授業コード 90339700 単位数 2
科目名 応用言語学研究演習Ⅴ クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 石塚 浩之 配当年次 *下表参考

授業の題目 認知心理学と通訳翻訳 Cognitive psychology and translation
学修の概要 この科目では、通訳翻訳データを実際に分析し、各自で研究を進めるための視点を探り、分析力を育成することを目的とする。そのため、通訳翻訳を認知的側面からとらえるため、先行研究を踏まえたうえで、実際のデータを観察し、通訳翻訳の情報の処理単位について考える。また、心的表示の諸形態と言語表示のありかたについて議論し、オンラインの発話理解の観点から同時通訳データを分析し、認知心理学的視点から談話処理の仕組み、そして言語と思考の関係について考察する。
学修の到達目標 認知心理学的視点から通訳翻訳のデータ分析を実践する。
授業計画 第1回 通訳分析の方法・目的・意義
第2回 認知的アプローチ
第3回 [分析と議論] 通訳の処理単位
第4回 心的表示と言語表現
第5回 脱言語化
第6回 [分析と議論] 命題とイメージ
第7回 記憶の仕組みと発話理解
第8回 努力モデル
第9回 [分析と議論] 情報ユニット
第10回 構造化された情報
第11回 情報の構造化
第12回 [分析と議論] 概念の漸進的構築
第13回 思考と言語の区別
第14回 言語体系と概念体系
第15回 [分析と議論] 概念の流動性
授業外学習の課題 指定文献の読解、データ分析、発表準備。
最低2時間は必要。授業では、ほぼ毎回、課題を課す。
履修上の注意事項 授業は学生の分析を主体に進める。
報告担当者は授業内で研究の進展を報告することが求められる。
授業は報告担当者の研究成果に関する議論を中心に進める。
成績評価の方法・基準 授業への取り組み(40%)と課題・レポート(60%)により評価する。
テキスト プリントを配布する予定。
参考文献 Pochhacker, F. and Shlesinger, M. (eds.) 2002.The Interpreting Studies Reader. London: Routledge.
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
基本的に授業時に対応する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文科学研究科M英文学専攻 2018~2020 1・2 - - - - -
人文科学研究科M英文学専攻 2021~2023 1・2 -
人文科学研究科M英文学専攻 22500 2024~2024 1・2 -