授業コード | 90340600 | 単位数 | 2 |
科目名 | 家族心理学特論(家族関係・集団・地域社会における心理支援に関 | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 内野 悌司 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 家族心理学特論(家族関係・集団・地域社会における心理支援に関する理論と実践) |
学修の概要 | 家族療法の歴史、理論、技法、進め方、及び臨床心理的地域援助(コミュニティアプローチ)の歴史、理念と目標、地域社会や集団・組織に働きかける方法論、背景理論等に関する講義を行う。そして、家族療法に関する事例論文や臨床心理的地域援助に関する論文を読み、家族療法の実際やさまざまなコミュニティアプローチについて学び、それぞれの理念、鍵概念についての理解を深める。 【実務経験内容:精神科病院、大学の相談機関、大学病院、保健所等において、心理面接、コンサルテーション、心理検査、心理教育等をおこなっていた。】 |
学修の到達目標 | 家族関係等の集団の関係性に焦点を当てた理解と心理支援の方法等を身につけることができるようになる。地域社会や集団・組織に働きかける理念や鍵概念、方法論についての理解と技法等を身につけることができるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | 家族療法の歴史 |
第2回 | 家族療法の理論 | |
第3回 | 家族療法の技法 | |
第4回 | 家族療法の進め方 | |
第5回 | 事例論文の検討(1)文脈療法 | |
第6回 | 事例論文の検討(2)ナラティブ・アプローチ1 | |
第7回 | 事例論文の検討(3)ソリューション・フォーカスト・アプローチ | |
第8回 | 事例論文の検討(4)システムズ・アプローチ | |
第9回 | 事例論文の検討(5)地域精神医療の事例 | |
第10回 | 事例論文の検討(6)ナラティブ・アプローチ2 | |
第11回 | コミュニティ心理学とは何か | |
第12回 | 「危機介入とコンサルテーション」に関するコミュニティアプローチ | |
第13回 | 「ソーシャルサポートとセルフヘルプ」に関するコミュニティアプローチ | |
第14回 | 「エンパワメント」に関するコミュニティアプローチ | |
第15回 | 理論と実践の協働 |
授業外学習の課題 | ・事前学修(2時間程度):毎講義の前に資料を各自読んでおき、内容の理解に努め、疑問に思ったこと、質問したいことを考えておくこと。 ・事後学修(2時間程度):講義中にわからなかった用語や内容を調べるとともに、学んだことをまとめておくこと。課題レポートがある場合、まとめる過程において、講義で得た知識の確認と定着を図ること。 ・事前学修および事後学修、課題レポートの作成に全体で60時間程度を要する。 |
履修上の注意事項 | ・心理学専攻臨床心理学領域の学生に限られます。 ・資料の配布や課題の提出等にはMoodleを使用します。 ・公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件には影響しないよう配慮します。 |
成績評価の方法・基準 | グループディスカッション(40%)、家族関係等の集団の関係性に焦点を当てた理解と心理支援の方法についての習熟度(30%)、地域社会や集団・組織に働きかける理念や鍵概念、方法論についての理解と技法についての習熟度(30%)。 |
テキスト | 使用しない。適宜資料は配布します。 |
参考文献 | 亀口憲治(編著)「家族療法」ミネルヴァ書房 植村勝彦(編)「コミュニティ心理学入門」ナカニシヤ出版 |
主な関連科目 | 臨床心理学特論Ⅰ・Ⅱ、心の健康教育に関する理論と実践、臨床心理実習Ⅰ(心理実践実習Ⅴ)、臨床心理実習Ⅱ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
必要な質問や相談は随時受け付けます。事前にアポイントを取ってください。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人文科学研究科M心理学専攻 | - | 2021~2024 | 1・2 | - | - | - | - | - |