manual/
主な関連科目 「心理学研究法特論」「心理統計法特論」
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業中に質問・相談を受けつけます。
またメールやE-Learningシステム(Shudo Moodle)でも随時対応しフィードバックします。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文科学研究科M心理学専攻 2021~2024 1・2 - - - - -