授業コード 90322300 クラス
科目名 社会意識論演習Ⅱ 単位数 2
担当者 狩谷 あゆみ 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 社会意識の形成と変容について:応用と実践
授業の概要 社会意識とは「ある社会集団の成員に共有されている意識(心性)」として定義される。すなわち、社会意識は、階級・階層・世代・民族・職業・性別などの客観的な存在諸条件に規定されて形成されるとともに、成員ごとに主観的な諸過程において経験される。この授業では、「メディアと犯罪」「家族と犯罪」「少年犯罪」「高齢化社会と犯罪」「貧困と犯罪」「ジェンダー/セクシュアリティと犯罪」などの事例を用い、特に犯罪をめぐる社会意識の変容について考察していく。なお、具体的な授業内容については、履修者の研究テーマや関心に合わせて変更する可能性がある。
学習の到達目標 社会意識論に関する理論的枠組みや概念を身につけることができる。様々な事例を用いて、社会意識の形成と変容について分析する力を身につけることができる。
授業計画 第1回 講義の概要、履修上の注意点など説明
第2回 「犯罪をめぐる社会意識」に関するドキュメンタリーを使用したディスカッション
第3回 メディアと犯罪に関する研究報告およびディスカッション 先行研究の検討
第4回 家族と犯罪に関する研究報告およびディスカッション 先行研究の検討
第5回 少年犯罪に関する研究報告およびディスカッション 先行研究の検討
第6回 犯罪とジェンダーをめぐる社会意識(オンデマンド)
第7回 貧困と犯罪に関する研究報告およびディスカッション 先行研究の検討
第8回 ジェンダー/セクシュアリティと犯罪に関する研究報告およびディスカッション レポート作成に向けた課題
第9回 メディアと犯罪に関する研究報告およびディスカッション レポート作成に向けた課題
第10回 家族と犯罪に関する研究報告およびディスカッション レポート作成に向けた課題
第11回 少年犯罪に関する研究報告およびディスカッション レポート作成に向けた課題
第12回 高齢化社会と犯罪に関する研究報告およびディスカッション レポート作成に向けた課題
第13回 貧困と犯罪に関する研究報告およびディスカッション レポート作成に向けた課題
第14回 ジェンダー/セクシュアリティと犯罪に関する研究報告およびディスカッション レポート作成に向けた課題
第15回 犯罪をめぐる社会意識についてのまとめ(オンデマンド)
授業外学習の課題 事前学修(2時間程度):報告担当者はレジュメを作成し、報告の準備をしておくこと。報告担当者以外は具体的な事例を考えておくこと。日頃から研究テーマに関する文献や資料を収集しておくこと。
事後学修(2時間程度):報告担当者は、授業内に受けたコメントや意見について考え、レジュメやレポートを加筆修正しておくこと。報告担当者以外も、授業内でディスカッションした内容について復習しておくこと。講義中にわからなかった用語については次回までに各自で調べること。
履修上の注意事項 ブレンド型授業を実施する。Moodleを使用する。公認欠席時の資料は後日配布する。研究報告が公認欠席となる場合は代替措置で対応する。「社会意識論演習Ⅰ・Ⅱ」は木曜2限、3限に連続して開講予定のため、シラバスの内容は一部重複している。両方履修することが望ましいがどちらか一方でも構わない。なお、授業内容およびスケジュールについては、履修者と相談し、変更する場合がある。
成績評価の方法・基準 授業への取り組み(80%)、小レポート(20%)によって総合的に判断する。
テキスト 未定(開講までに履修者と相談の上決定する)
参考文献 朝田佳尚,2019『監視カメラと閉鎖する共同体 : 敵対性と排除の社会学』慶應義塾大学出版会
深町晋也,2021『家族と刑法 家庭は犯罪の温床か?』有斐閣
塚原久美,2022,『日本の中絶』筑摩書房
主な関連科目 社会意識論Ⅰ・Ⅱ、社会意識論演習Ⅰ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了後に質問や相談に応じる。課題に対するフィードバックは授業内あるいは授業後に随時対応する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文科学研究科M社会学専攻 2023~2023 1・2
人文科学研究科M社会学専攻 23500 2024~2024 1・2