授業コード 90310200 単位数 2
科目名 現代社会論Ⅰ クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 中根 光敏 配当年次 *下表参考

授業の題目 現代社会の構造変動と価値変容Ⅰ
学修の概要  新世紀を迎えても、私たちが生きている現代社会は、20世紀の混沌とした状況から脱しきれずにいる。「モデルなき社会」「蔓延する終末観」「モラルパニック」等々……。本講義では、現代社会が直面している諸問題を解読するための社会学理論の枠組に関して考察する。今年度は、主としてDavid Graeberの現代社会論を中核として、現代社会の構造変動と価値変容に関して、考察する。
学修の到達目標  現代社会の構造変動と価値変容を捉えるための社会学理論を理解する
授業計画 第1回 01.講義のオリエンテーション
講義の進め方を理解する
第2回 02.モラル混乱
モラルパニックを理解する
第3回 03.物々交換の神話(オンデマンド)
市場経済と自然経済を理解する
第4回 04.原初的負債
原初的負債に関して理解する
第5回 05.残酷さと購い
現代社会における残酷さと購いを理解する
第6回 06.コミュニズム
コミュニズムを知る
第7回 07.ヒエラルキー
ヒエラルキーを理解する
第8回 08.生と死
生と死の社会学を理解する
第9回 09.名誉と不名誉(オンデマンド)
現代社会における名誉と不名誉に関して理解する
第10回 10.信用 対 地金
現代社会における信用と地金について知る
第11回 11.利潤の追求
現代社会における利潤を知る
第12回 12.枢軸時代
枢軸時代を知る
第13回 13.中世
中世を現代社会から理解する
第14回 14.大資本主義帝国の時代
大資本主義帝国を現代社会から理解する
第15回 15.生への負債
現代社会における「生への負債」を理解する。
授業外学習の課題   2時間程度の事前学習:指定された課題を読んで臨むこと
2時間程度の事後学修:指定された課題への取組
講義には、毎回指定された課題に関して、文献を読み、レポートを作成して臨むこと。
履修上の注意事項 ブレンド型授業を実施します。


使用するソフトは、PowerPointですが、教材を視聴するためにPowerPointの最新バージョンを情報センターの指示に従って入手し、パソコンにインストールしておく必要があります。スマートフォンでは教材を視聴できません。詳細は教学センターへ問い合わせなさい。

公認欠席は出席にはならない。一定の出席を満たなければ単位修得はできない。公認欠席時の資料は後日配布する。
成績評価の方法・基準 講義におけるレポート報告(70パーセント)とディスカッションへの参加度(30パーセント)によって評価を行う。
テキスト 適宜指示する。
参考文献 デヴィッド・グレーバー『負債論』以文社
Z.Bauman『リキッド・モダニティ』大月書店
Z.Bauman『リキッド・ライフ』大月書店
Z.Bauman『新しい貧困』青土社
関連文献を適宜指示する。
主な関連科目 現代社会論Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義時間中に適宜対応する。
添付ファイル 大学院ルーブリック.pdf 説明

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文科学研究科M社会学専攻 2023~2023 1・2 - -
人文科学研究科M社会学専攻 23500 2024~2024 1・2 - -